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ブラッドショット(2020)


【原題】Bloodshot

【監督】デヴィッド・S・F・ウィルソン

【出演】ヴィン・ディーゼル、エイザ・ゴンザレス、サム・ヒューアンほか

【あらすじ】

アメリカ海兵隊員のレイ・ギャリソン(ヴィン・ディーゼル)は何者かによって妻と共に拉致され、殺されてしまう。ナノテクノロジーによって蘇生されたレイは記憶を失い、血液を生物工学ロボット“ナナイト”に置き換えられ、並外れたパワーと回復能力を持つ超人となっていた。ある日、とあるきっかけで過去の記憶を取り戻したレイは、自分と妻を殺したマーティン・アックス(トビー・ケベル)への復讐(ふくしゅう)をもくろむ。(Yahoo!映画

より)




 
【感想(ネタバレなし)】

『22世紀版ターミn……ロボコップです』

 





自分のレベル(年齢)を痛感させられる、25を超えてからのバースデーはただただ苦痛だと思いますラーチャえだまめです。そんな1レベどころか“ネクストレベル”にまでパワーアップしてしまった男がまたまた爆誕してしまいました、“もう既に100超えてんのに”【ブラッドショット】!!!



いやーついに再開された劇場へ行って参りました、3ヶ月以上の時を経て……いやぁー長かったなぁー。まぁとは言っても未だに油断大敵なコロナでございます、入場前の体温計測にはじまりスタッフ一同マスクか透明なアクリル版ヘルメットの着用、上下左右の座席の間隔を空ける、チケット売り場の縮小に逐一消毒処理を行うなど……トイレまで間隔が空けられているこの徹底っぷりですよ。映画館は懸命に努力を続けておられます。もう感謝の言葉しか出てきません。そんな中私達が出来ることと言えば、鑑賞中を含むマクスの着用それから事前に体調不良があった場合は素直に観に行かない……これくらいしか出来ません。ですが逆に言えば“これだけ”なんですよね。



今回伺った劇場には私を含めて数人のお客さんしかいませんでした。たった数人しかいなかった、という理由からでしょうか、ほとんどの方が劇場内でマスクをしていませんでした。それは流石にふざけ過ぎでしょう??館内はクーラーが効いていて熱中症の心配はありません。飲食も一応許可はされております。しかし“食事が終わればマスク着用”するのは至極当然のマナーであります。もし劇場内で感染が確認されればどうなると思いますか?しばらく運営を中止せざるを得なくなるかもしれません。そこで働くスタッフの気持ちをよくよく考えて下さい。映画館で働く人の“努力”を、我々鑑賞者が踏みにじる事は、絶対にあってはならない。



…スミマセン少々熱くなりすぎましたね、では気を取り直して……
























オッス、オラ豆大福










スミマセン飛ばし過ぎましたいやーまさか日本で公開されていたなんて、という感じのご存知「車が異常なのではない、乗ってる人が異常なのだ。」でお馴染み我らが「アイ・アム・ア・ヴィンさん」ことヴィン・ディーゼル主演のアメコミ原作…となれば?



正直最近のヴィンさんの映画と言えば“某シリーズもの”を除けば頭皮に毛が生えたことくらいしか印象に残らなかった「ラストう◯ちハンター」のズッコケっぷりに共演したイライジャ・ウッドもイライラが収まらなかったかどうかは定かではありません私生活でもムキムキの筋肉はどこへやらお腹ポンポコリンな姿をパパラッチされてしまうなど……彼の“新作アクション”に少しばかりの抵抗感を持っていたワケなんでありまして予告を見た時も「内容スッカスカのSFアクション」なのかな〜、いや逆にB級そうで面白そうじゃない!!くらいにしか思っていなかったんですね






















意外とサスペンスしてる










「ゴッテゴテのSFアクション」も充分堪能出来る+「中盤からの展開」がやけに面白い。そんな映画だったんですねー。



アメリカ海軍の一兵卒としてこれまで戦場を駆け巡っていたレイ・ギャリソンが美しい妻と共に織田裕二のいないアマルフィで休暇中に突如敵に襲われ気がつくと椅子にロープで縛り付けられた状態で目の前で妻を殺され怒り狂うも虚しく自身も“射殺”され、また気がついたらそこは最新テクノロジーの研究所で原理不明の血液中にナノテクノロジー注入されちゃったおかげで「何をしても死なないカラダ」になっちゃった




















けどセーブし忘れたけぇ(記憶がない)








本作を見て真っ先に思い浮かんだのはそう「ロボコップ」。一度は命を落とした警官がロボットになって復活し最強の肉体の代償に失った過去の記憶を取り戻そうとする話でもある名作SF映画にインスパイアされているのかは定かではありませんが私にはどーも「共通点が多い」気がしてなりません、その一つが「記憶」でございます。で、その「記憶」を巡り中盤以降からジワジワと“面白み”が増してくるんですねー。まぁ言いたいけどそこまでは言えません。



そしてもう一つの共通点、それはヴィンさん演じるレイが「“機械”としての“所有物”」である、という点でございます。こちらもまた「ロボコップ」の普遍的テーマを踏襲しているような、一見無敵の超人となって何不自由ないように見えるレイですが、“機械”としての「制御に限界」があるせいで“ひたすら無双出来ない”んですよね。そこら辺の設定のバランスもよく出来ていたと思います。まさに“操り人形”……。



そうは言っても“制御”出来ている状態ならホンマにヴィンともしn、ビクともしない驚異の再生能力を持つ至近距離で顔面に銃弾を浴びようが至近距離でダイナマイトブチかまそうがとにかく死なない。まあ“生身でも死なない”んですけどね彼は……。これだけで聞くといかにも“グロそう”なイメージを持たれるかもしれませんが全くグロくのでそこは安心してご鑑賞出来ます。



アクションシーンがいちいちカッコいい。「う◯ちハンター」で焦らしに焦らしまくった挙げ句空振りに終わったヴィンさんお得意のアクションも本作ではスローモーや“どう考えてもCGにしか見えない”アリエネーけどコッテコテのイカした戦闘シーンが堪能出来ますし、原作のトレード色なのかもしれない“赤い煙”の中からヴィンさんがひょっこりはんする不気味カッコいい仕様にヴィンさんのほかにも改造された“機械人間”たちの活躍もまた素晴らしい。「キングスマン」のガゼルを彷彿とさせる義足のソルジャーは追加で「エリジウム」のアーム姿になるし“ナノテク”のデザインがSFファンならニヤリとしてしまうカッコよさ。



そして「ベイビードライバー」のエイザ・ゴンザレス演じる“KT”のエロカッコイイ姉ちゃんの出番が意外と多いのも良かったですしガイ・ピアース演じる科学者に「パティ・ケイク$」の黒人ラッパー役のジッタルタ・ダナンジェイが研究員の一人で主演してたのも良かったなー、という個人的な感想をポツリ



ちなみに当初原作出版者の“ヴァリアント・コミックス”のほか作品も一気に実写化して“何やらベンジャーズ”の構想もあったようですが配給元が変わって結局オジャンになった模様……けどこれだけでもシリーズ化されないかなぁ…。ヴィンさんの発する「family…」の言葉がやけに重い気もしましたが何も考えずにスカッとしたいという気分に答えてくれる、これは是非とも大画面の劇場で堪能して貰いたい、そんな映画でしたねー。いやー久しぶりの劇場で私もエネルギーフル充電されましたねぇー………“機械”だけにね(?)








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