『モリはだいたいクライ』
【サクッとレビュー】
どーもどーも先日1000円札しか使えない券売機で1万円札を両替してもらおうと店員に頼んだら「1000円札ですか5000円札ですか?」と聞かれましたラーチャえだまめです。というわけで本日はコチラの映画を拝見させて頂きました
【クライモリ】……!!!デタデタ食人キターーーーー!!!わりとメジャーなB級ホラーなんだけど実はまだ見たことがなかったでござる、あのスティーブン・キングがその年の年間映画ベストワンに選んだとか(ホンマか〜?)いやーと言うのも私コレとアジャコングさんの「ハイテンション」を完全にゴッチャンコしてて、てっきり見ていたとばかり……シリーズ化もいっぱいおっp…されているけどやいリターンズだのビギニングだのデッド・パーティだの……ちなみにウィキさんのペディアで調べたら「クライモリ 禁猟区」と「バタフライエフェクト・イン・クライモリ」はシリーズとは一切関係ございませn……わかるかぁー!!!
でどーして今更見たのかと言うと今年10月に不安と期待がこだまする俗に言う「リヴート」版が日本で公開される……まぁ見に行くかどうかは別ととして、リヴートされるほどの!?映画ならばと、言うわけで今回手を伸ばしたのであります。いやーでもホントに日本語って難しいですよねー
なんで「WRONG TURN」が「クライモリ」になっちゃうのよ
皆さん原題は“間違ったターン”ですからね?俺のターンッ!!!いやね、いつもとちょっと違うルートでね、道外れた細い道路を使ったらねその道がずーっと暗い森に繋がってt……てわかりづらいわぁぁ!!!ちなみに今年6月にアマプラで配信されたときには「間違ったターン - Wrong Turn」に変更された……今更遅いわああ!!!10年以上たっても論争の的だったのかどうかは別として……いやしかし、しかしですよ。私個人的には生食パンの店じゃないけど「これ考えた人スゴい。」
「クライモリ」!!!先にもちょろっと触れましたが本作はみんな大好き「食人族」が登場するB級スプラッターホラーMOVIE。“カニバリズム”と言うと……あれ「サランドラ」の方は食人してたっけ?今ではそれほど珍しくもないジャンルではありますが(それはそれでどうかと思う)昔は「食人族」「地獄の謝肉祭」「喰人族の島」……あ、今私の本棚から列挙しました2000年代でちょっとしたブーム?にもしなっていたとしたら、本作はその間違いない立役者の一つと言っていいかもしれません。特に当時学生だった私のイメージだと「ムカデ人間」同様に校内で「放課後家でなんかグロくてヤバいホラー映画見ようぜ」って盛り上がるときに必ず名の挙がっていた映画といいますか、怖いもの見たさの中高生からの支持が高い、そんなイメージですかね。もしくは“この映画からスプラッターホラー”というものに触れた、という方もいるかもしれません。
そんな後の“ホラーマニア”を生み出す確信犯的映画でもあるコチラ、スプラッターは正直はじめてだからちょっと怖い、けど“ほどほど”な刺激が欲しい、という欲張り贅沢な願いを叶えてくれる「スプラッター入門」として、これは非常にオヌヌメできる映画なのではないかー?
“OPに出る若者はだいたい死ぬ”を筆頭に出るわ出るわ探検隊じゃなくても「ホラーあるある」ネタの数々。「どうして田舎のガソスタの店主はみんな不衛生なんだよ!!」「どうして携帯電話はいつも使い物にならないんだ!!」などなど、ホラー映画の“イロハ”を今作で体験することができる!!そう、世の中って矛盾だらけなんだよ
若い男女グループで“カップル”は絶対生き残れないとかねッ!!(あと郊外でセッ◯スする連中も絶対!!)なんででしょう制作陣はこじらせ系が多いのだろうか。道路が渋滞して待ちきれないから“間違ったターン”して近道を選択した青年が、よそ見運転してたら道で立ち往生したバンと衝突、バンに乗っていた若者たちと共に助けを求めて“クライモリ”の中に足を踏み入れて行く…。
スプラッターも先程も言いましたが「ほどほど」という所がポイントでございます。たとえばアタマをナタでスイカみたいにパッカーンするショットはないけど耳の欠片を地面に落とせば嗚呼さぞ悲惨な殺され方をされたのだろうと想像させることが出来る。ナタで思いっきり(ナタ好きだな)生きたまま脚を切断され断末魔が聞こえるシーンの代わりに切断した“処理後”の遺体をそっと見せるだけ、とか?一番良かったのは木の上にいた被害者に斧が飛んできて顔面直撃、胴体と顔半分が切り離され顔半分は木に残ったまま胴体だけ木の下に落ちていくっていうシーンがあるんだけど、正面のアングルで胴体と顔の切断面を見せずに顔の上から下を見下ろすようなアングルで撮影しているんだよね。正面から直接見せないからグロさは抑えられる、けど胴体が下に落ちていくのは見えるからスプラッターとして楽しむことも出来るという、、、、、これはまさに“妙技”だと思いましたねー。映倫もさぞ厄介でしょうね。
若者たちを襲う謎の食人ブラザー(?)は顔のアップばかりでどんな顔してるのかはっきりとしない、シルエットも完全に見せないことで不気味さを演出。では特殊メイクはおざなりなのかと思えば製作にあのスタン・ウィンストンの名が……最後の“決めゼリフ”でドッカーンな展開もいいし、それでも何故か死なない食人ブラザーたちの謎の生命力……もう説明不要ですよね。“そういう”映画だからです…。
Comments