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ムーンフォール(2022)


【原題】Moonfall

【監督】ローランド・エメリッヒ

【出演】 ハル・ベリー パトリック・ウィルソン ジョン・ブラッドリーほか

【あらすじ】

原因不明の力によって月が本来の軌道から弾き出され、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実がNASA(アメリカ航空宇宙局)にもたらされる。NASAは現地調査を試みようとするが、同時に組織内部で、とある情報が隠ぺいされていたことが発覚する。地球と月を救うため、NASAの副部長ジョー・ファウラー、過去のある事件からNASAをクビになった元宇宙飛行士のブライアン・ハーパー、天文学博士を自称するKC・ハウスマンの3人が立ち上がり、未曽有の危機に立ち向かう。(映画.COMより)




 
【感想(ネタバレなし)】

『「サードインパクトかな?」』

 




どーもどーもカップヌードルシーフード味のCMに磯野家を起用する日清は血も涙もないと思いますラーチャえだまめです。早速ですが本日はこちらの映画を拝見させて頂きました



【ムーンフォール】!!!親方ー!!空からお月様がぁぁー!!なミートボール大好きっ子も天空の神コンシューも度肝を抜く“ムーン”が……月が突如軌道をずらしシェフ大泉いわく地球にお見舞いするぞぉー!!!?



なんかもうゴルフボールみたい。こんな至近距離で得をするのはせいぜい天体望遠マニアかかぐや姫くら……一体全体どこの“破壊神”がこんな乱暴なこと思いつくのかローランドは歌舞伎町No1ホストではなく世界No1“デストロイヤー芸人”ことローラン・エメリッヒ監督じゃあないですか…??我が国でもその名を不動のものとした名作中の名作「インデペンデンスでえええええええい!!!」(※そんなセリフはありません)をはじめ“どこのイグアナの骨だよ”「GODZILLA」「デイ・アフター・トゥモロー」実際何も起きなかった「2012」などなど……サノスもご教授されたいこれまで何度も地球の生態系を脅かした確信犯、しかし最近は自身もやらなきゃよかったと“大後悔”したという「リサージェンス」以降、自身のストームブレイカーを振るうことをやめ沈静化されていたようなのですが…?それから10年後に突如として、またしても“セカイをぶち壊したくなった”とイワンコフばかりに!?生存率0%の大ディザスター映画を撮ることにしたようです?



最近はねぇ…そういう映画流行んないんですよ。今はシリーズものも多いですし…なんて損得勘定で近年製作を渋っているらしいハリウッドスタジオの金欠事情の影響からかめっぽう減ったように思われる(とは言っても定期的に作られる)ディザスター映画、その波はエメリッヒ監督にも飛び火していたような、そこへ中国共産党という名のヴィッグウェーブを兼ね備えたチャイニーズスタジオが多額の金額を融資?して今回作られたらしいNASAももう笑うしかないトンデモ惑星映画【ムーンフォール】















何億年経とうが何も学ばない下等生命体が露見してしまいました






 





ようやく呪われた屋敷から開放されたアトランティスの次男坊パトリック・ウィルソン演じる宇宙飛行士ブライアンと同じく天候を操るハル・ベリー演じるジョーの2人は長年良き職場パートナーとして宇宙任務に就いていたが、10年前の宇宙作業中でのある“事故”をきっかけに今は金無し家なし家族なしのパイプユニッシュの手も借りたいどん詰まり人生となったブライアンとNASAのお偉いさんに出世したジョー、という対称的な未来により決別していたのだが__?ブライアンの元に“自称”専門家のジョン・ブラットリー演じるケンタッキーフライドチキ……K・C・ハウスマンと名乗る男がやってきて月に隠されたとんでもクライシスな“ある仮説”を聞かされ、さらに同じ頃ジョーのいるNASAでも突如“月の軌道がズレた”との情報が入り……



駆け足であっという間に破壊されていく地球。おいおい今からあと3週間で地球に月が落っこちてくるなんていくらなんでも……と思ったら3週間じゃなくて3時間の間違いでした誠にスイマメーン……こんなの無理がありすぎるっぺ。でもって時間ないから今すぐスペースシャトルに乗り込むブライアンとジョー、え管制塔みんな避難しちゃって2人しかいないよ?あと乗れるの誰?ハウスマン、人足りないから今からキミは……宇宙飛行士だ!!ジャジャ~ン!!



もう終始「“そんなワケ”ねえじゃん」なコトバしか出てこないド真面目にやるつもりさえもはやエメリッヒにはないのかもしれない。OPから無重力空間なのに無線機投げて普通に落下する編集ミスも気にしないただ“派手さ”にこだわる方には面白いと思います。何百回と見慣れたVFXによる破壊されゆく街(何故かアメリカだけだが)の思いっきりのよさ、エメリッヒだなぁ〜と痛感させられる。未だ衰えぬ破壊工作、まだまだ“現役”アピールしたいんだろうね。ストーリー?そんなものありません。マイケル・ペーニャカウダー?ただの再婚相手ですか?ドナルド・サザーランド……もう流石にいい年なのにほんのチョイ役でも圧倒的な存在感。月よりすげぇ。



ビックラまんじゅう月は人口砂鉄で出来ていた!?サンドワームみたいな“生き物”がクレーターから出現??サイバトロンも知らない月の裏側、いや“中身”……一説によると月の中身は空洞になっているとか??アポロ11号の陰謀論者も生命体は期待しても“月そのものが人工物である”とは流石に……え、ナチスがなんだって?



ここらへんのSFっぷりはいいですね。こちらも“真実味”なんて考えてないですよね。“とにかく月パネー”みたいなことがしたかった、フィクションすぎるからアレコレ好き勝手やれますし。後半につれキャノン砲とか出てきちゃってデス・スターに見えてしょうがない月。ラストも「そ、そんなチートありかよ…」みたいなご都合主義でもうムチャクチャっすね。最後の「今から何すんの?」みたいなセリフはなんだったのでしょうか?



ジョーの家にいる留学生が中国人で超万能&スペースシャトルの修理と滑走路提供も中国にお任せ下さい!いやー中国最高!!明日の未来は中国MANNSEI〜。まぁしょうがないか。出資してくれたんだし。“スポンサー”にはいい顔しないと、だよね??



生粋のエメリッヒファンには間違いなく必見の1本。これが劇場ではなくアマプラでしか見れないなんてな〜。ずっと日本でも公開されるのを待っていただけに。内容はどうであれフルスクリーンでバエる本作を劇場公開すればそこそこ人入ると思うんだけど……そう簡単な話じゃないって?

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