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サイトレス(2020)


【原題】Sightless

【監督】クーパー・カール

【出演】マドレーヌ・ペッシュ アレクサンダー・コック デニス・アクデニスほか

【あらすじ】

ある日突然襲われ、失明してしまった女性バイオリニスト。世話係として男性介護士が派遣されてくるが、やがて彼女は何かがおかしいと疑念を抱くようになる。 (ネットフリックス公式サイトより)









 
【感想(ネタバレなし)】

『ダージリンなら考えます』

 





どーもどーもいつも人に説明すると相手から「話が全然見えないんだけど」と言われますラーチャえだまめです。オリンピックは中心になってもゲテモノ映画の祭典は今年もやるらしい「未体験ゾーンの映画たち2021」が今週金曜日から渋谷ヒューマントラストシネマで開催されておりますしかし場所が場所なだけに今年は自粛しようかなー、あれネット上映とかやってませんでしたっけ……?「話が全然見えないんだけど」



……早速ではありますが本日はNetflixから何やら面白そうな映画が配信されましたよー?



【サイトレス】!!!……タイトルだけではなんのこっちゃパンナコッタ今週水曜日にネトフリで配信開始されたコチラの映画、去年アメリカで劇場公開されたらしいのですが日本ではまだ現時点ではあまり情報がないみたいですねー。どことなく“サイコサスペンス”のような感じでちょっと面白そうだなー、なんて思って見てみたのですが。。。。。



いやー全国のドンデン返し好きの皆さま、おまんたせ致しました。2021年最初のオッタマゲェ〜!!映画を背負い投げぇ〜!!してしまうかもしれない??“衝撃的な展開”そんな謳い文句がつきそうな映画に私出会ってしまいまs……訂正します。であああああ〜〜〜ったぁぁぁあああ〜〜〜



……がしかし、そんなドンデン返し好きで常日頃から鷹の目よりもドギツい“疑いの目”に磨きをかけていらっしゃる方ならば〜?これはもしかしたら、もしかしたら〜♫
























開始5分でわかるオチ








……かもしれない映画だったんですねー。










とある有名バイオリニストに降りかかる悲劇!?バイオリニストのエレンはある晩に道端で突然マスクを被ったシータパイセンにムスカ大佐と間違えられたのか薬品入りスプレーを目に浴びせられ「め、めがアアアアアアアアア!!!」と苦しんでいた所をさらに頭を強く強打、気がつくとそこはHospital……



エレンの目は「その日を栄に永遠に光を失ってしまったのです。」え、う、ウソだろ!?いきなりすぎてあんまりだよおおおー!!!お昼休みもウキウキウォッチング出来ないショッキングすぎるドイヒー展開。しかも犯人は未だ行方不明、医者には“回復は絶望的”とまで告げられてしまう。その日からエレンはバイオリニストとしての生き様も、そして夢も希望も何もかも暗闇に封印されてしまったのです…。深い悲しみに完全にマインドを閉ざしてしまったエレン。そこへジャパニーズにいる弟からとある提案が。介護士付き新居へ越していたエレンはそこで“新しい暮らし”をすることになりました。身の回りのことは定期的にやってくる介護士がやってくれます。ほかにも介護士と二人三脚で新しい生活に“慣れる練習”もしないと……でもエレンはそんな気など起きません。突然失った視力、そう簡単に次のステップなんぞ踏めるかと…。そんな折隣人宅から女性のすすり泣きのようなものが聞こえてくるんですねー。さらには夜中に部屋から“謎の足音”が…?視力を失ったエレンにさらなる災難が___?



見ざる言わざる聞かざるそして歩かざる……のどれかを失ったハンディキャップをもった主人公がシリアルキラーに襲われてしまう系の映画としましては、最近では同じくネトフリで拝める「ドクター・スリープ」のマイク・フラナガン監督作「サイレンス」がタイトルも瓜二つでパッと今頭に浮かんだのですがー、アチラは耳が聞こえない女性がたった一人でボウガンもったサイコ野郎と自宅で攻防戦を繰り広げるという話でした。本作は“目”でございます。いやー音が聞こえないのもかなり無理ゲーですけどね、目が見えない状態でサイコパスと戦うとなると、これはかなりご苦労なされるんじゃないですか…?



まずどうやって戦うんだろうか?勘か!?最近見えなくなったとか言ってた美輪明宏みたいにオーラかなにかを感じとるのか!?でなきゃ流石に“勝ち目がなさ過ぎる”そんな気がしてならなかったのですが。。。。文字通り“見えない恐怖”に怯えながらも懸命に立ち向かうエレン。まぁ我々にはすべて見えているんですけども





















盲目になったマリオン・クレイン







これがもう私が言える最大級の“濁し文句”でございます!!まぁ中盤からぐるッと180度物語の“見方が変わってしまう”……まさに“見えない”ことを逆手に取ったかのような、それはエレンだけではなく我々視聴者も“同じ”だよ〜、おっとこれ以上は流石にちょっ、、、オッフ



う〜んまぁこれはちょっとはじめに予想が着いちゃいましねー。だってどう考えても◯◯◯じゃん!?しかもどれほど予算があったかは知りませんけど“あれくらいのこと”は映画の世界ではわりとヨユーで出来ちゃいますからね。過去にもそんな映画は沢山あって……



いやそうなってくると回答待ちサイトとしてはですね、いよいよ今度は「それをいかに“そう思わせないよう見せてくるのか?”」どこまで我々を“騙そう”と“演出”してくれるのか?そっちの方に期待を寄せちゃうのが悪いクセなんであります。まぁそこはわりと最後までフツー……ふ、普通なのおおおおおー!?



劇中ヒントも多かったですしね。ちょっとヒントを与えすぎなんじゃないかな?あとこれは脚本の問題なのか字幕の問題なのか、途中途中で“ストーリーが見えなくなる”といいますか、あれ今なんでそんなことしたん?えーっとそれ誰だっけそのぉ……ちょっと分かりづらいところがあるんですよねー。そのへんは逆に説明不足でしょうか



ラストはスッキリ。まぁ失った視力が戻るとか、そーゆー話ではないんですけどね。取り戻せない永遠に失ってしまっても、結局は前見て進むしかないんですよね。それがどんなに残酷であっても…。鳥かごに入れられた小鳥の色がエレンの“言った色”に変わるんですよね。我々の見せる世界って見方次第では“何色にもなる”ってことを意味しているんじゃないかな。それはたとえ目が見えても、見えなくても……。






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