【原題】Girlhouse
【監督】トレバー・マシューズ ジョン・ノーツ
【出演】アリ・コブリン キャムレン・ビコンドヴァ アダム・ディマルコほか
【あらすじ】
父が他界したカイリーは大学の学費を稼ぐため、女優のセクシー映像を生配信するサイトで仕事を始める。彼女が初めてストリップショーを行うと、ライブチャットにラバーボーイというユーザーが現れ、自分の写真を送りつけてくる。その写真が笑いものになっていることを知ったラバーボーイは、女優たちがいる屋敷に侵入し、ライブ配信状態で彼女たちに襲い掛かる。(Yahoo!映画より)
【感想(ネタバレなし)】
『日本=変態が万国共通だった件』
けど日本じゃないけどねッ!!壁の掛軸思いっきり中国語だったけどねッ!!【ラバーボーイ】!!今週から新宿でカリコレが始まるというのに渋谷で1週間限定上映ですよ、迷っちゃうよなぁー、別にいいかなー、なんかビミョーそうだし、あの去年世間を騒がせた「ヘレディタリー」の製作陣が“どうしても作りたかった映画”とか言われてもなー、「世界中で絶賛」……のワリにはもう既に“5年”も前の映画だしなー、どーしよーかなー、……別に見なくてもいっか!そうだ帰ってストレンジャーシングス見なきゃ!!とりあえずあらすじだけ見るか。えーっとストーリーは、、、、、、ナニナ二
父親を亡くした大学生カイリーは、学費を稼ぐためにポルノサイトで仕事を始める。そのサイトは、ある豪邸を舞台にポルノ女優たちがセクシーな姿を配信するというもので、カイリーはカメラの前で初めてストリップショーを披
あれーおかしいなー指が勝手に口座番号を入力しているよー?どーもどーもラーチャえだまめです。……断じて女優が“オールヌー・ヌード・イズ・キル”しているからという“不純な動機120%”で見たのではありません。いやーしかしながらOPから「実に素晴らしい」ものを拝見でk
そういやラバーガールって芸人いるよねラバーボーイって「イケメンくん」って意味だったんですねーでもこの映画ではキモメンをおちょるアダ名みたいに使われますが。例え見た目はイケメンじゃなくてもマインドがイケてるメンズくんなら殺人鬼にはならないよねッ!!見た目も中身もイケメンじゃない男が幼少期に「ゴッサム」のキャットウーマンことキャムレン・ビコンドヴァからイジメらた結果「女性不信」に陥り歪んだ人格が生まれ……
そんな“バイヤー”野郎も視聴してるとも知らず部屋中設置されたカメラで“全てのプライバシー”をさらけ出しカメラに向かって“ピー”なことや“ピーピーピー”な事までして視聴率を稼ぐ「GIRLHOUSE」で“働く”女性たち。スタイル抜群のヒロインほか多種多様なそこそこな美女が出てきて非常に“目の保養”になりますご馳走様で
野郎に“直接触れない”から、“簡単”に出来るから、そして“身の安全”が保証されているから、、、、、まさに今ネット上に蔓延る“ネットポルノ”の実態。しかしヒロインには“学費を稼ぐ”為に“やむを得ず”やっているという。そしてカノジョはこう断言する「コレは風俗業ではない」と____
そこへいきなり“視聴者”でもある“殺人鬼”が屋敷に襲ってきたら…?という屋敷のセキュリティどんだけガバガバなんだよ!!あれ、オ◯ニーのしすぎで後ろに殺人鬼が……前半はそんなネットを扱った「アフレインデッド」「サーチ」のような“今風”ホラーでいて、後半からは“昭和のホラー感”たっぷりな“ド”がつくほどの“ドB級ホラーMOVIE”をやっているんですねー。見た目完全“レザーフェイス”な大男が、“女性しかいない高級アパート”で問答無用に殺戮を繰り広げる……80年代の学園ホラーじゃないですか!!“大人のおもちゃ”で窒息死……なんか語呂がイイですねッ!!しかも最後の最後まで“ホラー映画の教科書通り”という、イイ意味でも“悪い意味”でもとにかくB級ホラー!!…でも個人的には下手に“意外性”なんぞ挑戦せずにある意味ではヒジョーに“安定感のあるホラー”だと思いましたけどねッ!!
ちなみに“ヒロイン以外”脱ぎっぷりがいい(フォントを変えてまで伝えたい変態)
【感想(ネタバレ&解説)】
まぁとにかく“ツッコミどころ”を挙げればキリキリマイキリがない第一あんな大虐殺を“全国ネット”で生放送して他誰も通報しないとかありえねえだろ!?とか視聴者数も普通もっとコメントとか流れるでしょ!?なんで1、2人しか視聴していないの!?とか室内でフート被ったスケベ野郎のハッカー並みのPCスキルなどなどそこら辺も含めて“懐かしのホラー”感………が個人的には何故かキライになれません(笑)殺人鬼の動機も自分の顔面晒されて馬鹿にされたからって屋敷の支配人含む全員を殺害するなんていうかなり幼稚な動機ですが、そーいえばOPのやけに古臭いBGMも、素顔も知っているのにそれでも怖い殺人鬼のデザインはさながら「悪魔のいけにえ」のオマージュだろうし、昭和ホラーへのリスペクトも感じられましたしねッ!!
反対にもうちょっと“エログロ”が欲しかったかなー。いやいやアレだけやってまだ足りねえのかよ!!と言われてしまいそうですがwご指名率No1パツキン美女が指を斧で斬られるシーンをボカサず“ケレン味なし”で堂々と見せてほしかったし、どうせやるならそこまでハッチャケて欲しかったなー。“内容が内容”だから健全な人は見ないだろうし(笑)とことん嫌悪感を抱くくらいまでやってくれたら21世紀の“MOVIEサイコパスリスト”に載せるくらいにはホラーマニア層にウケたかもしれませんねッ!!それだけ前半&後半とも使い古されたネタでやってはいるんだけど意外と“ネタ”がいいだけに勿体無い。
ヒロインはじめ出ている人は新人が多いけど、殺人鬼を演じたのがジョージ・キャロルつう“Slaine”っていうアメリカで有名なヒップホップMCの人なんだって。俳優としては「ゴーン・ベイビー・ゴーン」や「ジャッキー・コーガン」などに出演しているみたい。ほぼセリフなしの役でしたが、なかなかインパクトのあるサイコパスっぷりですね。
「これは風俗業ではない」と断言するヒロインですが……果たして“その境界線”はどこにあるのか。ネットという“手軽さ”故に今流行りの“闇営業”にハマる人々……何クローズアップ現代ですか?
指と顔を傷つけられたパツキン美女が最後自ら自殺を図ったシーンで「え、なんで?」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、カノジョにとって“美しくない=死”であり、今までサイト内でNo1の人気嬢であったという“プライド”そして美貌こそが自分の唯一の“取り柄”みたいに感じていたのか、それが失われたカノジョにはもう何も残らないと思った=自殺。その考えは理解出来る。自分にとっての生きがいを失ったら、自分なんて生きてる価値がないと思うのはきっと誰だってそう思うだろう。でもまだ命があるじゃない。生きていればなんとかなる……なんていう側のホモ・サピエンスでは私はないのですが、ネットのみならずカラダを売る商売をなりわいとする女性の中には、稼ぎの為だけではない、そこにしか“自分の価値”を見いだせず抜け出せない人もいる……そんな“闇”の部分も映し出しているのではないでしょうか。でも一つ言わせてもらうと自分の価値って、“自分だけ”が決めつけるものではないよねッ!!
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