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ジュラシック・ワールド 新たなる支配者(2022)


【原題】Jurassic World: Dominion

【監督】コリン・トレヴォロウ

【出演】 クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード ローラ・ダーンほか

【あらすじ】

ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女、メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていた。そんなある日、オーウェンは子どもをつれたブルーと再会。しかし、その子どもが何者かによって誘拐されてしまい、オーウェンはクレアとともに救出に向かう。(映画.COMより)



 
【感想】

『真の支配者は人でも恐竜でもなくイナゴ』

 




どーもどーも最近よく通うようになった近所のパン屋の店主とたまに道端で見かけた時挨拶するか毎回迷った挙句ちょっと歩くスピードを落としますラーチャえだまめです。早速ですが本日はこちらの映画を拝見させていただきました。



【ジュラシックワールド 新たなる支配者】!!!テェーレーレー♪ももう6作目、大阪のUSJはいつ「ワールド」仕様になるのか非常に気になる所ですが……コレはね、流石に劇場案件でしょ?デッカいスクリーンでデッカい恐竜を拝むのが恒例行事、何よりの「映像体験」と言ってもいい「ほかにタイトルの知る恐竜映画があるだろうか?」と言うくらいにもう「恐竜映画」という今更誰も新規参入できない唯一無二の市場を確立してしまったと言っても過言でもないはじまりは93年世界のスピルバーグが「現代に恐竜を蘇らせる」と我々視聴者に宣戦布告したのがただの戯言ではなかった恐竜復活、それは同時に「革命的VFX」の誕生を意味していた「ジュラシックパーク」から数十年、キャストを一新して売れっ子スターロードがアライグマから恐竜を飼い始めた新シリーズとしてスタートした「ジュラシックワールド」も前作「炎の王国」でついに恐竜が人間社会に混入し「共生」を余儀なくされてしまった!?前作ラストで過去最大級に風呂敷を広げ残りラスト1本でこの世界観に上手く「終止符」を打てるのか??某遠い遥か彼方の銀河系(2次創作)と同じ見切り発車で突っ走ってないよね??非常に不安だったのですが



監督はその「エピソード9」で監督を務める予定だったがキャスリーン・ケネディPにまさかの「戦力外通告」を受け降板させられたコリン・トレボロウ監督。シリーズ4作目「ジュラシックワールド」シリーズを確立させた張本人であり、デルトロの申し子J・A・バヨナが恐竜で「密室系ホラー」をやってのけた前作から今回再び登板、という「生粋のスピルバーグ大好き監督」が最後の最後に「締めて」くれる…のはある意味順当?安心感がありますね。主演はクリス・プラット×「マンダロリアン」で監督デビューも果たしたオヤジの背中追い中のブライス・ダラス・ハワードのほか、前作でカメオ出演したアリではないMr.ハエ人間ジェフ・ゴールドブラムのイアン・マルコム×ゴールドブラムとは一時私生活でのパートナーシップを結んでいたローラ・ダーンのエリー・サトラー×そしておーでぃ……サム・ニールのアラン・グラント。この「御三家」が?ついに同スクリーン上でアッセンブルしちゃうっつう、、、、この6作目にしてついに「園内」から「世界」へと派生し本当の“タイトルの意味”がここでようやく判明した恐竜王国シリーズも最後の最後も「やっぱりT-REXだよね」の“大トリ”が変わることもなく













「THE思い出補正映画枠」から抜け出せていない作品であることは間違いない






のだけれども、今作のメインはもはや間違いなく恐竜ではなく「ジュラシックアベンジャーズ ノーウェイドミニオン」の如く「新旧キャラの共演」にあり。これがこれまでのシリーズを愛してやまないファンには「全編ファンサ」以上の何物でもないという??






