サスペリア(2018)
- ラーチャえだまめ
- 2019年2月5日
- 読了時間: 5分

【原題】Suspiria
【監督】ルカ・グァダニーノ
【出演】ダコタ・ジョンソン ティルダ・スウィントン ミア・ゴスほか
【あらすじ】
1977年、アメリカからベルリンの世界的舞踊団への入団を目指すスージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)は、オーディションでカリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)の目に留まり、次回公演の大役に抜てきされるが、スージーの周囲では、ダンサーたちが次々と行方知れずになる。患者であるダンサーたちを捜す心理療法士のクレンペラー博士(ルッツ・エバースドルフ)は、舞踊団の暗部に迫っていく。
【感想】

『「決してひとりでは見ないでください____意味わかんねえから(笑)」』
どーもどーも、海外ドラマはラスト1話だけ勿体ぶって観ないようにしてたらいつの間にか観なくなりますラーチャえだまめでございます。今日紹介する映画は??
イヤイヤイヤ…・・・これまたとんでもクライシスな映画が爆誕してしまいましたよホントにですねもう私はねぇルカ・グァダニーノさんに一言物申したい

「アナタ普通に映画撮れないんですか?(笑)」
「監督の個性が強すぎてもはや原作の域超えちゃってる系」の“最強バージョン”じゃないですか!?笑そんな訳で先日“あの”イタリアの巨匠、ダレだお前アルジェントの“名作ホラー”【サスペリア】を「決して一人では見ないでください」のキャッチコピーすら斜め上をいく大胆解釈してしまった【君の名前で僕を呼んで】(んな知らんがn)ルカ・グァダニーノ監督による【サスペリア】を見てきたわけなんでありますが
いやもう控えめに言って「意味不明(笑)」というですね、話題にはなっていましたがこりゃ賛否両論めちゃくちゃアリストテレスですよ!!こんなん10人観て10人とも「いやぁー面白かったねぇー」なんて言うわけねえじゃん!?笑なんですかアナタたちおジャ魔女どれみですか!?じゃなきゃ「世も末」ですよ!?笑
とまあとにかく「【サスペリア】のリメイクなのにダレも観たことがない【サスペリア】」と言いますか、そりゃドゥニ・ヴィルヌーヴさんだって同じく名作SF映画を「ああまで」自分のモノ……「ファンがどんなにいたってそんなの知るかコレはオレサマの映画なんだ。」とイワンコフばかりの暴ky、「自分色」で染め上げ見事「コレはコレでアリ。」とまで力づくで納得させられてしまったかのような【ブレードランナー2049】とかありましたけども?
コレはもうそれ「以上」ですよ。まさに「キミの名を借りた借りぐらしのベツモッティ」ですよ!?何からナニまで全てが「奇妙」、こんな映画観たことない!?OPから既にもう「一般ピーポー向け」に作られてなどいない、ということは感じられるかと思います。ルカ・グァダニーノ監督って、こんなにクセ強すぎるん??
でもってこの映画の評価の分かれ目として「気色悪さ」というものがございまして、まずR15禁なので「グロい」シーンがあるんですよ。血がビシャーとか、グシャッとか。それでまず嫌悪感を抱く方もきっといらっしゃるかと思いますが、私的にはそんな視覚的なグロさうんぬんよりもですよ、そもそも
この映画の「存在自体」がグロテクス。
作り方、撮り方、演出の見せ方……全てがグロいんですよ。気持ちが悪いんですよ。なんか観ていてだんだん体調崩しちゃうような、きっとこれも「ワザと」でしょうね、ホントに気持ちが悪い映画。「悪趣味」。監督マジで趣味悪ぃ〜笑ってのが観終わった第一印象でしたね!
ストーリーもとにかく難しい。解説本とか主に政治に精通している評論家などの解説を読まなければ物語の全てを理解するのは至難の業。ここからも「初見さんお断り」みたいな?わかる人だけわかればそれでいい___という作り方ですよね完全に。
で、別にそれでいいと思うんです。「分かる人だけわかる映画」なんて無限にありますし、だからこの映画が面白かった・つまらなかった、とは言えないんですよね。それを判断する己の「能力」がまだ備わっていないから。そもそもまずこの映画を観る「スタートライン」にすら立っていないということに気付かされました。でも私は「初見さんお断り」する銀座とか六本木の高い高級料亭屋みたいな、そーゆー気取ったお店キライなんですよ
「じゃあいいよコッチは安っすいファストフード店で全然満足ですから!!(笑)」
ってなるんですよ!?だからこの映画も同じなんですよ。いいよ別にわかんなくても!!それを理解出来たからって変に知識人ぶるつもりもないし「映画は感性」だと私は思っているので「理解出来ないことが恥ずかしい」などとは全く思う必要ないと思うのです。だから私はこの映画がキライです笑ある種「挑発」とも思える、ルカ・グァダニーノ監督のこの【サスペリア】という名前を使って我々にザワザワ地球一周するくらい遠回しな演出、作品のテーマ性、監督の主張、ある種「理解されないことがカッコイイ」とでも思っているかのような、全くもってキテレツ大百科な不思議ちゃんMOVIEを提供してくれたことを、「おぉ〜!!これは芸術だ!!」と捉えるか、ただの悪趣味の産物だと捉えるかは「読み手」の自由……だんだんナニ言ってんだか自分でも理解出来なくなってきましたがw
でもなんだろう、ティルダ・スウィントンが「一人3役」する意味とか、全くないわけじゃん??はじめは同じ人物が演じてるんだから、その裏にはきっと何かしらの「繋がり」があると思ってずっと観ていたのに結局ナニもないという……ティルダ・スウィントンの3役を、ただ意味もなく「やってみた」みたいな?ユーチューバーかよ!!笑……ていう可能性も?だとしたらこれまで「意味がある」と思っていたシーンも、実はしてみたかっただけ(ジェシカ・ハーパーが出たのはただのゲスト出演?)の所詮その程度の事でしかないのか…?そうなるともう私はナニを信じて生きていけばいいと言うんだ…笑
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