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バイオレント・ナイト(2022)


【原題】Violent Night

【監督】トミー・ウィルコラ

【出演】デヴィッド・ハーバー ジョン・レグイザモ カム・ギガンデットほか

【あらすじ】

物欲主義な子どもたちに嫌気がさして久しく、なにかと疲れ気味のサンタクロースは、それでも体に鞭を打ち、良い子にプレゼントを届けるため、トナカイの引くソリに乗ってクリスマスイブの空を駆け回っていた。とある富豪一家の豪邸に降り立ち、煙突から中へ入ったサンタは、金庫にある3億ドルの現金を強奪しようと邸内に潜入していた悪党のスクルージー一味と鉢合わせてしまう。見なかったことにしてその場を去ろうとするも、すぐさま大騒動に発展。子どもたちにプレゼントを届ける能力はあっても戦闘能力はゼロのサンタが、武装集団を相手に孤軍奮闘する。(映画.COMより)

 
【感想(ネタバレなし)】

『世界一、運の悪いサンタクロース』

 




恋人はサンタクロ〜ス♪……バレンタインどころかクリスマスにも訪れなかった皆さまコンニチワ〜。ちなみに私は稲垣潤一派のラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました



【バイオレント・ナイト】!!!ウ゛ァァイ゛オ゛レ゛ン゛ト゛……ハザッ間違えましたおいおい2ヶ月遅れのサンタクロ〜ス??否日本ではむしろ“雪景色”を拝める今がシーズンかもしれねーな!?なんて思ったりラジバンダリそれにしてもあまりに季節外れなしかも“クリスマス映画”でシーズンオフですよ??これと言った過大広告もされてないどころか思いっきりB級臭いタイトルにポスターという……私てっきり「キラーカブトガニ」と同じ括りだとばかり思っていたのですが



全国上映されるなりジワリジワリとリピーターを増やしていると言っても過言ではないレビューサイト見てくださいよ!?“結構な高評価”じゃないですかー!?主演は「ブラック・ウィドウ」でついにMCU参戦を皮切りに次回作「サンダーボルツ」の公開が待ち遠しいのにそろそろ「ビールっ腹俳優」と呼ばれてしまいそうな我らがホーキンス署のホッパー所長!!ことデヴィッド・ハーバー!!!なんだからもう公開前から観るのは織り込み済みだったわけですが















クリスマスほぉおおおおおりぃいいいいいいいいい!!!!!!





 




誰が呼んだか「ダイ・ハード」×「ホーム・アローン」……これが「一番しっくりくる」表現技法だと思ったのは私だけではないはず制作陣すら“ネタ”にしてますからね?これはもう重々承知の上での確信犯的映画だと……そんな制作会社「87ノース・プロダクション」は「ミスター・ノーバディ」やまだ記憶に新しい「ブレッド・トレイン」と言った“イケオジに肉弾機関車ポッポさせる”ことでも有名。今回ついにデヴィッド・ハーバーに赤羽の矢が立ったようで……いやしかしハーバーさんしっかりサンタっぽく見えますな〜。そんなトレードマークのブヨンブヨンの体格の彼に“容赦ないアクション”を要求している?…否ムッキムキだとまず“サンタじゃない。”これは非常に難しい問題ですねー。



それにハーパー演じる“サンタクロース”だって何十億以上の人様の家の煙突に侵入して靴下の中にプレゼント忍ばせてその“お返し”として放置された賞味期限が怪しいミルクやお菓子を嫌でもちゃんと口つけて時に平らげる非常に律儀なお人なのですよ!?故に生まれた立派な太っ腹。これはれっきとした職・業・病…!!!今年の配達も残り僅か、嗚呼骨が折れる……と近所のバーのカウンターで一人引っ掛けるサンタクロース。その姿はどこか威厳すら感じる。今日もやはり「ホンモノ」のサンタなら?バットマンが必ずバットモービルを乗るように我々視聴者にだって必ず一度は目につくようにとバーの屋上でソリに乗りそして「ホッホッホ〜」と叫ばなければならな













