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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021)


【原題】Shang-Chi and the Legend

of the Ten Rings

【監督】デスティン・ダニエル・クレットン

【出演】シム・リウ オークワフィナ

メンガー・チャンほか

【あらすじ】

犯罪組織を率いる父親(トニー・レオン)に幼いころから鍛え上げられ、最強の力を持ったシャン・チー(シム・リウ)は、組織の後継者とみなされていた。だが、彼は自らの力を封印し、過去の自分と決別してサンフランシスコでホテルマンとして平凡に暮らそうとする。だが、伝説の腕輪"テン・リングス"を操る父親が世界を恐怖に陥れようとしたため、シャン・チーはついに封印していた力を解き放つ。(Yahoo!映画より)

 
【感想(ネタバレなし)】

『会社の先輩の太田さんが出てる説』

 





どーもどーも一重を奥二重と言い張る人の大概は一重だと思いますラーチャえだまめです。私事ですが近々引っ越しを考えておりまして、色々やっていたらブログをおざなりにしてしまいました。いやー2回目のワクチン摂取も終わりそれから2週間ほど経ったということで、また少しずつ様子を見ながら劇場に行ければなぁ、そんな訳で他にもたーくさん見たい映画があるのですが本日はその中でもSNSでネタバレ食らいたくない総選挙1位の“鮮度が命”なコチラを拝見させて頂きました



【シャン・チー/テン・リングスの伝説】!!!はいもう安定的に面白いぃ〜♪はいもうおしまいぃ〜♪な皆大好きマーベルコミックがついちょっと前にやったばかりのウィドウ姉さんの興奮冷めやらぬ間にまたしても新作を劇場に送り込んできた(年内はこれでもまだ半分なんだぜぇ〜?ワイルドだろぉ〜?)シャン・チー?そういえばLAのチャイナタウンに行った時ブルース・リーのでっかい銅像がありましてねー、そんなブルース・リーを神格化させたと言っても過言ではないカンフーヌンチャクなんでもごされのチャイニーズヒーロー!!ただ正直な話ブルース・リー没後80年代から存在してるもののアイアンマンやキャプテンアメリカ、親愛なる隣人などの花形スターと比べるとどうしても日本では知名的に劣る……原作本まだ1柵も翻訳版発売されていませんし。しかしまぁ言ってしまえばネズミー目下のグローバルなユニバーサルデザインを推し進めているマーベルスタジオ的には?「ブラックパンサー」を作った時点でもう「ああ、じゃあ次はアジアですよね」と今作の登場は知名度に関わらずいわば必然、と言っていいのではないでしょうかー??



そのアジア圏……というか中華人民共和国ですよねもう。今や「中国を制した映画はハリウッドを制す」ということわざが生まれてもおかしくない巨大市場のご機嫌取りをするのは近年のハリウッドの“常識”なんでありまして、今回ほぼオールアジア人キャスト、監督も日系監督をチョイスという……もう本気度が全然違いますでしょう?



















全一重民に朗報







いまだかつてこんな目がちっちゃいヒーローがいただろうk……これがアメリカが思うアジア人のイメージなんですか?はたまたアジア人が選んだからこうなったのか…??もうテンプレかってくらいTHEアジア人ですッ!!感アリストテレスじゃあないですか?そんなわけで見たわけなんでありますけど、なになに今回登場するヴィランは実は過去作からその存在を暗示していた「マンダリン」?予告編の武闘会シーンに登場していたのは10年前に登場した◯◯◯だった?とか公開前からMCUシリーズの「おさらい」度を試されているかのような?色々と謎多き作品、ということでも話題にもなりましたが、私はそれよりもです





















それは果たしてチノパンなのか否か





 





色々話したいことはあるけれども、もうほとんど話すことが、言ってしまえば「ない」って話なんですけどねー。予告見てもうおわかりかと思います「アクション」。ジョン・ウィックが拝めるカン「フー」。ただ本作は“それだけ”でしかないと思われちゃうかもしれない。否

















ヌルっとしたカンフー×中国四千年の歴史ファンタジー大集合だよ








映画、だったんですねー。









まずは「アクション」。カンフー映画ってあんまり見たことないから比較出来ません。けどOPからもう「三國無双」だしアチョー!!な、とにかく手数の多い相手にしたらウザがられそうな中国武術からガッキーの十六茶のCMかよってくらい風がフワ〜って舞ったと同時にワイヤ〜でフワ〜「グリーン・デスティニー」的な?そんなようなものを想像していたらまさにその通りだったと言うか、もうアクションは見ていて本当に気持ちがいいのです。



またカメラワークも、もうどうやって撮ってんだ?→撮ってる?これCG?実写とCGアニメーションのつなぎ目が早すぎてようわからん……これで彼「常人」なんだぜ?何の補正もない「ただの人」なんだぜぇ…?(ただの人の定義とは)



ネタバレになるから言えないけど後半のねぇ〜ばぁ〜えんでぃんぐすとぉ〜りぃ〜♪な予想の遥か斜め異次元を行く展開にチャットモンチー好きじゃなくても口がアングリラしてしまうかもしれません。私個人的には今回のマーベル映画は家族との確執で世界が滅ぶかもしれないはた迷惑な話、なにかと「水」がテーマ、そして異世界ファンタジー要素と、まさに思い返せばマーベル版「アクアマン」なんじゃねえか、ってくらい似ているなと思いました。



普段はホテルの駐車スタッフのショーンという名で働いているシャン・チー演じるのはこれが大作初出演のシム・リウという中国出身、カナダ国籍の32歳。作家やスタントマンとしても活動しているらしい。えースタントマンならもう元から最強じゃないですか。ダースモールのレイ・パーク理論かよ……



対するは実の父であり中国四千年の歴史より生きている過去数多の呼び名で歴史に存在し続けていた時として「マンダリン」と呼称された時期もそういえばあったよね的なテンリングスの使い手シュー・ウェンウー。演じるはアジアのスーパーアスター、「レッドクリフ」で軍師周瑜を演じた名優トニー・レオン。「アイアンマン」でテロリストにトニースタークを襲わせた張本人であり世界で暗躍する闇の組織的な、長らくその存在が謎に包まれており「アイアンマン3」で待望の登場……がしかし影武者だったという、バットマンで言う所のラーズ・アル・グールみたいな?



