エンドレス・エクソシズム(2018)
- ラーチャえだまめ
- 2020年12月12日
- 読了時間: 5分

【原題】The Possession of Hannah Grace
【監督】ディーデリク・ヴァン・ローイェン
【出演】シェイ・ミッチェル スタナ・カティック グレイ・デイモンほか
【あらすじ】
ある事件がきっかけでボストン市警を辞め、そのトラウマから薬に頼る生活を送っていたメーガンは、知り合いの紹介で遺体安置所の夜勤の仕事を始める。ある夜、その遺体安置所に、悪魔祓いの最中に死亡したという少女ハンナの遺体が運ばれてくる。それ以来、病院内では機械が次々と故障したり監視カメラに謎の影が映ったりと不可解な現象が続発するようになり……。
【感想】

『て思うじゃん?』
どーもどーも先日Netflixで配信された「今際の国のアリス」を見て久々に原作が読みたくなり部屋を探すも見つからずようやく友人に全巻借りパクされていたことに気付きましたラーチャえだまめでございます。早速ではございますが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました
【エンドレス・エクソシズム】……!!!もう永遠やっちゃうんだってさ!!エクソシストも不眠不休で大変だわなガッハッハッハッハ!!!!……なんてどころの騒ぎではないNetflix開いたら何故かギュ〜ン捻れた女性が不敵な笑みを浮かべる画像がオヌヌメに出てきておいおい一体なんちゅう映画をオヌヌメに載せてきやがんだ天下のネトフリさんよ……お主わかってやがる

霊安室に運び込まれた1体の少女の死体……その死体こそ生前に誉なき悪霊に取り憑かれエクソシストとの死闘の末亡くなった「禁断の死体」だった…!?…と言われて勘の鋭い方ならば「え、それ前にも見たぜよ?」と錯覚に襲われてしまうかもしれませんそう

コレじゃないのかと
言うな…!!!前に見たことあるとか言うなぁあああああ!!!!!!ハァ…ハァ…
そういや運び込まれた遺体安置所みたいな“いかにも”な場所で巻き起こる珍道中、あいや怪奇現象なんて日常茶飯事だよ?と昔病院の夜勤勤務だった友人が言ってたっけな、そういや過去にもちょうどこれくらいの時期にラァ〜ス夜勤〜♪アゲビゲハァ〜♪ゲビゲビゲビテェ〜アゲビゲビ……ワム!ならぬ「ワオ!」なおっかなびっくり「ラスト・シフト」などというホラー映画も見たっけな(ただ歌いたかっただけ)そんな午前11時に生活じゃなくて死体が踊る「ジェーン・ドウの解剖」の二番煎じ的な映画なのかな、と思ったらですよ皆さんこれスクープですよ!!コレ絶対、、、絶対に言わないで下さいよー!!……じーつーは

二番煎じ的な映画だったんですねぇ
「ダークナイト」のOPかよ!!!元警察官だったミーガンは職務放棄した末相棒を死なせてしまったトラウマから酒やドラッグ沼にハマり警察官の職も辞めいつしか一人孤独に苛まれていた。しかし最近リハビリの成果もあってか新しい仕事に就くことに成功。“比較的人と関わらない”仕事として彼女が選んだのは病院の霊安室の夜勤スタッフという人と関わらないどころか近寄ってすらこない特殊な仕事。ただ彼女にとってそれは非常に楽なものだった。ところがどっこい初出勤からなんとも“他迷惑”な死体の対応に追われることに……。

どうしても比べずにはいられないだってほとんど内容が一緒なんだもの!!悪霊に取り憑かれた女性、霊安室内部で起こる怪奇現象、こんなの間違い探しするほうが大変ですよ!!唯一の違いは主人公が解剖医じゃなくてただの病院のスタッフっていうのと

「この死体は何?」感がゼロ
「ジェーン〜」では序盤から死体の正体は明かされず「なんだかよくわからない不気味(でちょっとエッチ)な死体」が想像力と恐怖を倍増させそして徐々に怪異の謎が明らかになっていく……そんな推理的な面白さがあったのですが、本作では序盤でその“種明かし”をあっさり見せてくれているわけです。だから死体が運び込まれても「あーさっき少女に取り憑いた悪霊がまた出てくるんでしょ」的な死体の正体が事前に知らされているだけでもこうも印象が変わるのか!?序盤のシーンはカットしてなんなら「エクソシズム」のタイトルさえ隠したっていい何が起こるかわからない触れては祟りなパンドラの死体にした方がもっと恐怖乱舞出来たかも…??ただそれやるともう盗作を疑われるレベルに酷似してしまいますけど

何の因果か罪のない少女に取り憑いた悪霊はわりとベターな「エクソシスト」タイプでポキポキ関節を曲げながら、娘にはあんまり関節鳴らすと骨太くなるから止めなさいと言いに来たのか父親が火葬場まで不法侵入するもお構いなしに四足歩行の化け物にヘンゲして気になるあの人めがけてマサラタウンにさよならバイバイする勢いでサイコキネシスをぶちかます運悪くターゲットにされた人は両手をさながら十字架に貼り付けられたみたいに広げて宙に浮く。えむしろ十字架好きなん?死体袋から起き上がっては袋に戻りまた起き上がっては戻り……なんか想像したら面白くなってきた
死体役の女優さんもずっと死んだフリしたりた、体操選手とぉーー!!!みたいな柔軟な動きしたり大変よねぇ……まぁ某フォースの使い手だって売れる前死体役やってたくらいだし若手の登竜門的な感じなのかしら…?(by 片桐はいり)

ほぼ地下の最先端(?)霊安室内で展開されますがわりと怪奇現象が等間隔で起きて飽きはそこまで来ませんでしたね。ホラーファンの方には少し物足りなさは感じるかもしれませんが普段そこまでホラー映画なんて見ねえよ畜生ー!!という方には程よい難易度で楽しめるのではないでしょうか。
安易に精神安心剤の「誘惑」に負けずに自分の力だけでトラウマから克服しようと奮闘する主人公の再生も一応描いているようですが……えハエを殺せるようになっただけ?
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