ウェェェ;おvゲwんゲdんゲェchスカトロjェ;ェd……





そんな少しハメを外しロドリゲスなサンタクロースが?ある豪邸に侵入時に“たまたま偶然強盗集団が派手に暴れている現場に遭遇してしまう”という年末ジャンボ並に当選してしまった毎度毎度性なる夜の裏で大惨事に巻き込まれるデカやヤクザはあれどついにサンタクロース本人までその呪いの餌食にされてしまうハリウッドから最悪の逆クリスマスプレゼントですねサンタさん!?しかも並の人間なら窓を突き破って早々に外へ脱出、そのまま逃げてせめて警察呼ぶかどうかアンパイな所「キッズの笑顔が誰よりも神聖な」サンタさん、強盗に囚われ悲しむキッズをどうしても見過ごすことが出来なかった…!?そうなりゃもう手段は一つ、そう“強盗犯の殲滅”でありますッ!!え、でもサンタさんですよね?いくら自前の袋から無限にオモチャを召喚出来ても「戦闘能力は素人」並なんじゃ……



てそんなことも言ってられません!!とりあえず部屋のその辺にあるクリスマスリースや飾り付け&袋からランダムに出る“誰かのオモチャ”を「ウェポン」として活用して闘うという非常にトリッキーなアクションを見せてくれるんですね〜。この辺は“乱暴な「ホーム・アローン」”と言った所でしょうか??キャンディ舐めて“鋭利な刃物”作り出すとか神がかってるわ〜。「何かバットとか銃とか欲しい悪ガキはいねぇのか…!!」って袋の中からSwitchソフト3連発でむせび泣く(例えよ?)みたいなプレゼント感がある。



しかし繰り返しになりますが「戦闘能力は月並み」否、場合によっては“素人以下”かもしれない?メタボ体型で俊敏な敵の動きに合わせるのにも一苦労すぎる、そうやっていつまでも上手く立ち回るのにも限界がきます。ここがイケオジ無双の「ミスター・ノーバディ」や「ジョン・ウィック」と違い「“はじめ”から強いわけではない」というサンタも所詮はサンタ、プレゼント配達がメインです、苦戦を強いるんですよね。元から赤い服だったのかそれとも赤い血なのかわからなくなるくらい傷を負い徐々に血だらけになり衰弱していくサンタ。テンポはそこで少しダウン。はっきり言います「中盤は少々ダレます。」



しかし、だからこそ「その後の“反撃編”」でテンションバク上がりしてしまうのです!?お楽しみは「この後」。サンタの知られざる過去、そして鬼殺しならぬ「大脳潰し」の異名を持つハンマーを振り回していた裏枠オラオラ系「ヴァイオレンス・サンタ」が蘇る…!!!



アクション映画として鬼門である「中盤〜終盤からの盛り上げ方」が抜群に上手いんですよねー。しかも強さだけではなく描写も容赦ないゴア描写満載の“血みどろアクション”。ワイヤーアクションのような優雅さとは程遠いしっかりと地に足がついた“ドシッとしたアクション”が、まさにイケオジアクションを代表するような「舐めてたサンタが“サタン”並の殺戮ファイターでした」を見事に実現。軟弱なサンタから悪魔へと変貌するこの前半と後半のギャップが面白い。



確かに多少ゴリ押し気味の「強引」な展開もあります。ただ本作ではそれら全て「サンタの奇跡」として特に触れることなく割り切って見るのが吉かもしれません。また芸人のラパルフェにそっくりな別居中の夫婦の間の囚われのキッズとの友情(無線でやりとりするとかストシンじゃん!!)強盗集団のボス、配管工で富を得たジョン・レグイザモ演じる悪党がまたまた運悪く幼少期にサンタに人生を狂わされ逆恨みしてる敵意丸出しの野郎だったっていう設定がいいんですよねー。ラストに「信じれば願いは叶う」信じる大切さを伝えてくるという……急に大真面目にガチ映画かよ!!いや間違っても全年齢対象じゃないんだけども……



早くも“続編制作のGOサインが出た”ということで?赤い角なし悪魔の代わりにデヴィッド・ハーバーの新たなシリーズ作なるか??



(PS:ちょろっとセリフに出た““ミス・サンタ”を次回作で誰が演じるのか早くも大変気になるところ……個人的にウィノナ・ライダー希望)

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