【原題】Terrifier
【監督】ダミアン・レオン
【出演】デイビット・ハワード・ソーントン ジェナ・カネル キャサリン・コーコランほか
【あらすじ】
ハロウィン・パーティの帰り、タラとドーンはダイナーで酔い醒ましをすることにした。そこに入ってきたのは、ゴミ袋を担いだピエロメイクの男。どういうわけか彼はタラに熱視線を送り続け、その姿にタラは不気味がる。しかし、しばらくするとピエロメイクの男は、トイレでなにか問題をおこしたようで店を追い出されてしまった。ほどなくしてタラとドーンも店を出るが、止めておいた車がパンクしている。タラは妹のヴィクトリアに電話して、迎えにきてもらうことにしたが、その裏でピエロメイクの男はダイナーの店員を殺害。そこからタラは一晩中ピエロメイクの男に追われるはめに......。
【感想(ネタバレなし)】
『※閲覧注意』
どーもどーも今朝フレンチトーストはレンジで温めてはいけないことを悟りましたラーチャえだまめです。今日はコチラの映画をご紹介したいと思います【テリファー】。いやー………こちら2016年の映画でございます媒体は忘れましたが前どこかのアメリカのサイトの“最恐ホラー映画ベスト10”みたいなのに取り上げられててこの映画だけ日本未公開&未発売でずっと前から気になっていたのです。でこの前近所のゲオに行ったらひっそりと棚の一番下になんだよレンタルされてるじゃーん!……近年の空前の“ピエロブーム”も虚しくなかなか面白そうなホラー映画なのに全く日本では話題にすらなっていない。何故だ?せめて都内のミニシアター系で取り上げられてもおかしくないではないか……いやまてよ、逆にこう考えることは出来ないだろうか、公開“出来なかった”のでは、と______
これはガチめにアカンあつ
ハイ出ました“絶対夢に出てくる選手権”でフレディ大先輩の出番さえ奪いかねない“悪夢顔”を披露してしまったペニーワイズは鼻で笑えてもコイツには口が裂けても笑えないこの“顔面凶器界のリーサルウェポン”!いやぁー物凄いインパクトでございます。こりゃあホラー苦手な人に絶対見せたい(←サイテー)この世の“ピエロに対しての不快なイメージ”を逆に全てかき集めたかのような、もうこの映画は“この顔が全て”と言っても過言ではない??そんな映画、だったんですねー。
物語はハロウィンの夜仮装したエロカワ女子2人組の前に突如黒いゴミ袋を持った不気味な“ピエロ”が現れ2人に不必要なストーカー→殺人、というかなりシンプルなものとなっております。とにかく“目的不明”の何の脈絡もなくただひたすらに襲い掛かってくる“Art the Clown”というアーティスト気取りの要は快楽殺人ピエロでございます。不気味なマスクにパントマイムのようなリアクション芸を披露する一切喋らないスタイル、ひと昔前のようなチープな映像とBGMがどことなく「ハロウィン」を彷彿とさせる。美人とSNSに自撮り挙げまくる系女子に怨みでもあるのか?ってキャストほぼ全員じゃねえかああああ!!!“美人は酷い扱いされない”ホラー映画の不平等条約に反した美女だろうがお構いなしの“徹底的に痛めつける”容赦ないゴア描写が最大の特徴……とまあ要は後味も最悪、なワケでございます。。。。
本当に残虐非道の何物でもない首チョンパなんて当たり前「わぁ〜おっぱい重力d…なんて言ってる場合じゃない逆さに吊られた人間をギーコーのこぎりギーコーのこぎりして“一刀両断”するシーンをまじまじと見せつける18禁バンザーイ!なショッキングシーンの数々はなかなかの作り込みでB級ながらグロファンにはかなりオヌヌメ出来る作品です。自分が体験したらゾッとするほど喜べないのに映画だと「おっ、やるねぇ〜!どんどんやるねぇ〜!!」と何故か身を乗り出して楽しんでしまう私は病気ですk…
ヒロインが突然ピエロに反撃に出る“立つんだジョー”展開にピエロのイミフな設定、音響や効果音の使い方が下手だったり……色々荒い部分が目立つ作品でもございます。ただ本作は“笑い”を“恐怖”に変え“夢に絶対出没してやんぞ”出没ホラチック天国と言わんばかりの“顔面凶器”という強烈な一発ネタでホラ−1グランプリに挑む芸人の如く
一発屋映画
とにかく“最恐の顔を作ったもん勝ち”の精神に則ったストーリーとか演出とか細かい事は後回しで一人でも多くのお客さんに恐怖を植え付けられればそれでヨシ!!というホラモネアの一発芸部門で優勝を狙っているような、ただしかしホラー映画ならある意味大正解の?そんな映画なんですねー(で結局何が言いたいの?)そしてどうやら「 all hallows' eve」というオムニバスホラー映画のスピンオフらしくその続編「all Hallows' Eve2』は「ナイト・オブ・ハロウィン」というタイトルで日本でも見る事が可能です(ただしピエロが出るのかは不明)彼女と深夜のGEOでさりげなくカゴに入れて他の映画と一緒にレンタルする素敵なサプライズはいかがでしょう?
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