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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019)

更新日:2019年12月23日


【原題】tar Wars: The Rise Of Skywalker

【監督】J・J・エイブラムス

【出演】デイジー・リドリー ジョン・ボイエガ オスカー・アイザックほか

【あらすじ】















 
【感想(ネタバレなし)】

『みんな、そろそろハックス将軍ファンクラブでも作らないか?』

 





劇場から出て来て歩きながらネタバレしないでください本当にほんっとおおおおおおおおおおおおおおに迷惑です!!!!どーもどーもラーチャえだまめです!!いやー劇場入れ替えのタイミングでとある夫婦から壮大なネタバレを小耳に入れてしまい「バタフライエフェクト」で「シックスセンス」のネタバレをされた時と同じ憤りを感じてしまいまs、「エンドゲーム」の時もずっとお口チャック出来てたでしょ!?なら今作だって出来るよねぇぇ!?だって同じディズニー映画ですからn…そんじゃそこらのおもちゃコーナーでトミカが欲しいとグズるお子さんの機嫌をなんとか直そうと買ってあげようとする優しいお父さんとそうやっていつもいつも買うからワガママになるんでしょ!と正論をブチかますお母さんとの壮絶な遠い遥か彼方のとある家庭の内輪揉めじゃないの












全宇宙が待ちに待った家庭の揉め事なのよ!?






…と言うわけで只今金ローが気になって気になって手がフリーズしながら打ち込んでおりますついにスクリーンにて“地の利を得て”しまったSF界のドン「スターウォーズ(※以下SW)」その最新作【スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け】!!!を恐れ多くも拝見させて頂きました……ええ初めて予告がネットでアップされた時思いましたよ「東京オリンピックには高飛び代表かな?」しかもCMなどで“スカイウォーカー家の完結編”………チョトマテチョトマテえ、宣伝さん何“自信無さすぎじゃね?(笑)”いや何ちゃっかり“逃げ”の口実作ろうとしてんのよ!?そこは普通に“シリーズ完結編”て言えばいいじゃない!?……早くも“シリーズに入れたくない何か”があるんじゃないかの疑惑が煽りまたは“SW自体を終わらせる気はない”ヨクバリス過ぎるネズミーのゲスな思惑も見え隠れしちょっぴり不安を抱いておりました…。



…はいはいわかりましたよわかりましたよ!!もう言いたいことが山ほどありますがネタバレになるのでここでは申し上げられません!!ただ言えることだけを言います!!今回「エピソード9」観た方は一体どんな感想をお持ちになられましたか?私は



















“シリーズ最も賛否両論巻き起こるSWであり、最もファンが観たかったSW”







という印象であります!!こーれーは「ネットが荒れるぞぉ〜!!!(笑)」この一見“相反する”2つの感情、どーしてそう感じたのか、と申しますと



















7作目の「フォースの覚醒」のこれでもかとファンのマインドをフォースで擽ぐる懐かしさ全開のオマージュ路線



8作目の「最後のジェダイ」でこれでもかと世界観をダークサイドでブチ壊した破壊路線











この「両方」をやっているから!!!なんですねー。















「誰が見ても満足出来るSWとは何か?」






いやーこれは相当考え考えて絞りに絞った全銀河系に住むマンダロリアン、あいやファンへの“アンサー”ではないでしょうか??シリーズの王道路線で攻めた「フォースの覚醒」、変化球過ぎる玉を投げた「最後のジェダイ」、、、、両者ファンがいることは承知の事実、えええええええええいなら両方満遍なくやっちゃえええええええ!!!!それが今作「スカイウォーカーの夜明け」だと思っております。監督は「フォースの覚醒」から再びメガホンを託されたJ・J・エイブラムス














骨の折れる作業……お疲れっすッ!!!(笑)









前作「最後のジェダイ」は個人的にはあまり好きにはなれなかった
















パンク寸前新キャラ入れまくり+伏線投げっぱなし=全く前進していない物語






本来「これくらいまで話進めて下さいよ」ってラインまで全然話が進めていないんだもの!!なんだか“ダラダラやって時間来たから終わらせた”みたいな??無駄にキャラ沢山増やして前作からの“伏線”も結局最後までそのまま放置プレイでそのくせまた新たな伏線だけ無駄に沢山用意して……あとは任せた!!ポーイみたいな??「あと1エピソードでこれ全部終わらせられんの?」そう思った方も多いのではないでしょうか??



