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ディストピア2043 未知なる能力(2021)


【原題】Night Raiders

【監督】ダニス・グーレ

【出演】エル=マイヤ・テイルフェザーズ ブルックリン・レテクシエ・ハート

アマンダ・プラマーほか

【あらすじ】

世界戦争終焉後の2043年――北アメリカでは軍事政権が都市を支配し、人々は権利を奪われ、子供たちは5歳になると国家の所有物とされた。娘を連れ去られたクリー族の女性は、娘を取り戻すため自警団の地下組織に加わり、子供たちが集められたアカデミーに潜入する…。








 
【感想】

『その売り方はセコいってー』

 





どーもどーも湯船に浸かって「あー気持ちいいーっ」と平泉成のものまね風に声が出るラーチャえだまめです。未体験ゾーン!!!今宵も誰トク?な未体験情報を勝手に発信中……今宵は早いところで第6夜でしょうか。ではでは勿体ぶらずに……本日のゲテさん、いらっしゃ〜い



【ディストピア2043 未知なる能力】!!!……ハイ撤収!!!…え?だって「◯◯◯+年号」のタイトルで面白かった映画ってあります?毎年必ず地球に落下するアルマゲドンの如くこのタイトルはちょっと期待出来ないな……なんて思いながら前回ご紹介した「ドント・ストップ」のすぐ次の回だったのでついでにポチっと……まぁまぁあたり前田のクラッカーですが原題は、んなク◯なタイトルではありませんのであしからず___ちょっと気になったのが“製作総指揮にタイカ・ワイティティ”ですって?いやいや本当ですか?そんなただの“名前借り”かと思いきや本作の監督ダニス・グーレという女優監督さんとは15年以上の長い付き合いで割とガッツリこの映画に関わり合いがあるっぽい?そしてこのグーレ監督とワイティティの“接点”。この2人にはある共通の“ルーツ”があるのだそうです。そしてそれこそが、これまた作品の「テーマ」にもなっているという
















北アメリカの先住民“クルー族”の未来は如何に!?







先住民?クルー族?ディズニーランドの白い船に乗った時に遠くから手を振ったくらいしか縁もゆかりもおかかもないインディアンの話みたいですねー。でもって2043年ですからガッツリ本作はまごうことなき「SF」なんであります。そんな現在カナダの人口4パーセントを占めるという?イヌイットと並ぶ最大民族をテーマにした異色のSF映画、一体どんなケミストリーを生み出しているのか






 





時は西暦2043年!!世界大戦勃発後の北アメリカでは軍事政権が国を掌握し国民の生活をも規制し始めていた!!子どもは5歳の誕生日を境に国に未柄を拘束されそこで最強の兵士として強制育成される運命にあった…??開始早々それっぽい話が飛び込んで参りました、子どもが……の件がなんとなくアルフォンソ・キュアロンの「トゥモローワールド」っぽさがありますね、と思ったらガッツリ影響受けてんのかよ!!確かに少しドキュメンタリーチックに描いている感はありましたね。めちゃくちゃ派手な近未来と言うより荒廃した、現実の延長にありそうな世界観というか。近未来的な物体も蚊型のドローンくらいしかありませんし。人のいない朝っぱらから撮影でもしたのか市街地とかでもロケしていて、背景はVFXで加工して……そのつなぎ目も自然な仕上がりになっていてリアリティはありましたね。巨人でも覗いてきそうな巨大な“壁”とか(あれはCGなのかな?)



主人公の女性は11歳になる娘と人里離れた森の中で軍の目から隠れながら密かに生活しておりました。外には常にドローンが無数に飛んでいます。枯渇した食料&物資はすべてドローンから配給される、完全なる管理社会。まさにタイトルの如く一世風靡セピアもうかつにソイヤサァー出来ない「ディストピア」。ある日娘が脚を負傷したことで治療薬を探しに2人は軍の監視があまり届かない地区へと足を踏み入れていく。古い友人にも匿ってもらったりラジバンダリしておりましたが平穏はそう長くは続かず翌日軍の兵士がやってきて街は封鎖。娘を施設に送ればそこで治療が受けられる。ただし二度と娘とは会えなくなってしまう……まさに究極の二択。女性は娘の命を選びます。それから10ヶ月後、未だ愛する我が子を失った失意に駆られながら女性はある晩に施設から子ども達を誘拐する一族と出会う……



その一族こそ「クルー族」なのですが、彼らとの出会いから一気にカントリーの話に突入するといいますか母国にルーツがある人ならびに文化に詳しい人なら2043年に生きる遊牧民の姿をなかなか興味深く拝見することができるんでしょうけども……前知識がない状態で観るとまぁなんというか「へぇ〜。」って感想しか出てこない…(汗)11歳の娘がイヤイヤながらも徐々に訓練所に“洗脳”されていく様子とか、既に洗脳しきった息子と数年ぶりも再開も歩く機械と化した息子と心通わすこともなく息子に射殺される母親……などなど行き過ぎた軍事国家のおそロシアな光景なども目の当たりにしたりして、けど負けじと娘を救い出そうと抗う母親の強さとか、母と子のヒューマンストーリーとしてとっつきやすさもあるにはある。



民族、文化、恐怖政治、戦争により引き裂かれた母と子、新参者やテクノロジーに住む土地を追いやられていく遊牧民の姿をSF映画として描きたかった、そのような意図は感じることは出来ましたが全体的にまんべんなく練り込まれてはいるけどそのどれもが浅はかだった、みたいな感じですねー。舌出して威嚇するのってドウェインジョンソンのルーツのサモアもやってませんでしたっけ?いやーマジでそれくらいの知識しかないとあまり響かないかもしれません。(民族歌謡?BGMは良かったです)出演する俳優さんたちは遊牧民をルーツに持つ方々で固めたかのような、本作がハリウッド大作とはまた少し違う独特な空気感を醸し出しているんですよね。あーラストはなんですかアレ















蚊に「お座り」させるのとはわけが違うんですよー








クライマックスでいきなりステーキの社長もいきなり過ぎて肉を喉に詰まらせる危険性のあるいきなりスーパーナチュラルな展開で幕を閉じるのは……いきなりステーキの社長もいきなり過ぎて肉を喉に詰まらr




……これぞまさに未体験!!!ゾーンゾーンゾーン……(小声)


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