【原題】Spider-Man: Far From Home
【監督】ジョン・ワッツ
【出演】トム・ホランド ゼンデイヤ ジェイク・ギレンホールほか
【あらすじ】
夏休みに学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かけたピーターの前に、元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れる。一方、ヨーロッパの各都市をはじめ世界各国には、炎や水など自然の力を操るクリーチャーが出現。世界に危機が迫るなか、ニックは「別の世界」からやってきたという男ベックをピーターに引き合わせる。
【感想(ネタバレなし)】
『今回のスパイディはズバリ“騙し合い”』
“日本最速公開”の意味は特にありませんでした(笑)どーもどーもラーチャえだまめでございます。ホントは見る予定無かったんだけど友人に連れられて急遽観ることに。「アメスパ」のようなダークなスパイディが好きな私には「軽」くて単体では成り立たない「アベンジャーズ関連作品」の前作はイマイチ好きになれなかったのですが。。。。
「エンドゲーム」からのお通夜ムードを継承……するはずもなく、相変わらず「100%コメディ」に全振りしていてまぁとにかくノリが「軽い」。メイおばさんも義理の息子が生死に関わる戦いしてるっちゅうのに毎回笑顔で送り出しちゃうぶっ飛び具合(笑)ただし「1作目」よりは格段に面白くなった…かな??というよりそれは多分前作よりアクションシーンが格段に増えたから。序盤はトム・ホランド演じるピーターの“未熟”さが邪魔して全然活躍してくれないスパイディにイライラしちゃいますが、後半で“一皮むけて”一層たくましくなってバシバシ戦ってくれてそこは良かったですねッ!!ただし相変わらずNYの摩天楼を縦横無尽に飛びまくる“スパイダーマンと言ったら”的なシーンがラストのみでやっぱり悲しい。。。。
そんな今作で親愛なる隣人史上初の試みのとなる“ワールドシリーズ”としてヴェネツィア、プラハ、ロンドン、、、、フツーに“観光映画”としても楽しめる(PS:オランダの人は優しい)スパイディが世界中で飛び回る姿って、そーいえばありそうでなかったですよね〜(宇宙には行ったけど笑)
今作でスクリーンに参戦!ミステリオ!!いやーついにアナタまでスクリーンデビュー飾っちゃったのね(笑)この“顔面金魚鉢”が一体どうなるのかと気になっていたのですが、まんまと“原作通り”なヤツでヒジョーに良かったです!!まぁ、スクリーン向けじゃないキャラだとは思ってたけど、意外とそこまで違和感なかったwwそしてそれを“名優”ジェイク・ギレンホールが演じるという……なんで?って最初は思ってたけど……もはや自虐ネタにしか見えん(笑)
今作も勿論過去の「アベンジャーズ関連作品」を見ていないと色々ネタでも「?」となることは間違いありません。ただ毎度お楽しみの“ENDロール後”の映像が、、、、、
“スパイダーバース”過ぎだろ(笑)
【感想(ネタバレ&解説)】
前作では“いるだけ”でファンをキュンキュンさせた白玉ゼンデ、、、ゼンデイヤ演じる“MJ”とよーやく急接近……ただピーターが恋心を抱くシーンがちょっと欲しかったな〜。プライベートでトム・ホランドとの交際も噂されておりましたが、、、、「アメスパ」のカップルといいまさに演じると“親愛なる”関係に発展しちゃうのでしょうか!?
ストーリーはもう……あってないようなものですよね(笑)「クラウン」や「コップ・カー」の彼の“ホラーテイスト”が好きな個人的にはジョン・ワッツ監督の“キッズ”の描き方は継承されているけども、それ以外はあまり彼の個性が出ていないような気もするんですけどね…スパイディ以外に今後どんな“作風”で撮るのかが気になります。
一応前作と同じく“ピーターの成長物語”がさらにトニー・スタークの“死”によって加速し、「スターク=ピーター」をモロに臭わせる展開、ジェット機内で新しいスーツを作成中のピーター、そこへ「アイアンマン」のOPで流れたレッド・ツェッペリンの曲が再び流れだしそれを懐かしそうに見つめるジョン・ファブローとかモロじゃん(笑)そのジョン・ファブローは毎回“肥大化”してる気がするんだけど「ライオンキング」撮ったりキャストスタッフに手料理作ったりしている合間に自身も俳優として大活躍のファブローはん。メイおばさんと結婚したらピーターの“義理の叔父”になるって事?
ピーターがニック・フューリーに自分の代打に「キャプテン・マーベル」の名を挙げたら、いやアイツはねぇよ、みたいな顔したのはそーいう事だったんですね(笑)でもって“ホンモノ”はしばしの休暇(?)を銀河で贈っていた……部下に仕事させて自分はバカンス気分とか酷えな(笑)彼は彼で銀河で何かしている模様……次のキャプテンマーベルに“繋がる”予感プンスカプンです。
ついに時空を超えてきた社長(笑)
いやービックリだよねーーーーまさかサム・ライミ版に出てたJ・Kシモンズが“全く同じ”役で最後出てくるとかトリプルミラクル過ぎだよ!!(笑)時空の歪みが〜ってそーいう事なの!?アッチではライミ版のスパイディも相当人気なんですねー。でも最後に“実名”まで公開されちゃって……次回はジョン・ウィックみたいにどこいっても殺し屋に命狙われるストーリーですか?
ジェイク・ギレンホール演じる“ミステリオ”。原作ではハリウッドの特殊効果を使って戦うちょっと変わったタイプのヴィランで、それを今回“どう表現するのか”が結構気になっていました。もしかしたらその“設定”すら全部無くしてドクター・ストレンジみたいに単純な魔術師系のヴィランにしちゃうんかなーとか思っていたのですが……
まぁ言っちゃえばまさに映画そのものが“特殊効果”だからね(笑)そのまんま、て言っちゃあそーだわなww我々だって映画見ながら「わぁーホンモノみたい」ってなってるワケだし(笑)改めてハリウッドの技術って凄いなーって思い知れえええい!!!って言われた気分…w
しかも地味に「アイアンマン」に出てきた科学者が一人メンバーに混ざってるとか……ゴメンそれは流石に「うんお前なんて知らんし(笑)」全く今回もネタの盛り込みに“スキ”がないマーベルは流石ですよねッ!!
ただ今回も正直なところ公開する前から“絶賛の嵐”なのがどーにもミステリオじゃないですが“信用できない”んですよね。ライミ版の「2」の電車のシーンだったり、「アメスパ2」のラストだったり、このシリーズにはそんな“名シーン”が今のところまだ存在しない。相変わらず客層の半分くらいが“メディアに流されているとしか思えない”キミたち普段ほかに映画見てる?アベンジャーズ“が映画”とか思ってない?本人がそれで楽しい、て感動してるなら文句は言いませんが…。単純な「コメディ映画」としては面白かったです。
スパイダーマン大好きです。けど、私はサム・ライミ版の方が好みですかね~。
旧3部作は、何度も見返しました。
この作品も面白かったですけどね。
MJとの恋物語は良かったですね。