【原題】The Unbearable Weight of Massive Talent
【監督】トム・ゴーミカン
【出演】ニコラス・ケイジ ペドロ・パスカル シャロン・ホーガンほか
【あらすじ】
かつて栄華を極めながらも、今では多額の借金を抱えるハリウッドスターのニック・ケイジは、本業の俳優業もうまくいかず、妻とは別れ、娘からも愛想をつかされていた。そんな失意の中にあったニックに、スペインの大富豪の誕生日パーティに参加するだけで100万ドルが得られるという高額のオファーが舞い込む。借金返済のためオファーを渋々受け入れたニックは、彼の熱狂的なファンだという大富豪ハビと意気投合し、友情を深めていく。そんな中、ニックはCIAのエージェントからある依頼を受ける。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】
『私たち結婚しました』
みんな〜!!「ゴーストライダー」は「1」より「2」のが断然面白いのになんでわかってくれないんだおおおおおお!!!……本日はコチラの映画を拝見させて頂きました
Nコラス・ケイジが
Nコラス・ケイジを演じる
Nコラス・ケイジ映画
Nが3つで……すしざんまいッ!!だから何ですか【マッシブ・タレント】!!!日本のみならず「世界中からネタにされt、、、愛される」俳優ニコラス・ケイジ59歳。祖父はフランシス・フォード・コッポラ、となればソフィア・コッポラをいとこに持つ本名ニコラス・コッポラは80年代〜00代までハリウッドで不動の人気を誇る「ドル箱スター」として君臨し続けたもののその後は家庭教師でもないのに「お声がかかれば低予算映画にも積極的にトライ」スタンスを貫いた結果、気がつけば魑魅魍魎な「Z級映画」の沼にハマってしまい…??しかしそれには彼なりの理由があったのです。全ては自身の浪費家な性格が災いを呼んだ「借金返済」の為___。
また彼は続けてこうも言った「ただ闇雲に出演してきたわけではない。「俳優」として、出演した全ての作品に「誇り」を持っている。」と……
「的な理由」でこれまで多くのゲテモノ映画にも手を染めてきた我らがニコケイ最新作が?長きに渡り彼を苦しめた「借金苦」からついに「完済」という名のピリオドが打たれた翌年に出演したのが今作「マッシブ・タレント」!!……つまりこれは?ニコケイが「ようやくちゃんとした映画に出れる」彼のハリウッド人生の「ハレルヤ再始動」を含ませた記念すべき1作であり!?これまでの彼の半生を借金と共に「壮大な自虐ネタ」にして吹き飛ばしてやろう、というニコラスケイジ主演・制作、ニコラスケイジがニコラスケイジを演じるニコラスケイジファンの為の究極のニコラスケイジ映画が爆誕してしまっt……ゲシュタルト崩壊いいいいいいいーーーー!!!??
いやーついに時代はニコケイを超越した?否「ニコケイが時代を超越した」と言っても過言ではない!?2023年、どエラい時代になったもんですねー。公開初日を迎えた先日、劇場入場ゲート前には長蛇の列が!?ナニナニその中には若いカップルもいるではないか!?ついにニコケイもZ世代から市民権を得たのk……ってほぼ全員グリッドマンのスクリーンに流れてったわ!!んなわけねえわな!!だってニコラスケイジだもんなあああああー!!!
フ◯キーーーーーーーン、ケエーーーーーーーイジ!!!!!!
