レプリコーン リターンズ(2018)
- ラーチャえだまめ
- 2021年2月25日
- 読了時間: 5分

【原題】Leprechaun Returns
【監督】アンドリーズ・スミット
【出演】リンデン・ポルコ テイラー・スプライトラー マーク・ホルトンほか
【あらすじ】
かつて邪悪な妖精・レプリコーンが葬られた井戸。それから25年後、同じ土地にある建物を大学生たちが使えるように改修を始めた。だがそれをきっかけに死んだはずのレプリコーンが復活。大学生たちはレプリコーンの魔の手によって恐怖の底へと突き落とされる。
【感想】

『結論:クロックスは靴じゃない』
どーもどーも最近のマイブームは節分で余った豆を酒のつまみにすることですラーチャえだまめです。早速ではありますが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました

待たせたなッ!!!!!
……いえ心待ちにするどころかただの迷惑でしかないそれでもごくごく一部分のコーンフレークいやいや紳士服の変態妖精さんこと“ちっさいオッサン”ファンの皆さま大変おまんたせ致しましたで【レプリコーン リターンズ】!!!いやー去年5月になんの因果か日本ではメジャーとは言い難い影に埋もれしホラー映画のシリーズイッキ見を決行し私の中でもちょっとしたムーブメントを起こさせてくれた我らが「コーンフレークちゅうがなレプリコーンやないかい」がなななんと4作目のあとに1作目のリヴート版とシュワちゃんとブギーマンに感化されてしまったのか2作目以降の作品を全面撤回した“1作目の正統続編”の新作が作られていたというのです!?
こーれーは観ようか迷いどころだな〜、でもまいっか。と長らく観る気がなかったのですが先日どうしても観るものがなかったのでついに再生ボタンをポチリさせて頂きました。あゴメン全然待ってないわブハハハハハハハハ!!!

レプリコーンと言えば?以前もお伝え致しました緑のハットがトレードマークで度を超えたイタズラが趣味の600年も生きているのに毎度毎度大切なコインをどこかに落として回収する羽目になる全く理解力のない、しかしその歴史は古臭く「小人の靴屋」というグリム童話出演に端を発し関連グッズやコーンフレークの商品化もされたアイルランドでは長年親しまれている、つまりは列記とした

汚いオッサンです
そんな彼が1作目で井戸に封印されたまま消息を経っていたわけでありますが貞子との賃貸契約が切れてしまったのか1作目から実に25年ぶりに人間界で復活を果たす!!…いやー随分干されちゃいましたねー、まぁそのまま芸能界引退する人よりはまだいいですが
……ホントなんもねぇなんもねぇよここおおおおおおおー!!!!!なアメリカのとある田舎町へやってきたガラケー通り越してスマホ世代の一人の少女。“デビルズ・レイク”なる目的地まであと一歩のところでバスから降ろされ、そこからウーバーだかリフトだか知りませんが個人タクシーを呼ぶことに……







てお前かい
オジーですよオジー!!!いやー2本も3本も頭のネジがぶっ飛んだペンキ野郎が25年の時を経て同俳優をぶら下げ降臨でございます。相変わらずの近寄りづらい“やばいオーラ”は消え去ってはおらず“オジータクシー”ならまだロバートマッコールタクシーの方が安心できるかもしれないとかそんなことなど考える余裕もない少女は渋々彼の車に……
しかしここでのオジーとの会話である事実が判明してしまうわけなんですねー。この少女というのが記念すべき主演作を後世に知られたくなかったのか?配信パッケージで何故か顔を3D処理したジェニファー・アニストン演じたトリの娘、だったんですねー。それを知ったオジーはビックリ。「へぇ〜どうりで面影あると思ったんだ!で彼女は今どこに?」なんて興奮気味に尋ねると“母親はレプリコーンとの死闘の末精神を崩壊しその後ガンで亡くなった”とあまりにも悲しい知らせを受けてしまう。涙ぐむオジー。と娘に生前のトリの記憶を蘇らせながら口を開いたのだった。「彼女は本当に良い人だった…」


……まぁそのあと前作の主戦場だったかつての“空き家”を訪れ、そこで待っていた大学の環境美化委員チックな若者集団と空き家の修繕工事を共にする羽目になり、時を同じく前作で失ったコインをまたしても収集すべく復活したレプリコーンと親子2代に渡りまたもや熾烈な戦いを繰り広げる…。なんだか声のキーが若干高いなーと思ったらこれまでシリーズ4作でレプリコーンを演じていた「スターウォーズ」のイウォーク役や「ウィロー」をはじめ「ハリポタ」のフリットウィック先生などでもお馴染みワーウィック・デイヴィスではなく違う俳優さんだったからなんですねぇ。いや素顔なんて微塵もわからん程の悪魔的特殊メイクで顔は同じなんですけどね、お得意の「ウヒヒィ〜♫」な笑い声こそ違和感アリストテレスですが、それ以外はわりと忠実に口調など前任を意識されていたのか再現できているなーと思いました

撮影には応じます
「レプリコーン」と言えばコメディタッチな作風でもお馴染み、本作でもレプリコーンパイセンの軽快な“悪ふざけ”が爆発しお茶の間に笑いを届ける姿勢を崩しておりません。25年も眠ったまま考えたのか「ウォークマンで写真を?」なんていう時差ボケまで披露したりドローンの上にまたがって楽しそうに空を飛んで木の枝に顔面ごとぶっ刺さったり、今宵も実に楽しそうに若者たちを“惨殺”していく悪魔っぷり。シリーズ随一のグロさでしょうか?若者たちの結構なドイヒーな死に様には思わず目を背けたくなるかもしれません(中身もドイヒーなのでそこは中和されます)なんでソーラーパネルが上から落っこちてカラダが真っ二つになるんだよ!!とツッコミどころは置いといて___よりブラックコメディ色が強まったかもしれない、マジモンのグロテスクファンも楽しめる作品かもしれません

撮影には応じます
四つ葉のクローバーに鉄(あと靴を見ると無性に磨かずにはいられない衝動)といった弱点の多いレプリコーンですが最後はイジメかよってくらいボコボコにされちゃいます。容赦ないです悲しすぎます……まぁそれでも“基本的に不死身”な所がシリーズ化にはもってこいなのでしょう。数十年経っても未だ妖精界を代表する(?)オッサンのこれからの活躍を当ブログはこれからも勝手に応援させていただく……かもしれません。
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