【原題】Bullet Head
【監督】ポール・ソレット
【出演】エイドリアン・ブロディ ジョン・マルコビッチ アントニオ・バンデラスほか
【あらすじ】 3人の強盗犯は、警察の手から逃れるために倉庫内に身を隠す。そこに、警察よりも恐ろしいものが潜んでいるとも知らずに…。男達は、生きて倉庫から出られるのか?
【感想】
『アナタはイッヌ派?それともヌコ派?(ネコ派は認めません)』
ハーイ犬派!!…という方に朗報かどうかは定かではありませんが毎度の如くNetflixを捨てられた子犬のような眼差しで彷徨い歩いていたら見つけた作品【キラー・ドッグ】を今回はご紹介したいのですが…
「いつの間にこんな映画ありました?(笑)」私とした事がどうやら2017年頃に作られたらしい本作の存在を全くもって存じ上げていなかったのが誠にクゥ〜ン!!と言いますかだってだってですよ?店から金庫を強奪した世界的スターのエイドリアン・ブロディとジョン・マルコビッチ、この前改名したマコーレー・カルキン・カルキンの実弟ロリー・カルキン扮する誰が見たって“コソドロ”が警察の追手から逃げた先の廃屋でアントキのバンデラスが飼ってた“狂犬”に追い掛け回されるって一体何のギャグ映画ですかって話なのですよ!?
いやーこんなメンツが出ててなんで知らなかったのだろう?ハリウッドスター達が闇の闘犬場で百戦錬磨の実力保持“犬”の“殺犬マシーン”として育成され、人間なんぞ“ヒト噛み”で死に至らしめる超絶ドスコイレベルの“ウルトラ横綱級イッヌ”に襲われるアニマルパニック系の「21世紀版【クジョー】」みたいな映画かと思ったら
“犬ってホントにイイよねぇ〜ん(ついでにネコはディスる)だけ”の映画
なんというフェイクですか?もうーどー考えたって90分の「尺繋ぎ」としか思えないエイドリアン・ブロディが昔一髪千鈞を狙って「トリュフ犬を飼ったはなし」から彼がいかにして“犬愛好家”になったかというク◯どーでもいい話から元から青白い顔でさらに“ジャンキー”塗れの役が似合いすぎて引くロリー・カルキンの昔オヤジに黙ってケガを負った犬の世話をした哀しきはなしから、またしても彼がいかにして“犬愛好家”になったのかをただただ聞かされてから我に返ってふと思うのであります
その前に聞いた金魚がどーたらこーたらはマジでなんだったん…?
ジョン・マルコビッチ……海水魚と淡水魚を一緒の水槽に入れてしまった男…!!なぜ“犬のはなし”でアンタだけフィッシュの話をするのだ!?
……そんなこんなで「前半」が終わります(…マジですw)
そして後半になって“ようやく”狂犬との死闘…!!!前半にも狂犬との“そこそこ”な追いかけっこをやりますが「命のキケン<犬への愛」が勝ってしまい全く話が進みません!!
ですがココから物語は一気に「B級アニマルパニックのソレ」をお披露目してくれると言いますか「そうそう!!それだよ観たかったのは!!」と後半まで待って下さい!!多少CGを使ってはいるものの、ほぼお利口さんなワンちゃんの演技!!そうそう!この前アメリカの“ユニバーサル”で“アニマルアクター”とかいうショー見たの思い出すわぁ〜。動物ってホントに芸達者……
…と思ったらイイところでまーた最後の最後に別に呼んでもいないのに“飼い主”の黒い車から黒コート姿の“いかにも”ヤーさんっぽいアントニオ・バンデラスが立ちふさがってきて…!!!オレは犬が見たいんだ!!マスクオブゾロは引っ込んでろ!!…というところでまたしても「運命の出会い」が…!?
というですね、クレジットに監督の飼っていた犬の名前ですか「◯◯に捧げる〜」的な、ようやく最後まで観てはじめて
“犬愛好家”による“犬愛好家”の為の“犬愛好家映画”
だったということが判明してしまうのであります!!…但しどんなに犬が好きかろうと血まみれの犬や死んだ犬を見せつけるのは果たして如何なものか!?…言われなければ「I LOVE DOG」の文字すらイマイチ頭に浮かびにくいなんとも「?」なパニック映画(犯罪映画?)でございました。。。。。
と見せかけて実は“ウサギ愛好家”の話です
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