ザ・ボーイ 残虐人形遊戯(2020)
- ラーチャえだまめ
- 2021年2月23日
- 読了時間: 5分

【原題】Brahms: The Boy II
【監督】ウィリアム・ブレント・ベル
【出演】ケイティ・ホームズ オウェイン・イオマン クリストファー・コンヴェリーほか
【あらすじ】
家族とロンドンで暮らすライザは自宅に押し入った強盗に襲われて負傷し、その様子を見ていた息子ジュードは心に深い傷を負う。その事件をきっかけに、一家は田舎へ移り住むことに。ある日、ジュードは森を散歩中に陶器製の古い人形を見つけ、家に持ち帰る。ジュードはその人形にブラームスと名付け、まるで人間のように扱い始める。やがてジュードの周囲で奇妙な出来事が続発し、人形に原因があると考えたライザはジュードから引き離そうとするが……。
【感想】

『“呪われてない”人形の館part2』
どーもどーも最近なぜか山Pのインスタをチェックし始めたラーチャえだまめです。早速ですが今晩はこんな映画を拝見させて頂きました
【ザ・ボーイ 残虐人形遊戯】……デマシタ!!!いやー大変長らくお久ブリーフな作品がカムバックしてしまいました、本編を超えた人気が災いしスピンオフ作が続々と作られた某穴から屁がベル人形の“じゃない人形”代表として!?2016年に突如ひょっこりはんしてしまった「ザ・ボーイ 人形少年の館」!!!当時私も拝見させて頂いたわけなんでありますが、いやーてっきり呪われた人形の二番煎じ映画かと思ったらですよ、まさかチョコプラがYouTubeでやってるいわくなし物件ならぬ“呪われてない人形”だったというただの

ニートTHE万歳映画だった
“ウッディとバズがずっと手放せないアンディの成れの果て”オチという想像の斜め上すぎるその手があったか!?衝撃的なラストだけがずっと記憶の中にこびり付いてしまいましてねぇー。そんな「ザ・ボーイ 人形少年の館」の“続編”が4年の歳月を経てついに登場!!…いやいや、ナニをおっしゃいますかシャッチョサン前作をご覧になった方ならばミスチルの櫻井さん、いや誰だって「チョット待ってと言われたってぇぇ〜」な

いやどうやって続編作るんよ
んん??ぞ、続編なの…??一体全体どうやって繋げるというのか??前作で使った“衝撃的なオチ”という名のリーサルウェポンはもう流石に使えないでしょう!?それともまた全く違う新たな衝撃的な展開を思いついたのか!?前作公開後、監督のウィリアム・ブレント・ベルがどうやら「ひらめいた!!」と公言していたことから若干の期待をもって今回挑ませてわけなんでありますが____いやーこれまた別の意味でビックリしてしまいました

“呪われてない”人形から“ただの呪われた”人形へ…?
ある晩に強盗に押し入られたショックで幻覚に悩まされるようになったライザと事件以来口が聞けなくなってしまった息子のジュードの2人の様子がなかなか良くならないことを悟ったライザの夫ショーンはリモートでも仕事出来るから都心から離れて自然尾崎豊かな田舎に暮らそう的な発案をして家族で田舎のとある屋敷に移り住むことに。しかし移り住んだその屋敷とはかつて残忍な事件が起こったヒールシャー家が所有する屋敷であった。。。。

いやー本来呪われていないただの人形がついに念願かなって(?)呪われた人形に“昇格”してアナベルパイセンに一歩近づいた……しかし「違う違う求めてたのはそうじゃない」感がアリストテレスなのは、、、これはまた一体どういうことなのでしょう!?前作を観て、そして続編を観よう、観てやろうと決意した方々からすれば?我々が観たかった「ボーイ」とはなにも“呪われる必要なんてない”呪いの人形なんざチャッピー大先生をはじめとして沢山あるではないか!?今やドローンやソファーだって呪われる時代ですよ!?このボーイ……あいや「ブラームス」くんにはですね、それとは“全く違う歩み”を選んで頂きたかったッ!!これでは「ただの呪われた人形映画」にレベルダウンしてしまってはおらぬか!?これでは残虐人形遊戯じゃなくて前作から“死亡遊戯”でアチャァ〜!!!(泣)
“主役2人の精神が元からおかしかった”がキーワードかと思ったんですけどねぇ・・・。結局材料をアレンジすることなくそのまま料理したかのような、主人公ライザを演じるのは「ダークナイト」で続投してたらもしかしたら違う展開だったかもしれないケイティ・ホームズ。過去にも娘の乳歯で四苦八苦する羽目になった彼女ですが今度は瀬戸物でできた青白い顔のブラームスくんに振り回される羽目に……。まぁこのブラームスくんの顔面には恐怖乱舞する方もおるやもしれません。どーして売れもしない不気味な人形作るんだよおおおー!!!と思いましたがそれを言ってしまうと日本人形の方がよっぽど怖いか
前作ではとあるベビーシッターがお金持ちの老夫婦から「ブラームスの“ベビーシッター”をお願いします」…いやいやそんなボケお世辞にも笑えないですよーな展開でしたが、今作では口の聞けなくなってしまったなかなかイケメンなジュード少年の“ウッディとバズ”的存在として?誰が埋めたのか屋敷の裏の地面に埋もれていたところをジュード少年に掘り起こされてからもうずっと2人はツーカーの仲で……その様子をずっと不思議そうに見つめるライザとショーンでありましたが「ブラームスくんとだけ息子が“声に出して会話”している」姿を目の当たりにした2人は、多少不気味な人形であろうと息子の回復を促進してくれているのなら??まぁ捨てることは出来ない…と渋々家に置いておくことに。それを不審そうに見つめる怪しい男の影…。

ホラー的描写はもちろん“存在”はいたしますが、もしかしたらあまり声を大にして言えないかもしれません……それくらいあまりビクッとなるシーンはありません。クライマックスもイマイチ盛り上がりに欠け「嗚呼、結局“そのまま”突き進んじゃうのね…。」と前作と打って変わって“捻りのないオチ”にも失笑乱舞してしまう可能性も。
しかしそれは言い換えれば“前作を知らなければただのホラー映画”として見れるかもしれない??タイトルに「2」と書かれていないのは、一応前作を知らなくても見れますよ〜(続編だと“売りたくない”理由も……おっと誰か来たようd)の現れでもありますので、前作未見で手にとっていただく分にはむしろ総合的なダメージは少ないかもしれません!!前作は前作でまた全然違った映画ですのでもしご興味を持たれた方は“前作の方”をオヌヌメします…!!
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