【原題】Black Sheep
【監督】ジョナサン・キング
【出演】ネイサン・マイスター ブラックシープ タミー・デイビス ブラックシープ ピーター・フィーニーほか
【あらすじ】
幼少期を牧場で過ごし、ある事件や親の死をきっかけに羊恐怖症になったヘンリー(ネイサン・マイスター)は実家を離れて暮らしていたが、15年ぶりに帰省する。牧場では、羊を使った怪しげな遺伝子研究が行われており、狂暴化した羊を盗んだ環境活動家のグラントが羊にかまれてしまう。(Yahoo!映画より)
【感想】
『悪魔の毒毒ジンギスカン!?』
どーもどーもスタバのガラスケース前で喋っている人は超「メェ〜」惑ですラーチャえだまめです「未体験ゾーン」!!!全国のゲテモノクリーチャーファンの皆さま、全国特撮評議会の皆さま大変、、、大変おまんさせいたしましたかもしれませんお隣でもないニュージーランドで公開されたのち実に“14年”もの“羊たちの沈黙”からの2020年、ココへきて渋谷に突如凱旋してしまったオオカミ男も泣いて逃げ出す超絶ド級の“モフモフ”映画の爆誕でございます【ブラックシープ】!!!
いやー今年の「未体験」でメチャクチャ気になっていた作品がついに先日ヒュートラ渋谷さんにて公開になりました。何を隠そう遺伝子組換え実験で誕生した4000万頭の“ゾンビ羊”が人類に襲い掛かってくるというひつじのショーンも鑑賞出来ないR指定ドップリのB級グログロモンスター………しかもそれをCGを使わず全てお手製の“特殊メイク”で表現している
……だなんて聞いたらもう“羊飼いからの物体X”もとい“物体Xファン”ならびに全国のクリーチャーファンは(私含め)触手から手が出る程の涙チョチョぎれ案件であることはもはや周知の事実であり公開されるこの瞬間をずっと楽しみにしていたのですが蓋を開けてみれば生態系きっての“モフモフ界”をも震撼させる
相当な“バカ映ー”
だったんですねぇ
幼少期の兄のいじめが原因で羊牧場の4代目跡継ぎにも関わらず“羊恐怖症”に悩まされるセラピー中の主人公が、ある日実家の牧場へ“兄との約束”を果たすため訪れるのですが、ビジネスマンとして出世意欲の高い兄が「これからは農場を科学する時代だ!!」と“次世代型シープビジネス”に手を染めていたことが判明、さらに非営利団体改め“世界動物愛護団体(部員:2名)”が兄の工場に潜入中、工場から盗んだ薬中ホルマリン漬けの羊を誤って森に解き放ってしまい……という乗っけからソンゲバソナなトンデモクライシスな展開にもう目が離せません。何度殴り殺しても生き返る羊!!その羊に噛まれると“羊になってしまう”いやーこれは大事件です。それを羊恐怖症の男と“チャクラに精通している”保護団体のヒロイン、ならびに“半分羊”の男の3人で挑む……
時より場内に響き渡る“笑い”。なんとも緊張感のカケラもないBGMに乗せてニュージーランドの小さな牧場が次々に殺人羊に飲み込まれていく恐怖……何百、何千頭もの羊が群れをなして一般市民に“放牧”される迫力満点の映像。「うわあああああ食べないでぇ〜!!!!」のジャパニズム的断末魔は是非とも劇場で体感して頂きたい!!
ニュージーランドと言えばかの有名な「指輪物語」のピーター・ジャクソン監督がデビュー前に「バット・テイスト」「ブレインデッド」という“ゲテモノ映画”を世に贈り出した“聖地”として有名ですが、まさにそのDNAを遺伝子組換えせずにそのまま羊に注入してしまったかのような非常にテイストが似ている(笑)いやいやまて私の中でのニュージーランドのイメージがどんどんおかしな方向に向かっt…
なんといっても特筆すべきはそのジャクソン監督の「指輪物語」「キングコング」で特殊効果を担当しアカデミー賞受賞も経験済みのウェタ・ワークショップがあろうことかその類まれなる技術を“バカ映ー”である本作に全力投球させている所であります。ホンモノそっくりの羊たちのパペットから羊に噛まれて変身する様はさながら“羊男ニュージーランド”にしか見えない。「メェ〜♪」の“賛美歌”と共に大量の血吹雪&臓器のボロネーゼ祭りはグロファンにはまさに“美味”以上の何者でもないかもしれません??
欲を言うなら全体的に“なんか雑”なのとギリギリ痒い所に手が届かないカメラワークくらいでしょうか。いやー何故今まで日本に流通してこなかったのか、新型コロナウイルスなんかじゃなくてニュージーランド産マトンを流通させてくれよおおー!!!
智広さん ニュージーランドから14年経って凱旋ですから、、、大した映画ならとっくに日本にやってきてます笑 ゾンビ犬ならぬゾンビ羊のインパクトはなかなかで、それに噛まれた人間が後半ゾンビ羊ならぬ「人間ゾンビ羊」になってしまうという……掛け合わせは大事です笑
ブラックシープっていう安いタイトルからしてすでにおバカ感が漂ってますね(笑)
そこまでグロくなさそうと思ってましたが、結構グロイんですね。
臓器は確かに...グロファンにはたまらないでしょう(私はグロファンではないですが)
にしても羊をゾンビ化するとは...思いきりましたね!