ライオン・キング(2019)
- ラーチャえだまめ
- 2019年8月16日
- 読了時間: 5分

【原題】The Lion King
【監督】ジョン・ファブロー
【出演(声)】ドナルド・グローヴァー ビヨンセ・ノウルズ=カーター ジェームズ・アール・ジョーンズほか
【あらすじ】
アフリカのサバンナに君臨する偉大なる王、ライオンのムファサが息子シンバを授かり、さまざまな動物たちが誕生の儀式に集まってくる。動物たちは、ヒヒの祈祷師ラフィキが皆の前にささげた将来の王シンバに深くこうべを垂れる。だが、自分が王になれないことに不満を募らせるムファサの弟スカーだけは、シンバの誕生を苦々しく感じていた。(Yahoo!映画より)
【感想】

『“ウマミ”はサバンナでも共通だった件』
しーーーーーーーーーんぱいないさぁーーーーーーーーーー!!!!!!どーもどーもお待たせしました、お待たせしていないかもしれませんラーチャえだまめです。日本最大級のIMAXを誇るグランドシネマサンシャインに先日初めて行って参りました。いやいや劇場に入る前のエントランス天井に投影されたバカでかい映像、1個1400円する“トリフポップコーン”なる見慣れない食品その他パスタやら本格カクテルまで劇場内に持ち込み可能という、、、、かなりビックリポイントの多い映画館でしたねぇ、ええ。えでもコレどうやって持ち込むんだ?座席のカップにすっぽり入るトレイがあるからその上で食べれば

しーーーーーーーーーんぱいないさぁーーーーーーーーーー!!!!!!
本格的な飲食をしながら本格的な映画も見れてしまうという……まぁ私はしませんが。ってそんな事はどーーーーでもいいさぁーーーーー!!!!コレコレ!!コレですよ!!!【ライオン・キング】!!!ハクナァ!!!マタタァァァ!!!!いやー凄かったですよもう!!!“DVDスルー厳禁案件”の映画がまたしても爆誕してしまいました、もうー一度は聞いたことがあるであろう毎回誰だか知らないおっさんの謎の雄叫び「バアアアアアアアアアアニャカウダアアアアアアアアタマヒィ〜!!!チワワ〜!!!エンヤ~ヨコラッ……」のあの名曲「サークル・オブ・ライフ」が流れ多種多様なサバンナの動物たちが一斉に頭を垂れたかと思えば岩のてっぺんでシンバがラファキに高い高〜いされて曲が終わってからの

デデン
「ララランド」でダンサーがキメてタイトルが出るのと一緒!!わかる!?キマったあああああああ!!!って感じ!?もう“カンペキ”な導入なのさ!?あーーーーあ!!!OPから完全に世界観に“飲み込まれちゃう”んだもんなああああああああああああ!!!!(泣)“世界一壮大な日の出のOP”だけでもう涙線崩壊レベルに“感動モノ”なのはもう言うまでもないのですが、もはや実際にサバンナに行って撮影された“実写にCGを被せているのか”それとも目の前に広がるこの広大な大地“全てCGなのか”さえ全く区別がつかない

“誰も体感したことのない映像世界”
大げさでしょ?いやいやマジでどっかの回し者みたいな言い方になってしまいそうな、まさしく“映像革命”!!天下のネズミーさんがまたしても“VFXの新しいトビラ”を開けちゃいましたねー、監督は前作「ジャングル・ブック」でもネズミーと組んだお顔も体格も“ハッピー”サイズな「アイアンマン」のジョン・ファブロー!!いやいや親愛なる隣人の母親とイチャイチャしているウラでとんでもねえ作品を制作していたとはねッ!!その「ジャングル・ブック」よりも表現力全てにおいて“確実に進化”しているのは目に見えてわかるかと思います!!オリジナルは名作“アニメーション”、今回そんな実写と区別出来ない程“リアルな映像”にして一体何にこだわったのか?その一つにあるのは

動物たちの“動き”
だと思うのです!!“人の作り出した物語”を“動物たちに違和感なく演じさせる”という事!!いやいやそんなのCGなんだから簡単でしょ、と思うかもしれませんしかし先程申した実写と寸分違わない“リアルな映像”にこだわる上で実はこれは相反するもの!!
それはつまり動物たちが一斉にアタマを下げる“お・も・て・な・し”の精神すら感じてしまう動物に“お辞儀”という概念はありません!!でもその“ありえない動作”をもしも動物たちが“現実にやったとしたら?”…ココなのです!!この映画はそんな“非現実的な動き”を限りなく“現実的な動き”に見せる細かすぎる工夫!!クレジットにフロリダのマジックキングダム全面協力と出ていた通り実際の動物たちの動きをメチャクチャ研究して作られたであろう精巧な“動き”。この動きこそがより作品のリアリティを向上させているのは言うまでもありませんねッ!!
広大なサバンナを上空から見下ろす鳥の視点や動物たちの“目線”になるシーンになった時の“臨場感”もまた特筆して素晴らしく、事あるごとに突然歌い出す“ミュージカルスタイル”で挿入歌もどれもかれも根ランドのフィルファーマジックの錯覚を起こすレベルでまた素晴らしいのですが特徴的なのはキャスト陣、成長期のシンバは歌うランド・カルリジアンおじさんことドナルド・グローヴァー&ナラをビヨンセという“間違いないアーティストコンビ”なんだもんなぁ〜!!そりゃ歌える俳優より“演技の出来る歌手”の方が歌パートは確実だもんな〜!!!ちなみに壮大な映像と共に流れる壮大なBGMを担当したのはアニメ版でも音楽を担当した世界のハンス・ジマー!!!アニメ版に負けない素晴らしい音楽を聞くだけでも劇場に足を運ぶ価値は大いにあると思います!!

ほかにもスカー役にドクター・ストレンジにスネたキウェテル・イジョフォー、そして驚きました近年ピクサーにもイルミネーションにも属さないあいや“属せない”「ソーセージパーティ」なる“卑猥アニメ”を誕生させた“最もネズミーから遠い存在”だと思われていた我らがゲスの極みヒデブことセス・ローゲンがプンバァ役ですよ!!!いやー個人的に“よく出れたな(笑)”というのが率直な感想でありますが、いやしかしなかなか役に合っておりました。
ストーリーの大筋は“王位継承”という割と王道かつわかりやすいオリジナルと全く同じなので記憶が曖昧ミーな方も観たら思い出すかもしれません!!まぁ個人的に「ブラックパンサー」みたいなこの手の“王様が主人公”の物語は「結局“生まれ“が全てかよ!!」みたいな全て運命に決めつけられているみたいで、むしろ“虐げられる側の”ハイエナやスカーみたいな側が好きなんですけどね(笑)まぁしかしながら先程も言いましたがこれは是非とも“劇場で体感”しないと勿体無いような代物でございますねッ!!
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