ほかにも「オーシャンズ8」のオークワフィナ、「グリーン・デスティニー」のミシェル・ヨーなどアジア俳優が集結。そしてシャン・チーの妹で兄と同じく殺人拳法の使い手としてメンガー・チャン演じるシャーリンというキャラも登場するのですが、妹もなかなかの強キャラで時に兄妹で共闘するシーンが「アントマン&ワスプ」を連想させるシャーリンも今後フェーズ4でガンガン登場する気がしてならない……たとえば“二代目ウィドウ”と共闘とか?





 
【感想(ネタバレ)】







いやーもうびっくりですよねー



















ウォンとアボミネーションデキてた説







クロスオーバー的にベネディクト・ウォン演じるウォンはどこへでもウォンとポータルで召喚できて使い勝手がいいのはわかるけど、2008年の「インクレディブル・ハルク」から?ティム・ロス演じる最強の海兵隊がブルース・バナーの血相で変幻したヴィランとして登場したアボミネーション……まさかの再登板ですよ皆さん。もはやティム・ロスがロスした見る影もない巨大な怪物が最近ブラパンが加入したばかりの「マーベルアベンジャーズ 」というゲームでも登場していたりして、ビミョーに知名度を維持?あれてかあんな「ジーパーズ・クリーパーズ」みたいなダサいエラついてましたっけ??しかもウォンは彼のことを別の名前で呼んでいたような……



その2人が闘技場で八百長して荒稼ぎしていた事実。きっと異次元図書館の家賃が払えなくなってしまったのか、試合を終えた2人がポータルで向かった先は……どうやらそこではないようなのです。ファンの間では一瞬映るポータル内の映像から「ファー・フロム・ホーム」でニック・フィーリーがバカンスしていた宇宙船?だという憶測が飛んでおります。



過去作に登場した意外な人選と言えばもう一人、完全な「ネタキャラ」化したニセマンダリンことベン・キングスレー演じるトレヴァー・スラッタリー。名優を「売れない舞台俳優」にしてしまう贅沢さよ。まあ何の力もない一般人ゆえ「アイアンマン3」以降絡みがなかったキャラでしたが、今作でまさかのカムバック。今回もまたネタキャラとしてお笑い担当。でも物語の「コンパス」的重要な役どころでした。まあ立ち位置的にはアジア人メンバーの中で唯一英国人枠としているという意味でも「ブラックパンサー」のマーティン・フリーマンとどうしても被ってしまいましたね。一応ハリウッド映画だから白人1人いれば文句言われねえだろ的な意味でメンバーになったわけじゃなければいいが……。



あとこれは「ブラックウィドウ」からのゲストキャラ……誰だかわかりましたか?「ブラックウィドウ」でウィドウ姉さんに解放された「レッドルーム」のウィドウの一人が?闘技場のあるシーンで他の対戦相手と小さなBOXの中でやり合っているシーンがあったんですねー。もう本当に芸が細かいですね。MCUの世界は広いようで極狭です。



さすがにテンリングスだけでは華がな……尺が持たなかったのか後半の怒涛のもののけの類ラッシュでマルチバースってレジェンダリーのモンスターバースのことだったの?これが「赤いロゴ」映画であることを忘れてしまいました。いい意味でB級感というか、正直MCUでここまでモンスターが沢山登場する映画は今までなかったわけで、そういった意味でもかなり意表を突かれたといいますか「らしくない」感じを受けましたね。羽根生えたバランスボールなマスコットクリーチャーですかね?グッズ化待ったなしのモフモフ感ですが試写会でポケモンと勘違いする人が続出……ポケモンだとぉ?モンスターボールの間違いじゃねえか?



テンリングスのワンリングス無くしたナインリングスになったら……?ウェンユーが不老不死なのはテンリングスの呪い?でもそれ着脱可能だから一気に呪いから解放されて骨になる……わけじゃないのね。タイトルにもなっているその“テンリングスの伝説”が実はそんなにヒューチャーされていないのですよね。後半はそれよりモンハンに出てきそうな気色悪いドラゴンを異界から封印どうのこうのつって……ちなみにテンリングスの存在は世界の何だこれ骨董品に精通するウォンでさえ把握していなかった、ということはマルチバースの「別次元」からきた代物、ということでフェーズ4でもガッツリ絡んできそうですね?



弁護士の友人から「なんで夢を諦めるの?」みたいな学生バイトのノリでいつまでホテルの駐車スタッフやってんのとバカにされるシャンチーとケイティー。シャンチーは身を隠すためでもケイティーはアタイは好きでやってんだい!!とムキーッ!!とするシーンがありました。白人によるアジア系差別、とまではたぶんいかないんだろうけども「下級層が世界を救う」をテーマにしている気がするんですよね。駐車スタッフだって立派な仕事、差別しちゃあかんわけで。「仕事」として見れば世界を救う仕事と同じくらい大切な仕事じゃあないですか?仕事に大きいも小さいもない……?む、室井さ〜ん




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