みんな彼が好きなんだなって。
スクリーンに溢れんばかりの“ニコケイ愛”。あぁークサい臭うぞニコケイ臭がクンカクンカ……開始5秒でひろゆきも言わない「え、だってあなたニコケイファンですよね?」と彼の過去作の映像が流れるファンサ、あいやニコサ(ニーサかよ)で早くもテンションギアフルスロットルでございます??物語はとにかく「どこまで“ホント”なの?」出演者は全員リアルじゃないけどニコラスケイジならぬ主人公“ニック・ケイジ”(……と言うのは建前上のウソだbyジョン・メイトリックス)が語る「俺は『カリガリ博士』の大ファンなんだ」はたぶん本当だろうしもうすぐ成人の我が子をいつまでも“5才児”扱いしたがる親バカも本当だろうし少林寺風あいさつも本当だろうし日本のまんだらけに4回入店したのも本当だろうs……
とにかく自身も製作に携わってるだけあって「ホントにここまで言って良いの?」ってくらい“自虐ネタのオンパレード”に彼の過去作ネタのてんこ盛り。アナタは一体いくつイースターエッグならぬ“ニコラスエッグ”を見つけられるか?さらに武藤遊戯もビックリの「もう1人のケイジ」を宿すケイジ……??今もスクリーンの最前線で活躍したい、けど今や“落ち目の俳優”呼ばわりされる苦悩……ひょっとしたらこれが彼の今の「リアル感情」なんじゃないかと疑ってしまう、あくまで「別人」としてだけども、これはもう彼自身が今感じている不安、迷いをどうせならと堂々と赤裸々に我々にオープンに見せているのかもしれない??ゆえに劇中のセリフに妙な「説得力」があるんですよね。また彼のナイーブな部分も垣間見れると言いますか、でもここまで赤裸々に“自分語り”しているのに「全然嫌味っぽさがない」鼻につかないんですよね。制作陣はどれだけニコケイを愛しているのかと……
そんな待てども待てどもやってこない大作映画の出演オファーについには“俳優引退”宣言まで露見しかけたある日、とある富豪の誕生日パーティーに出演して欲しいとの仕事の依頼が入る。はじめは全っ然乗る気ゼロのニコケイであったがー?いやいやその富豪と言うのが今や映画やドラマに引っ張りだこの「ハリウッドで最も忙しいスター」ペドロ・パスカルその人なのですから「決して安物」映画ではないぞぉー!?しかも嘘か真か“グローグーのような純粋無垢な目でニコケイを崇拝する”「生粋のニコケイヲタ性善説」に則っているかの如くとにかく憧れのニコケイにキュン死寸前のペドロ・パスカル。「2人だけの“映画”を作ろう!」とLSDをキメながらニコケイも次第に意気投合していつしか2人は穴兄d、唯一無二の“親友”となっていく……
そしてニコラス・ケイジが好きすぎて車に轢かれるペドロ・パスカル
おっさん×おっさんの「ニコケイとペドロパスカルがひたすらにスクリーンでイチャイチャする」刺さる人にはケツの穴までブッ刺さるとんでもクライシスな「癖映画」でもあるんですねー!?しかし愛しのペドロが“国際犯罪グループのボス”だと睨むCIAが接近してきてニコケイに“誘拐された大統領の娘を救出してくれ”と無理難題な依頼をぶっこんでくるのだが果たしてニコケイはスクリーンから飛び出し現実世界で“リアルヒーロー”になれるのか_?
正直キャスティングありきの画的にはもっと地味な映画かと思っていたのですが「スパイ映画」並の「潜入」そしてクライマックスには「ド派手なアクション」まで用意されていて飽きさせず、またしっかりと「アクションコメディ」として成立させているところがスゴイ。
欲を言うとコメディ部分でもっと面白く出来たんじゃないかなーと。と言うのは“ニコケイの自虐ネタ”という、あまりにコアなヲタネタにしては“笑いの対象年齢が若干低い”と感じたからです。そんな子どもから大人まで……なんて幅広い層に受ける映画じゃそもそもないじゃん?(コラッ!世界的スターになんてこと言うn…)なんなら年齢制限設けてもっと大人向けにして的を絞った方がより“攻めた笑い”が取れたんじゃないかなと…。とりあえず帰ったら「パディントン2」観ようってなる映画でした。ちなみに早くもニコケイ次回作も判明してるんですか
前と対してかわんねえじゃんか!!!
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