ザ・カナル 悪魔の棲む場所(2014)
- ラーチャえだまめ
- 2019年5月20日
- 読了時間: 4分

【原題】The Canal
【監督】アイヴァン・カヴァナー
【出演】ルパート・エヴァンス アントニア・キャンベル・ヒューズ ハンナ・フークストラほか
【あらすじ】
国立映像記録局の保管係の男が、古い記録映像の整理中に、彼の自宅で過去に残虐な殺人事件があったことを知る。それ以来、犯人の亡霊を感じるようになる。(ネットフリックス公式サイトより)
【感想】

『5年経ってもくぅ〜るぅ♪きっと来るぅ〜♪って何?』
どーもどーも通りすがりのラーチャえだまめです。いやーちょっとコレ、、、、、マジで“ただの暇つぶし”のつもりだったのよ。“ネトフリサーフィン”してたら偶然見つけて明日も早いしあんま時間なかったからさ、“1時間半”っていう手頃さだけで選んだのよ

すんげぇーーーーーーー怖かったんだけど(笑)
令和1発目、、、、オレ“引いちゃった”かな〜!!いや、ついこの間映画館で見たばっかりの黄色い線の内側へヨ・ローナ。とか言ってる場合じゃなくていやいやいやコッチの方が「ヨユーでガチで怖い」って何!?笑早くも今年1番の烙印を押しざるを得ないんじゃない〜?2014年制作?こんなホラーあったんですねー、いやー全然ノーマークでした……これだからサーフィンはやめられない止まらないんだからもぉ〜!!!?
物語は国立映像記録局に務める「Gin and Tonic…」の発音がやたらかっこいい男が、古いフィルムを検査していたらそこに5年前ベラボウに美しい妻と越していた愛の巣こと“マイホーム”が写り込んでいるのを発見し……という、つまりは大昔に悲惨な“殺人事件”のあった“事故物件”に実は引っ越して来てしまった…という!?皆さんここまで読んでみていかがでしょうか「なんだよ“よくある”ホラー映画じゃないか」そーお思いになりませんでしたか!?私もそう思いましたよ!!どーせ“呪われた館”に住んだ日にゃあその後パラノーマルなアクティビティでも起きまくってやたら“カメラ目線の”おばけさん共が“バンバン”音立てながら脅かしてくる

映画“だと思って”いたのです……しかしその予想は見事に“裏切られる”ことになるのです。コレねぇ、映画を見ている瞬間だけ恐怖を感じる「お化け屋敷」系のホラーではなくて、むしろ見終わった「あと」、寝る前にふと部屋の電気消した時とかに感じる恐怖っての?劇場で体験したその帰り道の、いつも通る道なんだけど今日に限ってなんか後ろからいやーな“存在”を感じるような?…「後を引く」怖さっていうんですかね…?本作は完全に「後者」の部類に入ります。もうー後味もヒジョーに後を引く最悪なんでございますが、、、、、まま、その悲惨すぎるENDを抜きにしたとしてもですよ、全編通してヒジョーに「凝った演出」、ネックスピーカーで恐怖倍増の「不気味なBGM」、見ながら“その存在”を薄々感じてはいたんですけども、クライマックスまで見て私はもう確信致しました

「Jホラー」かよ(笑)
てゆーかもう完全に「リング」の“貞子”の“例のシーン”モロパク……!!!くぅ〜るぅ〜♪きっとくるぅ〜♪のそこだけそのBGMかけたいわ〜絶対合うもん!!オレオに牛乳つけて食べるくらい合うわ!?もうー“精神的にくぅ〜るぅ〜♪”恐怖ですよ!?いやー“見せる”恐怖ではなくて、“感じる”恐怖!!アメリカ産ホラーとは系統が違う、これは“ジャパニーズホラー”を意識しているんじゃないか??コッチ系のホラーがお好きな方には、唸る〜♪きっと唸る〜♪かもしれえませんねッ!!
そもそもね、男が偶然フィルムを“見ちゃった”から“呪われちゃう”話であって、“越してきたから呪われる”ではないのですよ。だって住んで5年も経っているんですよ?その間フツーに生活出来ていたのに……アラヤダこれ地味に怖くないですか…?過去自宅で殺人事件があった、という「事実を意識してから」呪われる……(あるいはフィルムを見たから呪われた?)世の中知らぬが仏、まさにそーゆー事じゃないですか。。。。。。また恐ろしいのは序盤、前半ほぼ「何も起きない」ということ。え、何も起きない…?それっておかしくない?…いいえ、そうではないのです。何も起きない、“何も出てこない”と言ったらおかわりいただけますでしょうか、派手な事は特に起こらないのです。ここがなんか変に「リアル」って言うか?「ヘルボーイ」でナヨナヨな付き人を演じたルパート・エヴァンズ演じる元から口数の少なく冷静な男が

徐々に狂い始める感じが恐ろしくリアル
正直に言うと、最初の段階でほぼ“オチ”はわかります。たぶんそーなんだろうな、その通りです。ですがフィルムを見てから男に降りかかる“度重なる不幸”、妻の浮気、そしてその後発見される妻の遺体、その妻より何故か愛人の肩を持つ警察や妻の母親、孤独に苛まれ、次第に冷静さを失い始める男。妻を殺した犯人を突き止めようと犯人探しを始めます。するとどうやらその“犯人”らしきモノは、“フィルムでのみ映すことが出来る”ことがわかり部屋中フィルムを回し始めt……の段階でもう意味わかんないじゃですか?笑
“ソレ”は実に、、、、、実に「静かにやって来る」。この怖さよ!?日頃やたらめったらド派手な悪魔の仕打ちにすっかり慣れてしまった方には“ソレ”の存在によって人間が“壊れる”様を垣間見る事が出来る“リアルな恐怖”を体験出来るかもしれません……。
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