【原題】Deus
【監督】スティーブ・ストーン
【出演】クローディア・ブラック ヴィッド・オハラ フィル・デイヴィスほか
【あらすじ】
火星の軌道上で正体不明の巨大な黒い球体が発見され、天体物理学者のカーラをはじめとした6人の調査チームが派遣される。解析の結果、その球体は光とともに「DEUS=神」という文字列を発信し続けていることが判明。謎を解明するため、カーラたちは球体に降り立つが……。(映画.COMより)
【感想】
『マヨビーーーーーーーーーーーーーーム!!!!』
どーもどーもビシッとスーツを決めたデキる営業マン風の男がホームに並ぶ人を無視して横入りして我先にと座席を陣取った瞬間裏側の世界につき落としたい皆さんコンニチワ〜ラーチャえだまめです。前回腹痛に耐えながら迎えたカリコレ第2回戦に引き続き3回戦に突入、お腹の調子もだいぶ良くなって参りました、まあ前回は正直メインではなかったので……今宵はカリコレで目星をつけていた1本
【デウス/侵略】!!!……ゴッテゴテのSFです。「デウス」とはラテン語で「神」を意味する……なんだか早くもヤバそうな雰囲気アリストテレスですね?たちなみに副題の「侵略」はアレでしょ、日本がまた雰囲気でつけたんじゃないですかね?今年日本での公開を楽しみにしていた過去4度地球を破壊した常習犯ローランドエメリッヒ監督が「5度目の破壊」を目論んだ「ムーンフォール」が残念ながらAmazon配信のみ、という月が落ちる程の悲劇に見舞われた方々には朗報?何やらこれまた謎の「球体」が宇宙空間に爆誕してしまったようで……?調査に向かった宇宙探検家(?)たちが球体の謎に迫る……!!ちなみに公式ではこんな内容
「火星の軌道に出現した黒い球体、それは人類を滅ぼす侵略者なのかー」
…むむむー?パードゥン?
「ハズレ確定」演出じゃあああああん!!!(泣)
落ち着きたまえ田村麻呂…!?まだ「火星」に降り立つわけじゃないから!?火星の「近く」に浮遊してるだけだから!?まあそんな心配は置いといて、過去に事故で母と娘を亡くした女性クルーのカーラをはじめ凄腕の探検家たちが宇宙船で球体に今まさに近づこうとしております!すると球体から謎の電磁波のようなものを宇宙船がキャッチ。「これは球体からのメッセージだわ…」そう胡散臭く独断と偏見で決めつけるカーラがメッセージの解析を始めた。そして解析の結果浮かび上がるメッセージの「意味」、それ即ち
「私が神d……なんだお前か。」
あちゃー自分から名乗っちゃったよ!!これはもう疑いようがない事実ですよ!?「神」からのメッセージを受け取ったクルー達の間で「調査すべきかor否か」意見が真っ二つに割れる。これは神への冒涜だ!!冷凍睡眠から覚めてまだブログのアップしかしていない無能スキンヘッドが一人で喚き始める。おいおいちゃんと宇宙飛行テスト受けたんけ?お前絶対クルーに向いてないよ!そうやってメンバーの輪を乱す野郎は宇宙空間ではホントに致命的なんだよねえー!!
ああーイワンコッチャナイ。
監督はでじたるあーちすと。として活躍するスティーブ・ストーン。確かに映像面ではなかなかの高クオリティでして、カリコレなんぞでやる映画です中〜低予算内でどこまでやれるか、スターシップの外観はフルCGでありきたりながら重厚感のあるデザイン、船内は小型ながらもセットを組んでますし、外に出る宇宙服にも好感が持てる作り。うんうん頑張ってはいる。だからこそ中盤以降の「ワッツGO TO ヘブン?」シーンや知らぬ内に「アイツは死んだ」と一言告げられ会場から何故か笑いが起きてちょっと急にシラケちゃったのは残念。派手なシーンも少なく最後までジミーな感じで終わるSFオペラ、好き嫌いが別れそうですが「2001年〜」のような“未知との遭遇”を期待しているとラストに意外な展開を迎えて……??それは人類にとって“ノアの方舟”に値するのか__??
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