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ベニー・ラブズ・ユー(2019)


【原題】Benny Loves You

【監督】カール・ホルト

【出演】カール・ホルト クレア・カートライト アンソニー・スタイルズほか

【あらすじ】

おもちゃデザイナーとして働く実家暮らしの男性ジャックは、35歳の誕生日に事故で両親を亡くしてしまう。仕事でも失敗してお金に困った彼は、家を売ることを決意。部屋に溢れる思い出の品を処分していく中で、幼い頃に大切にしていたぬいぐるみのベニーを捨てようとするが……。(映画.COMより)








 
【感想(ネタバレなし)】

『見事更生したシド……しかし次の瞬間(※ウソです)』

 




どーもどーも某サブスクのカスタマーセンターに電話するとまず登録アドレスのスペルを聞かれますんで伝えると向こうから一文字ずつスペルを復唱されるのですが「aはアメリカのa、lはロンドンのl……」とだいたい国名で例えるのがmだけ何がなんでも「ミ◯キーのmですね」と返ってきますラーチャえだまめです未体験ゾーン!!!!!……早くも今日が2023年「叫び納め」となってしまうとはトヒョヒョヒョ〜(泣)今年も本当に楽しませて頂きました合掌!!!……今宵はそんな未体験最後のオオトリに「相応しい」これぞ「未体験」、いや映倫も泣いて投げ出す「Z級」、いやいや「ゲテモノすぎる“前人未到”な1本」に出会ってしまったやもしれない??ちょっと独自ドメイン移行やら編集に時間がかかり上映期間までに間に合わなかったことお詫び申し上げます。故にこれからレンタル&サブスクで、という方に向けて叫びたい















間違えようのない満点映画





その数32作品全て観たわけではございませんが今年の未体験ゾーン「ダントツの1位候補」いや未体験の枠を超え「今年度ベスト映画」にすら入ってくる勢いありますよコレえええ…!!??いやなんでもっとゲテの底から日本へ引っ張り上げられなかった!?まさかこんな耳の生えたエルモみたいな「喋る殺人人形」が!?2023年上半期を恐怖と爆笑と混沌のヌマにハメるろどりゲスだなんて先日パート5の公開が発表された駄作の一歩を歩みそうな某ピ◯サー映画もココまで酷くならないであろう

















キミはしょうもないくらいドイヒーな「ト◯・ス◯ーリー」を見る覚悟はあるか?





 




開始10秒で「あ、コレはまごう事なき絶対面白いヤツ」とオスメントくんじゃなくとも第6感がウズウズウズベキスタンすぎる早くも会場から歓喜の笑い声___それだよそれ観た者の“記憶”に残る「迷作」で感じるこの感・覚……!!!そうやってものの数秒で観客のマインドをワシっと鷲掴みにしちゃうんだよなぁ〜!!!!














タッタラァ〜





物語は幼少時代からずっと“ベッドの横にはいつだってキミがいた__。”「ベニー」と名付けられた赤いテディベア(音声つき)を肌見放さず数十年の仲を貫いてきた玩具メイカー勤務35歳独身童貞実家暮ら……のジャックは35歳の誕生日にピタゴラスイッチもビックリな偶発的な事故により両親を亡くし、失意の中マイホームを売り渡すため“かつての友”含む部屋に眠るありとあらゆる思い出の品々を“処分”する準備を進めていた最中、何の因果か“捨てられるという危機感から突然命を宿した”「ベニー」がジャックに“再び「愛されたい」がゆえ”に??“血なまぐさい”行動に出る____



「人形系ホラー」ならばチャッキー大先輩はじめアナから屁がベルやらパペットマペットやら腐るほどありますが本作はコント・コント+“ブラックジョーク”満載でもう脱力して観るほかない「C級ドイヒーホラー」。それこそ「テッド」や人形じゃない「バッドマイロ」に近いものを感じましたねー。映倫なんてク◯喰らえな「とにかく命ある者をあたり構わず惨殺する」可愛い顔して総キル数がエゲツないジャックを嫌う者、妬む者、そして愛する者まで?とにかく内向的なジャックの周りの人間たちをどんどん防虫。それも全て“ジャックの為”。“犬好きにはかなりエゲツないことしているので”ご注意ください(あまりに人形すぎるのでリアリティは皆無)それに伴い当然生首が飛んだり内蔵が飛び出したりしますが何せC級ですから?作り物感が強いので正直そこまでウェッとティシューにはならないかもしれません。














上からヒモで吊るしてるだけなんだぜ?ひどすぎだろ!!





「THE予算の限界」なんというか「チープ」感……しかし本作は予算がないのも“ご愛嬌”として開き直り「バカチープ」に徹底したことで見事に「大成功」していると言っても過言ではない!?作り手がちゃんと「お金ないのを自覚して映画撮ってる」から逆に安心なんですよね!?でもベニーめちゃくちゃ可動率良すぎるしジャパニーズニンジャかコブラ会でも見たのか無駄に「アクション」に磨きがかかってるの意味わかんないし「とにかく笑いのオプション付けすぎ」てC級なのに「もの凄い満足感」に浸れてしまうという……怖い逆に満たされて怖いぃ!!?



キャストの使い方も上手いし最後の最後の絞りカスまで楽しませようとする情熱を感じましたね!ここまで好き放題やれたのも監督・脚本・主演の主人公35歳独身童貞男……を演じたカール・ホルト監督の3足のわらじ効果か??






 




いやー私もホントに昔小さい頃に親に買ってもらったウッディとバズの等身大おもちゃを枕の両側に置いて……“アンディを完全再現”していたもんなー。それから一緒に寝なくなりずっと押入れに眠っていたある日もういい加減持っててもあれだしなー、名残惜しくも燃える日のゴミで捨てちゃったんですよね……今思えばとても残酷なことをしてしまった、せめて神社とかで納めるとか何かしら供養するべきだった「今までベッドの上で陰ながら成長を見守ってくれてありがとう」くらい言ってあげれば……皆さんもそんなことあったでしょう?誰もが一度は大事にする「おもちゃ」……それがいつまでも「愛しい人ぉぉぉ……」と成人した持ち主から「離れたくない」と思う気持ちは非常に理解できてしまうわけで_____















あれ、そう思うとだんだん目からしずくが……?





皆さん忘れてませんか本作はあの全世界が泣いた「ト◯・ス◯ーリー」ですから?こんな映画でもラストはお涙頂戴な感動的なシーンが……!?&これは決して他人事ではない「アナタのお家にもありませんでした?大切な友達が……」という決め台詞で幕引きという、なんというドスの効いた演出!!そんなん言われたら罪悪感でいっぱいになるじゃないか!?でもたとえ関連グッズで等身大ベニーが売られたとしてもなんかそばに置くのも「やかましそう」で欲しいとは思わな……(未体験ゾーンの映画たち2023「fin」…)

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