…つまり今作で“2エピソード分”ストーリーを稼ぐ必要があったわけなのです!!で結果どうなったかと言うと


















“ほぼ総集編みたいな140分(笑)”






まぁOPの“下から出る字”から「えええええええー!?」な衝撃的な事実のカミングアウト……だって“描く時間”がないんだもの!?字幕スーパーで流すしかないっしょ!?みたいなノリです(笑)それゆえに全てが“駆け足”で良く言えば“アップテンポでダレない”、悪く言えば“非常に疲れる”…実際観終わったあとなかなかの頭痛を発症してしまいました、それくらいバーゲンセールかってくらい“詰め込んで”ます。でもね、それでもやっぱり


















全体的に“収まりきれていない”






キレイに終わったよ……でもきっとまだまだ見せたかったものが沢山あったんじゃないか?そんな気がしてならない。だからこその“スカイウォーカー家の完結編”なのかもしれません……。








 
【感想(ネタバレ&解説)】






いや上では軽く収めるつもりが話しだしたらまあ止まらない「お前が一番収まりきれてねえよ!!」はいごもっともでございます……wいやしかしホントにビックリですよねー、登場するのは知ってたけどものっけから「パルパティーンは…」って!!(笑)それまで全くと言っていいほど劇中話題にすら挙がらなかったパルパティーンがいきなり“いることを前提”で言われてもさ……もうちょっと“前フリ”とかなかったんですかい!!



演じるはエピソード4「新たなる希望」からずっと一役で頑張り続けるイアン・マクダーミド。エピソード6「ジェダイの帰還」でダースベイダーによって奈落の底に「ああああああああああああああ!!!」されて命を落としたと誰もが納得の最期だったのですが……



…今回は特に“後出しジャンケン感”がものすごいですよねー、まさに“取ってつけたような”話というか、「黒幕はパルパティーンだ!」「なんだって!?」の流れとか朝やってる戦隊ヒーローと同じじゃねえか(笑)まあでもこの“パルパティーンの復活”というある意味ファンが絶対盛り上がる“キラーカード”を使わざるを得なかったのは必然だったのかもしれません。何度も言うようですが前作「最後のジェダイ」が全くと言っていいほど“現状維持”状態で物語が終わってしまい、物語を“シスを倒す”という展開に持ってこさせる以上に“使えるネタがなかった”のではないでしょうか。いやホントに「フォースの覚醒」と「最後のジェダイ」はシリーズなのにやっていることが“真逆”過ぎて統一感がないんですよね。私個人の意見としては「フォースの覚醒」は完全に「新たなる希望」の“焼き直し”だと思っています。主人公が貧しい星に住む設定、ベン・ケノービ=ハン・ソロに思えてならないかつて活躍したキャラクターの引退劇、そしてデス・スターならぬ“スター・キラー”が破壊される流れまであまりに類似点が多いものでした。それを“原点回帰”と捉える人もいるでしょう。意図的にそれをやることで当時観た「新たなる希望」と同じ感動と興奮を、再びもたらしてくれたと。「フォースの覚醒」はそんな“懐かしさ”を前面にアピールした作品だと思います。



ただ私的にはそれはウラを返せば“下手にSWというコンテンツを動かせられない=同じ事をするのが一番反感を買われない手段”というJ・J・エイブラムス監督が火傷しないようめちゃくちゃSWを愛するファンに気を使いまくった結果の“逃げの一手”なんじゃないか、とも思ってしまいました。それはつまり“全く冒険をしていない”ということです。新しい事に挑戦していない、同じことをまたやるだけ、それってすでに完結している物語をまた続ける必要ってなくないですか?つまりまた新たに始めた理由=コンテンツとして儲かるからという理由しかない、いや実際ほぼ100%その理由なんですけどね(笑)でもなんか勿体ないじゃないですか、どうせやるなら、スピンオフではなくちゃんと“エピソード”として続けるんだったら、“これまでにない”SWも観たくないですか___?



…と思ったのが続く「最後のジェダイ」でメガホンを撮ったライアン・ジョンソン監督。彼は「誰も観たことないSW」を作り出すこと“だけ”にめちゃくちゃ力を注ぎました、その結果“誰もが予想しなかった展開”を次から次へと盛り込みました。しかしここで一番問題だったのが



誰もが予想出来ない=“面白い”とは、必ずしもならないということです。「最後のジェダイ」撮影中に亡くなったキャリー・フィッシャー演じるレイア姫。予告編でもカイロ・レンによって“退場”させられるのでは?と匂わせておいて実際は宇宙に吹き飛ばされようがフォースのチカラで華麗な復活をしてみせました。またカイロ・レンがレイに手を差し伸べるシーンでは「レイ闇落ち疑惑」を生み出し、カイロ・レンと“共闘”するシーンでは逆に「カイロ・レンがレジスタンスに加入する」なんてウワサもあったのです。しかしその予想も全て裏切られました。そして最もウワサされた「レイ=ルーク・スカイウォーカーの娘説」これもハズレでした。では今言ったようなその“展開”が、“物語的に面白かったのか”??レイア姫があんなマスターヨーダすら凌駕してしまうほどのフォースの使い手という設定に無理はないだろうか?カイロ・レンとレイの2人の“関係性”がかえってよく見えなくならないか?前作でエースストライカーだったポーが突然やさぐれて仲間からバッシングを受けるまで人格が急変した訳は?スノークという“いかにもボス”なモヤシ先生を見せ場もなく一瞬で退場させるならそもそもあんなキャラクター必要なかったのでは??レイの“出生のヒミツ”をあそこまで引っ張っておいて結局見せない意図は??



