【原題】Godzilla: King of the Monsters
【監督】マイケル・ドハティ
【出演】カイル・チャンドラー ベラ・ファーミガ ミリー・ボビー・ブラウンほか
【あらすじ】
神話の時代に生息していた怪獣のモスラ、ラドン、キングギドラが復活する。彼らとゴジラとの戦いを食い止め世界の破滅を防ごうと、生物学者の芹沢(渡辺謙)やヴィヴィアン(サリー・ホーキンス)、考古人類学者のアイリーン(チャン・ツィイー)らが所属する、未確認生物特務機関モナークが動き出す。(Yahoo!映画より)
感想<ネタバレなし>
『ハリウッドが本気で作った「真(ガチ)・ゴジラ」』
あんな親ならオレだって家出します、ラーチャえだまめでございます。いやータマゲタ。ヤバイ、ヤバ過ぎて手の震えが止まらない(ごめんクスリやってる?)思い返せば、かたやNYで隕石が落ちまくり石油野郎が奮闘した1998年、野を超え山を越えそして海を超えハリウッドで産声を上げたソイツは破壊神ローランド・エメリッヒ監督という“うれしい機能”まで備わり誕生した「ゴジラ(1998)」はマグロが主食の“ジラ”に成り下がりゲンナリさせられたそこのアナタ!!それから数年の月日が流れ前作から輪廻転生し“正当”として再び生まれ変わったギャレス・エドワーズ版「ゴジラ(2014)」は正直どーでもいい“人間関係”に悩まされなかなか姿を表さず歯がゆい思いをしたそこのアナタ!?
大変おまんたせ致しました、これこそがアナタの求めるゴジラであります、アナタが“見たかった”、もう「所詮ハリウッドだから」なんて言わせない!!あの天下のハリウッド様が“ゴジラを作ってくれる”もうそれだけで十分ですよと、もうそれ1つで十分ですよ、2つ以上は求めませんよ、とどこか“諦めていた”ところはないか?ご安心下さい。そんなこれまでのハリウッドゴジラに足りなかった要素
「全て」が詰まっております
これまであったでしょう!?足りなかったものが!!「ゴジラ」と言えば「アレ」やこれ……という「要素」が!?これまでなんとか我慢してきたゴジラファンの為に、ハリウッドがついに、ついに重い腰を上げ「ホンモノのゴジラ」を生み出して下さいました、いやー逆に聞いていい?もう“これ以上のハリウッドゴジラ”はやりようがないのではないか!?これ以上ゴジラのナニを求めればいいさ!?
確かにストーリーはあってないようなものです。……訂正します「ないです(笑)」ピーター・ジャクソン版「キングコング」「スーパーエイト」と何かとモンスターに縁のあるカイル・チャンドラー演じるパパとアナベルも絶句するヴェラ・ファーミガのトンデモクライシスなママとのゴジラ、モスラ、キングギドラ、ラドンいや全人類全て巻き込んだ「夫婦喧嘩で人類滅亡の危機」ってなんだよ!!(笑)コレを見たファミリーが改めて夫婦の仲を見つめ直そうじゃないかとかそんなことなど絶対にないでしょう!!(笑)狂ってる!!こんな夫婦マジキチ狂ってるるるるるるるる〜!!!!
でもね、もうそんな事など“どーでもよく”なっちゃうそれを凌駕する
「サプライズ」の嵐
「レディプレ1」のメカゴジラのシーン“如き”でテンションMAXで興奮出来たそこのアナタ、“度肝抜かれる覚悟はいいですか?”おいおい序盤から早くも「曙vsボブサップ」の試合が観れるとかヤバ過ぎだろ!?(笑)序盤から「クライマックス級」の怒涛の「怪獣ラッシュ」、もう怪獣が出てこないシーンの方が全体通して少ないんじゃないか!?そしてそして“世界のケン・ワタナベ”ですよ皆さん。これには本当に感激しました
サイコーにカッコよすぎる渡辺謙
いやー、これまでのハリウッド出演作「ラストサムライ」に次いで一番扱い良かったんちゃう!?今回彼は完全に「日本=ゴジラ」の“架け橋”的存在なのです!!!前作のゴジラの付き人みたいにただ追尾するだけの口数の少ない芹沢さんではございません!!セリフ量も多いし出番も多い!!いや、むしろ今作の「“真の主役”は彼なのではないか」さえ思えてしまいます!!まだまだ話せば長くなってしまう「キング・オブ・モンスターズ」、続きはブログの方で書かせて頂きます。てかゴジラがチート過ぎてコングさん……大丈夫次イケる?(笑)そしてラドン、ラドンよ
お前は舎弟か(笑)
感想<ネタバレあり>
一夜明けてまだまだ興奮が冷めません。興奮しすぎて朝の4時まで寝れませんでしたが、いやー改めて前作を軽く凌駕する“とんでもない”コンテンツだなと……。「クランプス」で監督デビューを果たしたマイケル・ドハティ監督、確かに「クランプス」でも悪魔の手下のようなバケモノどもをうじゃうじゃ出して下さいましたが、何せまだ比べる作品がないので“未知数”な監督さんで期待半分不安半分だったわけでありますが
前作のゴジラより“丸みを帯びたヒレ”にヒジョーにこだわったと言うところからもわかる並々ならぬ「ゴジラ愛」。先程も言ったように脚本は本当にヒドいですよ?んな人類滅亡のカギを一組の夫婦の手に委ね過ぎちゃう所とか、まあまあ確かにこのまま人類が増え続ければ地球滅ぶよね→じゃ怪獣に委ねましょ→じゃねーよ!!!(笑)“半魚人”サリー・ホーキンスが「きゃっ」ってキングギドラにぶっ潰されちゃうとか“イレヴン”ことミリー・ボビー・ブラウン演じる娘が、敵地からいとも簡単にボストンへ侵入できちゃうところとかかなり“荒”が目立ったストーリー展開。でもね、私はもうね、もし本作を100点満点で評価するならば
もすらぁ〜や♪もすらぁ〜〜〜♪の曲流した時点で1万点あげたい(笑)
いやぁ〜もう!!まさかこの曲が劇中流れるとは、夢にも思っていませんでしたよ!?しかもチャン・ツィー演じる科学者って“双子”なのね!!見終わった後で気づいたわ〜。そうか、だからモスラとシンクロしてたのか……。
それだけではありません!!ゴジラの永遠の“宿敵”キングギドラの圧倒的「ラスボス感」。正直ラドンより早く登場するとは思っていなかったのですが、“宿敵”の名に恥じぬ前半と後半とのゴジラとの猛烈なバトルはかなり胸アツ展開でしたね〜。原作と同じく“宇宙怪獣”という設定もちゃんと守られていましたねッ!
