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トレジャー・オブ・ムージン 天空城の秘宝(2018)


【原題】Mojin: The Worm Valley

【監督】フェイ・シン

【出演】ツアイ・ハン グゥ・シュアン ユ・ハンほか

【あらすじ】

1,000年前、民を従わせようとした精絶国の女王によって呪いの印がつけられ、その子孫は40歳までしか生きられなかった。女王の呪縛から解放されるためには、“ロングー”と“ムーチェン”をそろえる必要があった。彼らはすでにロングーを手にしたが、今までムーチェン獲得を試みた多くの勇者が魔物に襲われて命を落としていた。(Yahoo!映画より)






 
【感想】

『修学旅行は京都ですか?』

 



どーもどーも西新宿駅近くのチキン亭に入ろうとして松乃家に入る確率100%ラーチャえだまめです「未体験ゾーン」!!!……今宵もこのお時間がやって来てしまいましたー、3回目となる今夜のゲストは中国4000年の歴史がまたまた更新されてしまったようです??



【トレジャー・オブ・ムージン】!!!いやー今度はバリバリのアクションアドベンチャーでございます、しかもただのアドベンチャーではございません














もはや殺しにくるレベル






しかし予告編を見るとハリウッドでも活躍するスタッフによる100%中国産のトンデモクライシスなVFXを結局ちょっとだけ残ったお雑煮に使う餅の如くアホみたいに投入しているなんだか凄そうな映画じゃあないですか!?時は千年前、精絶国(どこですかー)の女王は民を服従させる為に呪いをかけた。その呪いは子孫にまで受け継がれ子孫は呪いによって“40年しか生きられない”体となっていた。子孫たちは立ち上がった。中国全土のどこかに隠された龍骨天書(ロングー)と雮塵玉(ムーチェン)という2つの神器、この2つが揃えば呪いから開放されるのだそう。子孫たちは早速神器探しの旅に繰り出した。そこには想像を絶する苦難が待ち受けているとは知らずに……
















てもう既に1コ持ってんじゃねえかよ!!!!!!






いやービックリしましたよ、これバリバリの“シリーズもの”だった、わけなんですよねー。いやそれは流石に言われなきゃわけんねーよ!!ちなみに前作は「ロスト・レジェンド 失われた棺の謎」というタイトルで日本でも見ることが可能です。いやおかしいと思ったんだよ、いきなり数人の子孫が仲間になってて彼らの関係性とか何一つ描かれず一つ目の神器は回想シーンでサラッと手に入れた的な話してるし「これ本当に1作目?」って頭の中にずっと??がグルグル回っておりました。まぁ続編にあえてダサい副題もしくはタイトルごと変えて初見でも売れるコンテンツにするやり口は今に始まったわけではありませんけど……



で今作だけでは子孫たちの“横の関係性”はなんとなくでしかわかりませんでしたが、強そうな戦国武将みたいな主人公に“ララクロフト”過ぎる宣伝にもあったクール&ビューティーを筆頭に金歯とデブッチョとかいうなかなか金歯の方が宮川大輔にしか見ない凸凹コンビにデブッチョの恋人とやたら葉巻ふかしまくる教授の計6名の冒険家たちが髑髏島とも天空の城ラピュタともとれる巨大な島に“開始数分”でたどり着いてしまう、という冒険ものとしてはかなりのヌルゲー



かと思いきや一歩島に入ると、そこには人食い魚や巨大コモドオオトカゲに不老不死巨大ザリガニなどコストコもびっくりジャンボサイズな生き物たちがワラワラしちゃっているわけなんですねー。さながら「ジュラシックワールド」か何かハリウッドの巨大モンスターに襲われる系の映画を彷彿とさせる迫力満点の死闘がこれでもかと展開される、モンスター好きには満腹中枢を刺激する作品かもしれません??しかしココはゲテモノひしめく“未体験ゾーン”……選抜されるにはワケがある















いや「ッカアアアアアーーー!!」みたいにせんでも(笑)






怖がらせるにも悲しませるにもそしてクライマックスで感動させるにも「ドヤッ!!」っていうあからさま過ぎる演出が、とっても古臭くて逆にダサい。映像面はA級クラスなのにクサい演出と薄っぺらいストーリーが“Z級”の逆鱗に触れてしまっている“呪い”ですよこれは!?もうちょっと演出が良ければそしたらもうちょっと泣けたかもしれないし感動出来たかもしれませんね。



子孫たちが旅の途中でもアホみたいに能天気なんですよね。まるで遠足にでも行くかのように。そこには“40年の寿命”という短い命に悲観する時間さえ無駄なことであって、“常に全力で人生をエンジョイする”というテーマがあるのではないか。だから例え巨大生物の危機に晒されようが一歩間違えれば死と直結するような未知の世界に足を踏み入れようが40年しか生きられのだから恋人と触れたら引火する何千匹ものホタルと戯れてキャッキャしたり天空に浮かぶ島で焚き火してカントリーロードとかやっちゃうワケなんですよね。でもそれって、、、、なんか“ステキ”やん?(笑)



途中運命を受け入れ残りの余生を平和に生きるか、それとも一歩間違えれば死んでしまうような危険な旅を続けて運命を変えられるかもしれない、というイチかバチかの賭けに出るか、という選択を迫られる場面とかもあってまぁ確かに両方とも間違っちゃいないな〜、どう捉えるかは人それぞれだよな〜



ちなみに次回作もガッツリやる予定で終わりますので何度も言うようですがコレ1本だけではヒジョーになんとも言えない映画でございます…w








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