誰も予想出来ない、ということだけが先行されてしまい、“物語の統一感”が大きく乱れてしまったのが「最後のジェダイ」だと思っております。



そして最終章である今作で「フォースの覚醒」で再び託されたエイブラムスはその前作の乱れた展開の“軌道修正”をしつつ、「フォースの覚醒」でやった全く捻りのない王道路線にも帰らず「なんか観たことあるな:5割 意外性:5割」の前作、前前作の丁度いいとこ取りをしようとしたんじゃないか?



まぁ確かにフォースで人を生き返らせるのとかパルパティーンが手から電撃放って空を飛ぶレジスタンスの宇宙船全部落とすとかそんなチカラあるならどーして今までやらなかったんだよとツッコミたくなる“意外性”もあります(笑)ただ「フォースの覚醒」でも別行動が多かったポーを今回はレイとフィンと一緒に行動させレイ・フィン・ポーの3人=ルーク・ハン・レイアの3人とダブらせ、ルークがXウィングをフォースで海から引き上げるシーンはさながら「帝国の逆襲」のオマージュだしラスト、タトゥイーンのルークのかつての実家を訪れて2つの太陽をバックにしたレイとBBエイトのシーンなどなど……“なんか観たことあるな”なシーンもまた大量に導入することで上手く世界観のバランスを保とうとしているのはものすごく伝わりました。



またキャリー・フィッシャーのおそらく生前撮り貯めていたシーンを使ったのでしょうか、物語に違和感なくはめ込めていたと思いますね!ちなみに本作にはキャリー・フィッシャーの実娘さんがレジスタンスの一人としてがっつりセリフありの役柄で登場しております。他にもレイを演じる市原隼……デイジー・リドリーのご両親もエキストラとして参加していたり、これまでもダニエル・クレイグ、サイモン・ペグ、ヒュー・ジャックマン、エド・シーランなど有名ゲストがこぞってカメオ出演しているシリーズ恒例(?)「マスクの下は誰だろなゲーム」当然今作でも誰かしら潜んでいる可能性はほぼ間違いないとは思いますが案の定今回も顔が見えなければ判別不明ですので公開後の公式アナウンスを待ちましょう!!



レイとカイロ・レンのキスシーンも意外に思われた人も多かったのでは??しかしあれは「恋人」が愛し合うようなロマンチックな“LOVE”じゃなくて、どちらかというと家族、兄弟、友人に感じるような“愛情”の意味合いの方が強いんじゃないかなー。抱き合う以上の愛情を爆発させてとっさに思いついた行動って言うか……その後秒で消え去るカイロ・レンの最期が若干呆気ないものの、カイロ・レンが“ライトサイド”の象徴である青いライトセイバーを持ってレイと共闘するというファンが最も待ち望んでいた胸熱展開も見事今作で実現してくれた、ファンの期待にも応えてくれたエイブラムスに感謝ですねッ!!



ただ今回も残念だったところが2つだけございます。一つはデス・スターの残骸眠る惑星で出会った“ジャナ”が本作に“全く必要ないキャラクター”だということ。ジャナ=「最後のジェダイ」から登場したローズと役割が完全に被っちゃってます。“元ファーストオーダー”という共通点があるとはいえ正直物語中盤でいきなり登場して最終決戦で隠れフォースキャラに昇進したフィンの相棒になるには流石に無理があり過ぎます。また今作でシリーズ復帰したビリー・ディー・ウィリアムズ演じるランド・カルリジアンの娘であることが公開前にリークされましたが劇中それをうやむやにしている所も気になりました。そしてもう一つ
















ハックス将軍の雑な扱い(笑)







「オレがスパイだ。」からのピューンッ!!じゃないよハアアアアアアアアアアアックス!!!!!(泣)仮にも「フォースの覚醒」からずっと出てるキャラクターですよ!?演じるドーナル・グリーソンだって主演作の多い立派な俳優さんですよ!?(笑)それが一体なんの因果か一瞬で散る命トホホ……思えば「フォースの覚醒」で何万というファーストオーダーの軍勢の前で声が枯れるほどの大きな声で演説したかと思えば「最後のジェダイ」でカイロ・レンの“おもちゃ”にされた彼の人生を振り返るとなんともいたたまれない気持ちにならざるを得ません…(笑)



しかし“重要なキャラクターを唐突に殺める”やり方はスノーク、そしてキャプテン・ファズマで既に経験済みなんですけそね…それでも彼には他の敵とは違う何かがあった


















“愛すべきいじられキャラ”だから(笑)







いけいけハックス!!!!出世街道まっしくらだあああああああ!!!!からのありがとう、ありがとうハックス!!!アンタの功績はレジスタンスで語られずとも我々の記憶に永遠に語り続けられるであろう……!!!?









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