『目には目を歯には歯を、水爆には水爆を』
【サクッとレビュー(ネタバレなし)】
どーもどーも最近住んでるアパートで大量の蚊が発生して駐輪場に行く度に刺されまくっているラーチャえだまめです。全くこの国は蚊だらけだぁあああ!!!!……の大和田伸也の「大怪獣総攻撃」が好きというより金子監督の“ガメラ派”ですが本日は“特撮の帝王”ことコチラの映画を拝見させて頂きました
【ゴジラ】ッ!?「この国は…怪獣だからけだぁ〜!!!」今年生誕70周年アニバーサリーを記念して現在TOHOシネマズ5劇場にてリバイバル上映してる……んですねぇー。そんな今年世界も認めたゴジラの“全てはここからはじまった”54年の記念すべき1作目「ゴジラ」。実はまだちゃんと見たことがなくて、劇場の中と外に像が2体ある“ゴジラを崇拝する劇場”で先日たまたま銀座に行ったついでにホートーのヤーヒビでジーゴーGO……して参りました。いやー私なんかがもう語るなんておこがましいので今回は感想だけ(いやいつもだろ)書かせて頂きましたぁー。
上映されてるのは4Kリマスター版なのかな?映像が想像以上にクリアでビックリ。そりゃ70年後の今見ると作り物感はクンカクンカ臭うけど、その瞬きしない黒いボタンみたいな目の、“無機質”感すら今見ると「恐怖」を感じる(「シン・ゴジラ」の目は魚類をイメージしているというが今作にも近いものを感じる)着ぐるみだけどノッソノッソゆっくりと歩きながら“雄叫びもあげずただ街を破壊する”とっても「生き物らしからぬ」造形と動き、いや当時はゴジラを生き物として見せようと頑張っていただろう。が今見ると“作り物感”が返って恐怖の存在として目に写ったのは意外でしたね。
エメリッヒ版からはじまるハリウッド版GODZILLAはゴジラをえ、オカピなの?ってくらい絶滅危惧種だか「生き物」として捉えてる節があるじゃない?そこにモナークとかいうキナ臭い環境保全団体が参入して地球の天然記念物であるゴジラを保護しよう、人類の手で……みたいな方向に持って行きたいのかな、やっぱ世界を牛耳るUSA魂……反対に日本の場合、「シンゴジ」「マイナスワン」でもそうであるように、日本のゴジラは原爆や戦争の“象徴”、もっと言えば人類にとっての「負債」「仇」「悪しき象徴」として描かれている。当然それはこの記念すべき第1作目の踏襲からなんだけど、意外にも今作でゴジラを生き物として生物学的に解き明かそうとする「7人の侍」が一人、志村喬演じるやまねぇ〜こと山根博士という人物が登場するんですね。まぁ彼の“保護案”はソッコーで無視されちゃうんですけど。それより娘の恵美子並びに恋人の尾形が提唱する“ゴジラ撲滅案”それが「目には目を歯には歯を、水爆には水爆を」
「化け物には化け物をぶつければいいんd……水爆実験の影響で地上に舞い降りたゴジラを?水爆で再度永遠に地上に浮上出来なくする(即ちダーイ)因果応報とはこのことか、しかしながら人間のなんと身勝手なことか……今作が「反戦」を強く訴えている作品なのは周知の通りですが、レッツパーリィー眼帯博士こと芹沢博士が生み出したゴジラを倒す最終兵器、この時代にステーキもビックリいきなり“オキシジェンデストロイアー”の横文字が出るパワーワードよ!?その兵器の使用に反対する芹沢博士と兵器を使用したい恵美子・尾形との対話が後半のメインで、実はその後半こそが本当の意味でメインシーンだったんじゃないか、核の是非を問う極めて重要なシーンであると思いましたね。
最終的にオキシジェンを使用することに承諾した芹沢博士ですが、ハリウッド版の「キングオブモンスターズ」のMrセリザワと行動が真逆なのがまた面白い。てか「シンゴジ」でも流れた「宇宙大戦争」のテーマソングと言いながらこっちの方が先に使われてるし劇中3回も使われてんだね(もう半分ゴジラの曲やん…)
その日のお風呂は炭酸のバブを入れてやりましたよ!!ハハハハ………
Comments