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#生きている(2020)


【原題】살아있다

【監督】チョ・イルヒョン

【出演】ユ・アイン、パク・シネほか

【あらすじ】

原因不明の症状の人たちが攻撃を始めて統制不可能になるなか、データ、Wi-fi、メッセンジャー、電話の全てを切断されたまま一人でマンションに孤立したと思っていたジュヌ(ユ・アイン)の絶望が極に達した時、別の生存者であるユビン(パク・シネ)が現れる。他の誰かが生きているという事実だけでも希望を持てるようになった二人は、それぞれのやり方で危機に立ち向かおうとする。







 
【感想】

『結論:主役のマネするとモブは消える』

 




どーもどーも月見バーガーに1時間半並び2度とマックには行かないと誓いましたラーチャえだまめと申します。大丈夫ですよたとえマクドが食えなくても、そう私は“生きていける”………そんな話とはあまりにもスケールの違いすぎる本日ご紹介したい映画はコチラ



ぼぉーくたちみんなぁーーーー生きてーいるーーーー!!生きーーーーているからワキ臭いぃーーー!!!でお馴染みもはや巣篭もり生活の必需品我らがNetflixが巣篭もり応援フェアと題し「これでも観て籠城してろ!!」とでも言いたいのかとっておきの“巣篭もりせざるを得ない”映画を爆誕させてしまいましたー??【生きている】!!!いやーネトフリのネーミングの無さは相変わらずでございます近年キムチの味を締め始めたゾンビがもはや珍しくもなくなりそうな韓国発のゾンビ映画、ということでどんどんハリウッドと大差ない作品を生み出し続けている横顔新幹線やないかーい「新感染」で気合の入りまくったゾンビを披露してくれたカンナムスタイルにこれは面白そうだなーと思い鑑賞させて頂きました。



集合団地に住む金髪ゴマ団子改め引きこもりのゲーヲタ“ジュヌ”。どうやら学校も行かずに部屋で神々しく光る自作PCでひたすらオンラインゲームに入り浸っているご様子……家族はそんな彼を置いて旅行にでも出かけてしまっているのでしょうか??リビングに置いてある茶封筒にはお金と“これで何か買ってきて”の置き手紙が……うわぁぁっぁぁぁぁっぁリアルだあああああああああああsjxlxm…!!!!



チャットでプレイヤーの一人が「ニュースを見ろ」と突然意味深な発言。TVをつけると緊急速報の画面が。なんだか外が騒がしい。悲鳴?慌てて窓から団地の外を見るとそこには普段“人狩り行こうぜ!”に勤しむゲーマーも絶句する“信じられない”光景が広がっていた……!?



突然のゾンビ包囲網で「引きこもり生活」を余儀なくされた青年の体験する身も凍るワンシチュエーション・ゾンビMOVIE。以前冷めきった夫婦がゾンビに囲まれながら夫婦水入らずの引きこもり生活を送った結果奇跡的に愛が再燃するという「ゾンビの中心で愛を叫ぶ」とかいうアホみたいなホンマな映画を見たことがあるのですが本作もそれに近い感じでしたね。元々アメリカ作家の原作シナリオを脚色した映画らしく序盤の逃げ惑う群衆、団地の中に突っ込んでくる消防車などかなりデーハーなハリウッドを意識した作りになっております。



ゾンビ映画としては“立てこもり系”はさして物珍しくもないように思えますが、でも考えてみてください仮にもコロナがゾンビ化するなんて考えたくはありませんが実生活でゾンビパニックが起きたとしたら?その時自分ならどこにいるって、そりゃ個人的には圧倒的に“社内”か“自宅”だと思うのですよ。いや“リアル”に考えてね。社内ならまだいい方ですよ、いやららぽーととかならもうオセロでいう角をとったようなものよ!!“自宅”ですよ?もし一人暮らしなら?家族が仕事で外出していたら??家にダレもいなかったら……ジョコビッチ……間違えました“ヒトリボッチ”の可能性も充分ありえる話なわけで??



食べ物は?日頃の防災対策が整っていなければもって数日でしょう。武器は??セーラー服はあっても機関銃なんてありませんからねぇー!?“安心できる”という意味ではある意味ピカイチかもしれないけども立てこもるには向かない、そんな緊迫した“リアルな状況”を描くにはゾンビ✕自宅というのはある意味最恐のシチュエーションかもしれません。



そしていつも引きこもっているのにいざ“外に出られない”となると途端に息苦しくなる「絶望感」。あんなに楽しかった引きこもり生活が突如終わりを迎え、若干食料が尽きた後も代わり映えしない顔色が気になりますが外出中の家族の安否も不明、さっきまで「ココWi-Fi飛んでんな」も微弱電波に早変わりでネットの通信も不可、普段一緒に遊んでいるネットの友人達はこんな惨事には頼りになるはずもなく「孤独」との戦いも強いられる。ガス水道も止まりまさに心身ともに“どんずまり”状態に陥り次第に狂っていくジュヌ。



しかし実はこの団地にはジュヌのほかにも“生存者”がいることが判明するんですね。しかも同い年くらいの若いオナゴです!!これには思わず緩んだ顔が治らな……しかし安心したのも束の間、そのオナゴはちょうど中央の広場の先にある向かいの建物にいたんですねー。そこまで行くにはゾンビの大群を相手にしなければ突破出来そうもない。そこでジュヌは長らく密かに経験値を貯めこんでいたある「能力」を披露する!?今時の若者にとってもよりお手軽感が増したドローン!!いやーついにゾンビ映画でもメジャーデビューですか?ほかにもイヤホンケーブルをアンテナ代わりに使うでんじろう先生も感心の現代ツールを使いこなす若者ならではな作戦で生き残ろうとする所がポイントなんですねー。



























ジャージャー麺にラーメン入れるってどゆこと?










血だらけのゾンビは”21世紀タイプ”の「新感染」でも見せたハリウッドに負けず劣らずの気合の入りまくったゾンビにまたしても恐怖してしまいましたね。「主人公はどんなに鈍臭くても絶対噛まれない」の無敵法則が成立してしまっている点は少し残念でしたが、迫りくるゾンビの迫力は折り紙付きで「わかっていても」ハラハラドキドキして楽しめます。



ハッシュタグ「#生き残らねば」が最終的に「#生きている」のタイトルに変換される演出も良かったですねー。災害時にSNSでメッセージを送り続ける大切さも描かれていると思いました。偶然だとは思いますが「どんな時も希望を捨てるな」という普遍的テーマが、今のご時世だからこそより響くような、そんなゾンビ映画でございます……。








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