【原題】The Black Demon
【監督】エイドリアン・グランバーグ
【出演】ジョシュ・ルーカス フェルナンダ・ウレホラ フリオ・セサール・セディージョほか
【あらすじ】
海底油田の視察とバカンスを兼ね、家族とメキシコを訪れたポール。しかし、町はかつての活気を失い、存在感を放っているのは、悪魔から守ってくれると言われるアステカの彫刻だけという状態だった。油田にも人気はなく、見知らぬ男が怯えた顔で海を見つめている。そんな時、突然、油田が巨大な揺れに襲われ、アステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメ「ブラック・デーモン」が出現する。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】
『今日も活きがいいサメ入ってます』
どーもどーもラーチャえだまめです。皆さん、安定の「サメ」のお時間がやって参りましたー。今年は元水泳選手vs古代魚の因縁のバトルが再び勃発する「MEG2」がいよいよ海面から浮上する年でありますが、それまでの「食前酒」にうってつけの1本を本日はご紹介
デーモン閣下も絶体絶命すぎて「お前を海の上の油田から逃げれなくしてやろうかぁ〜!!!」【ブラック・デーモン 絶体絶命】!!!またまた何の因果か巨大化したサメに何故か油田に爆弾仕込まれ公開イベントに藤岡ファミリー総出演に公式が予告で「どっちデス(死)か?」とかやっちゃってる時点で早くもツッコミ所しかない「海底47m」シリーズの亜種と思いきや「イット」のスタッフかよ!!(まぁ別にいいけど)いやーB、C級クラスのアニマルパニックってなんでこう惹きつけられるのでしょう……メキシコの海に浮かぶ海底油田調査にバカンス気分で家族も巻き込みやってきた会社員ポール。油田で潤っているはずの港町は閑散として観光もク◯もありゃしない。しかも街の住人達からは煙たがれ始末末……。ポールはとりあえず早いとこ仕事を終わらせて家族をいぃ〜まいじょう〜、こぉ〜れいじょう〜、な「安全地帯」に移動させる為に単身小舟で油田に向かうのですが
そんな時、突然、油田が巨大な揺れに襲われアステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメ「ブラック・デーモン」が出現する。←ウルトラマンの世界線なのよ
もう理由なんてどーでもいいですよ今度のサメはメガロドン?…いや悪魔?いやいや神々の化身…??も、もうなんでもいいわ!!!とにかく好きなだけ豪快にスクリーンで暴れてくれりゃあそれでいい……そう思っていたのですが
「サメ」なのに「影が薄い」パターン
そ、そっちかぁ〜!!とりあえず行きで使った小舟と何故だかポールを追って油田に来たワイフと子ども達を乗せた船は破壊、、、、、油田に取り残されたポールファミリー、というシチュエーションを作ったあとは……ずっと水面で泳ぐだけで(いやサメって普通そうだろ)もうちょっとこう、陸に顔出しくらいは……コイツあんまサービス精神がないんだよ!!MEGパイセン見てみ!?あんなにハラハラさせてくれたのに……
巨大サイズなのはわかるがせめて油田との対比、あとはアクション!がもうちょっと見たかったなと。一応海にダイブすれば問答無用で襲いかかってくる凶暴性はあれど「ただデカいだけ」という印象しか残らない……否ありましたありました私ウソつきましたありましたよハリケーンや双頭レベルにコイツにも「特別」な“付加価値”が……
相手に幻を見せる(どんだけぇ〜?)
思えば「規格外の巨大ザメ」と海に浮かぶSFチックな「要塞と化した油田」というフィールド(しかも時限爆弾つき)で「孤立無援の絶体絶命レベル」の中、取り残された家族との絆……これほどまでオモシロ要素があるのに、この中で一番の“見せ場”が「家族との絆」にポイント全振りしているのが本当に勿体ないというか、せっかくセット?巨大な油田を貸し切ったのかどうか定かではありませんが舞台の作り込みは良かったし、別に人間ドラマがいらないわけじゃないけど、ちょっとそこに時間を使いすぎと言いますか。あとはずさんな石油会社の実態?悔い改めよアメーン??石油会社と現地人ならびに本社所属のポールと現地で雇ったスタッフとの賃金格差問題??なーんか途中からイヤな予感はしていましたが……サメ映画でそれいる?予算の都合でイキのいいサメが作れなかった弊害か人間パートが多くてちょっと退屈に感じてしまう。ハラハラドキドキ要素が少ないサメ映画っていうのも…。あとこれはちょっといただけませんね〜。
「いや海に油漏れてんだよね?」
…あの伏線の意味は?
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