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ザ・シスト 凶悪性新怪物(2020)


【原題】Cyst

【監督】タイラー・ラッセル

【出演】エヴァ・ハーバーマン ジョージ・ハーディ グレッグ・セステロほか

【あらすじ】

あるマッドサイエンティストが開発した腫瘍治療器が暴走し、患者のおできからグロテスクな人食いモンスターが誕生。膿汁を噴出し、人間を食い殺す醜悪なその怪物は、診療所を地獄絵図に変えてしまう。(映画.COMより)










 
【感想】

『“婆さんからの腫物X”』

 





どーもどーもラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの“ゲテモノの塊”を拝見させて頂きました



【ザ・シスト 凶悪性新怪物】!!!またしてもやってきてしまいました“吐瀉物”ですよ皆さーん!!大手映画会社が何の因果か地下下水道処理場からすくい上げてきたかの如く観るものに生理的精神的“苦痛”(この場合“カネと時間返せや”の意味)を与えかねないA、B、C……Z級“事故映画”しかーし!!そんな生理的嫌悪感に惹かれるハエみたいな人間もこの世には生を受けているのが実情、かくいう私もその一人であります。「とにかくグロくてキショい」映画を観たいと思わないか…?「遊星からの物体X」「はきだめの悪魔」「バスケットケース」……そして今回新たな“ゲテとの遭遇”をアナタは目撃する_!?皆さんエチケット袋、いやチケットの用意は出来ておりますか?



触るとふっくらしていて可愛らしいけど少し強めに引っ張ったら白い“汁”がドビュッと出るものなーーーーんだぁ?デ・キ・モ・ノ、デキモノでーすbyデキモノクリステ……そんな誕生しても一切嬉しくない邪魔でしかない下手すりゃ悪性の可能性もある「デキモノ」が?長年人間サマに切除されてきた恨みをハラスメントするかの如く超巨大化したバケモノと化す「ザ・シスト」。先日仕事終わりに渋谷のヒュートラへ……その日はすぐ家に帰ればネズミープラスで「アンドー」が観れる……一瞬迷いが生じ渋谷行きの電車を降りた。けどまた乗った、乗ったよ!クララが乗ったぁー!!!……そんなに観たいかハナク、デキモノ映画を!?オレは欲していたのか、この全編オデキに毒されたモイキモイキィ〜!!な触っただけで腫れ物扱い……て誰が腫れ物だよッ!!!





 






いやー帰宅して久々やけ酒やったなぁ













即刻劇場から「切除」が必要です。






あああスミマセンスミマセン言い過ぎましたね。いやいやホンマにゴミみたいなえい……ある意味こんな映画を劇場でやってくれるその企業努力には本当に感謝しかありません。いや実にチープですねぇー。海外ドラマの方がよっぽど金かかってらぁ〜、と言ってしまいそうなくらいZ級街道ロマンシングまっしぐらなワザとか?もはやお金ないのを笑って下さいとばかりに逆にチープさを売りにしてる説さえある設定も60年代アメリカにした、物語はとある皮膚科で働く熟女ナースがいつもマッドサイエンティストの名医から嫌がらせを受けていて何故か本日付で“クビ”を宣告されてしまいます。マッドサイエンティストはメスを使わず腫物を切除できるレーザー治療機材の特許を取ることに躍起になり、あろうことか部下を実験台にレーザー治療を強行。背中に出来た小さなおデキでは見栄えが悪いのでおデキを“活性化させるクスリ”を部下に投与して治療に挑むが……



ちょっと待って下さいよ〜。もう色々なんかおかしいじゃないですか。前半30分くらいがほぼ“切除”案件なのよ。70分ちょっとの本編でですよ?長ったらしいどーでもいい会話。BGMもなんとも気の抜けたゆる〜いもので、観ているこっちまでなんだか気が抜けてしまうもの。徐々に重くなるまぶた、後ろから響き渡るイビキの雑音……そんなヤツらには
















“お見舞い”するぞぉー!!!






エクストリーム膿汁ブッシャアアアアアアア!!!AVの“疑似発射”かよッ!!今作はどうやら“熟れた熟女ナースが膿汁シャワーを浴びるように受け白いエキスで顔面ドロドロになった姿を愛でる層”をターゲットにしているようです。てかもう腫れ物ってレベルじゃねえ腫瘍だよ。あ、ちなみにそのナースがシガニーウィーバーポジションでデキモノとガチンコします。しかしもっと汚くてグロくて汚くておブスーな内容を期待したらそこまででもないんですねー。特撮にかけれるお金も低かったか手作り感野村満載すぎる



特撮を担当したのは「クライモリ(2021)」「キャンディマン(2021)」などここ最近のホラー映画を支えるその道20年のプロスタジオ「Tolin FX」だというのだから……製作費ほぼ全て吸い取られたんかな?CGを使わず全て実写で撮られた“特撮”は評価したいがデキモノの分際で何故か頭蓋骨から伸びる触手(“物体X”のオマージュでしょう)デキモノが顔面を直撃して首がスポーンともげる大谷サ〜ンもビックリな剛速球……そして要塞警察ならぬ“要塞皮膚科”なんて一体誰が得するのだろうか……



昨日の豚骨ラーメンでさえ起爆剤となりえる無限に生まれる可能性を秘めた青山テルマばりに「ここにいるよ」なデキモノも一度皮膚から盛り上がれば「切除」されてしまう、そんなの可哀想じゃないか!!デキモノが少しでも我々視聴者に愛される存在であれ……そんな想いから誕生したかどうかは定かではないデキモノ、というよりは“マタンゴ”に近い(菌類ですか?)後半から登場しますが、なんせアップ画が多くてもう少し全体像が拝みたかったですかねー。



低予算おバカ映画、と割り切らないと観るに耐えな……いやいやそれよりも遥か彼方銀河系より恐ろしいのはOP前に表示される「本編終了後にNGシーン特典映像が4分間流れます。」のテロップであろう。私は過去これまで“ENDロール後の映像”でこんなにも興味が沸かなかったのは初めてであった…。

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