 









まさかマルコム博士の「逃げ恥」ならぬ「オトリ作戦」までまた見れちゃうなんて






ジャスティス・スミスが恐竜ゲットだぜ!!まではしてくれませんでしたが、4作目で飼育員の相棒を演じたオマール・シーがクリス・プラットと“最強のふたり”をやってくれたり、旧3部作キャラだけではなく4作目、5作目から参戦したキャストも登板……つまりはシリーズキャラが総出演しちゃってるわけで、となれば当然「人物描写の大渋滞」、己の出演時間を掛けた尺取合戦なるものまで想像の範囲内、になってくるわけですがまぁ皆さん「順当」といいますか、そりゃ2時間超えの長編じゃなきゃ無理よな、とも思いつつも主要キャラは今作から参戦したワイルドなイアハートなパイロット含めだいたい出演時間同じくらいかな?ワラワラキャストのまとめ方、使い方はトレボロウ監督は上手い。やっぱりJJじゃなくてトレボロウ監督にエピソード9任せていた方がまだマシだったんじゃねえk、



ちなみにストーリーの筋はもう……シリーズ通して描かれた恐竜、否“生き物”…否否“生命”への冒涜?残酷にも“管理”しようとする人間の愚かさ……は変わらず、4作目以降不動のアイドル的地位を確率したラプトルちゃんの子どもと5作目で“クローン”人間だとわかったメイジーが誘拐され、今はメイジーの里親となったクリス演じるオーウェンとブライス演じるクレアが救出に向かうのと同時に近頃畑に大量出現した巨大イナゴ……いやまさか巨大イナゴがキーパーソンならぬ“キーワーム”てか普通にキモすぎぃい!!!と生理的に無理感アリストテレスな方もいるかもしれません……ヒラリー・スワンクの「ザ・リーピング」以来の衝撃でs……話が反れましたイナゴ発生の異変に誰よりも早く勘づいたサトラー博士が事件のウラに恐竜の保護活動をするテクノロジー会社“バイオキシン”の影を疑い、盟友グラント博士と共に研究施設に侵入する……とはじめは新旧キャストが交わることなくそれぞれの事件を追うウチにそれが次第に1本の糸で繋がりラストでついに両者が対面する。



シリーズおなじみの恐竜、とりわけ1作目「ジュラシックパーク」で登場した恐竜が今作のメインでした。T-レックスはじめ首長竜やトリケラトプスの赤ちゃん、エリマキトカゲみたいなヤツ(?)は1作目に登場した恐竜ですからね。しかし研究が進み93年以降、“恐竜”のイメージはだいぶ変わったわけで、確か恐竜って鳥の祖先だからフサフサの毛が生えてた?今の図鑑ではT-レックスも赤毛のフサフサ野郎になってるって話じゃないですか!!……で今作でシリーズ初?“毛の生えた恐竜”が登場。本当はこっちが正しい“あり方”なんだろうけど、T-レックスを今更フサフサにされても……SFですからフィクションですから??ここは93年のイメージを崩さず新旧バージョンで違和感なく登場させてますね。だからこの映画を見て「恐竜ってこうなんだ。」とは思ってはいけない……あくまで“恐竜”と名のついた“オリジナルモンスター映画”であると。



全体的に丁寧にキャラを扱ってはいるものの、一つ残念だったのがグラント博士とサトラー博士の恋模様はマジで蛇足だったかなー。あの2人は最後まで「友達以上恋人未満」の関係でいて欲しかったというか、いや最終作ばりの「ケジメ」として白黒はっきりさせたかったとしても、なんか2人のぎこちなさとか色々ちょっと……いい歳こいたおじさんとおばさんのイチャイチャ、この2人だけ完全にアオハルなのよ……



1作目を除きシリーズ通して一定値の面白さはあるが、それを超えるほどの面白さはないと言うか…‥事実海外の調査で今作を劇場で観たリピーターの過半数が「これまでずっと観てきたからなんとなく次も観る」という理由だったそうな。ラストもどう着地するのか、結局特に何か変わったわけでもなく“現状維持”ってことですか?いや恐竜マジでどうすんだよ……


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