前作にもひょこっと登場していたデヴィッド・ストラザーン演じる長官がまたまた出てくんの?と思ったら「“オキシジェン・デストロイヤー”を投下する!!」え、ええええええ、ええええええええ!?アンタが撃つの!?いやー痺れたね、まさか“オキシジェン・デストロイヤー”って単語をハリウッド映画で拝めるとはね!!ラストもさぁ…キングギドラの首を見てチャールズ・ダンス演じる悪玉が一言「コイツを買おう」え、ええええええ、ええええええええ!?アンタが買うの!?ちょっとちょっとーーーーコレ次回作「メカ・キングギドラ」の伏線ちゃうかコレええええええええええええ!!!!ほかにもENDロールの最後に初代ゴジラのスーツアクター中島 春雄(なかじま はるお)氏の写真が出てきた時、もうマインドの中で泣いたよね(笑)「ここまでやってくれるのか」という至れり尽くせり感の多さよ!?
とにかく“サプライズ”が多すぎる本作だったワケなのですが、“国民的テーマ曲”をガンガン流しながら登場するゴジラ……コレよ!!コレが“見たかった”のよ!!やっぱりこの曲が流れなきゃ“ゴジラ映画”じゃないよねッ!!私はその瞬間「はっ」とさせられたのであります。これまでの“ハリウッドゴジラ”と本作との「決定的に違う」点があることを。。。。
これまでのゴジラは、あくまで日本を原作にした、“ハリウッドの所有物”感があったのです。エメリッヒ版は論外として(笑)前作ギャレゴジ版でも、我々が思い描くゴジラがやっと見れた……でも“ゴジラマーチ”は流れなかった…ハリウッドでは“ハリウッド版のオリジナル曲”が作られ、ゴジラは“アメリカが発見”した事になっているし、まぁでもハリウッドが作った映画だからな、あくまで日本のゴジラは「原作」でしかないワケだし、、、、、我々日本人もあくまで日本のものとは「別物」として見るしかなかった
それが今回“日本のテーマ曲”を、そのまま逆輸入してくれた……つまりは日本のゴジラ“ありき”のハリウッドゴジラに、初めてなったのではないでしょうか?ついにハリウッドが本気で日本のゴジラコンテンツを“受け入れてくれた”瞬間だと、もうハリウッドがゴジラを独り占めする時代は終わった。ここまで“日本に寄り添った”ゴジラ映画は未だかつて見たことがない、「名探偵ピカチュウ」でも感じましたが、テーマ曲ってのは、ヒジョーに大事な要素の一つ、それが違うだけでもイメージが180度変わってしまう事もあるじゃないですか?この作品ならこのテーマ曲…そんな“原作イメージ”をハリウッドはようやく快諾(?)してくれたんじゃなかろうか!?
でも心配事も、それは日本の“架け橋”的存在の渡辺謙が最後死んでしまうでしょう?「パシフィック・リム2」の“不安”がさぁ〜、渡辺謙亡き後、次回作でチャン・ツィーが司令塔になって、そのあと中国がなんだかんだ絡んできて……配給元が“中華レジェンダリー”なのでそこはもう諦めるしかないのかもしれませんね。でも死んだ後も「セリザワ!!セリザワ!!」コール鳴り止まないし!?次回作に“世界のシュン・オグリ”出るし!?どれくらい役があるのかはわかりませんが、芹沢博士の“息子”の役とかだったら嬉しいな〜!!“彼の意思”を継いでくれないかな〜!!!あと次回作の監督が「ブレアウィッチ」「ハリウッド版デスノート」で壮大に“ヤラカシテ”くれたアダム・ウィンガード監督……というのもヒジョーに不安ですね……。
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