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リトル・モンスターズ(2019)


【原題】Little Monsters

【監督】エイブ・フォーサイス

【出演】ルピタ・ニョンゴ ジョシュ・ギャッド アレクサンダー・イングランドほか

【あらすじ】

恋人に裏切られて姉の家に転がり込んださえないミュージシャンのデヴィッドは、おいが通う幼稚園の先生キャロライン(ルピタ・ニョンゴ)を好きになり、彼女に近づくために遠足に同行する。動物園には子供たちに人気のテレビ番組司会者テディ・マクギル(ジョシュ・ギャッド)がいた。子供たちが大喜びする中、大量発生したゾンビが一行に迫っていた。(Yahoo!映画より)





 
【感想】

『みんなみんな生きているんだ友達なぁ〜んだぁ〜?』

 







どーもどーもラーチャえだまめです。みたいけぇ〜ん……















ゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオンビ!!!!!






未体験ゾーンで毎年必ず1本は入ってくるであろう「ゾンビ枠」。昨年はレッドブルと間違えて飲んだエナジードリンクが原因で社畜がゾンビ化するという現代社会の働き方改革に警鐘を鳴らす“社会派枠”とも言える映画を選出してくれた訳でありますがそして令和に入り未体験が次にメスを入れたのが、そう“教育問題”であります!!ゾンビは教育者並びに明日の未来を担うキッズ達に何をもたらすのか



















いやもたらさないのかもしれない







否!?それでも「ブラックパンサー」「スターウォーズ」「アス」と超大作に立て続けに引っ張りだこの売れっ子女優ルピタ・ニョンゴがサンサンと輝く太陽かひまわりの如く真っ黄色な衣装を身にまといNHKの“うたのお姉さん”ばりにウクレレ片手にキッズたちと一緒に歌う万国共通のプチョヘンザ児童曲「手をたたこ」の美しい歌声を拝見出来るだけでも見る価値はモハメドアリかもしれない??「サウンド・オブ・ミュージック」×「ゾンビ」の新たな掛け合わせが現実になってしまいましたグリーンじゃない【リトル・モンスターズ】!!「ゾンビとキッズ、果たしてどちらが“モンスター”なのか_?」という永遠の裏テーマがあるとかないとk…



いやーこれまたヒジョーに面白い映画を拝見させて頂きました。クソほどグロいゾンビの前で子役たちに演技させる時点で教育もクソもないかもしれませんが“キッズ×ゾンビ”、コレ自体は正直なところ以前にもイライジャ・ウッドがゾンビ化したキッズたちにイライラしながら悪戦苦闘する「ゾンビスクール」がありますがアチラが日常生活で世話ばかり焼かす“愛くるしいモンスター”達への不満を爆発させた保護者たちのストレス発散映画だったのに対し、今作はゾンビ出現という“危機的状況”の中でもマイペースなキッズたちにある意味“助けられる大人たち”という、キッズたちのたくましさ並びにアグレッシブな姿にちょっぴりオトナが元気を貰えちゃって涙ぐむかもしれない、そんな映画なんですねー。



OPから入る劇場を間違えたかと思ってしまうルピタ・ニョンゴの出る気配すらない全ッ然カンケー無さそうな口喧嘩のシーンが延々と続く“自称バンドマン”の主人公のなかなか過ぎるクソっぷりが早くも面白い本作。9年連れ添う彼女と子供の件で意見が食い違い別れ話まで発展した主人公がある日居候先の姉貴の一人息子を保育園に送ったらそこで出会った美しいルピタ・ニョンゴ演じる保育園の先生に一目惚れしてしまい急接近しようと保護者として参加した遠足先で唐突な「ゾンビ大量出現」に見舞われてしまうという、ちなみに何故唐突にゾンビが出てくるなんてのは「他の映画を見ろ!!」とでも言いたいのか全く説明されませんのであしからず。



軍は一体何をしてたんだか圧倒的に“ゾンビ危機回避能力がない”国アメリカでまたしても市民たちは“立てこもり”という持久戦を強いられることになります。しかも思いっきりキッズたちを巻き込んで。でとりあえずオトナ代表たちはどーしたかと言えば、キッズたちには内蔵をぶち撒けながらノソノソやってくる古典的ロメロスタイルでも「“ゾンビ”ってなーにぃ?」状態ですのでゾンビの襲撃から逃げる時には「追いかけっこゲーム!イエイイエイイエイ(≧∇≦)/」などと超ソフトな説明の仕方でなんとか一緒に逃げたり、“立て篭もり”ではなく“お泊まり会”という、やんわり説明することでキッズたちの不安をなるべく回避しようと悪戦苦闘する主人公たちがコミカルで面白い。「ゾンビなど関係ないさあ早くゴルフをさせろ」と中には無理難題を押し付けてくるワガママなガk、キッズもいるようですが「アス」でも見せた“ブチ切れる(アタマイカれる)と怖い女優”として名高いルピタ・ニョンゴ先生はその怒りの矛先をキッズたちではなくゾンビに向ける、起点の効いた対策が功を奏したのかたったひとりでゾンビの群れに血糊を浴びながら突撃しまくる「ブラックパンサー」でも見せた“有志”を今作でも拝むことが出来るんですねー。というより主人公が“全くの無能”……ゾンビが出現しても戦闘能力は変わらない、しかし性格だけは180度ド回転してしまうのでそこはご安心を。



そしてキッズたちにとってそんな“カンケーない”からこそ、時にキッズたちが大人たちにも真似出来ないパワフルさを発揮し大人たちが救われる一面もあったりして、非常に頼もしくもあり微笑ましい場面も出てくるのですよ。



最近絵本を書いて子供たちに読み聞かせ活動をしている“リアル先生”っぷりが話題のルピタ・ニョンゴが役柄を超えてんじゃねえかってくらいイキイキとした先生の演技だけでも見ものですがなんと言っても注目なのは実写版「美女と野獣」のル・フウ役や「アナ雪」のオラフの声などすっかりネズミー公式俳優と化したジョシュ・ギャッドがキッズたちに向かって「フ◯ックフ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ーーーーック!!!」と叫びまくるクソ野郎を熱演しているところでしょうか。その他序盤からけっこうドイヒーなセリフがバンバン出てくるのでそういうのが苦手な人にはあまり笑えないかもしれません。ただ明らかゾンビ映画を見る人ならその辺の耐久を十分備わっているとは思いますが(笑)既存のゾンビ映画としては全体的にちょっと物足りない感は歪めませんが、ドアと壁の間に挟んでガーンさせる虐待場面はあれどキッズたちが無残に食い殺されるような描写はないのでそこは安心して楽しめるゾンビ映画となっております。








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