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ウィッチサマー(2019)


【原題】The Wretched

【監督】ブレット・ピアース ドリュー・T・ピアースほか

【出演】ジョン・ポール・ハワード パイパー・カーダ ツァラー・マーラーほか

【あらすじ】

17歳の少年ベンは、両親が離婚し父親と過ごすことになる。ある日、4人の家族が住んでいる隣の家から、少年のディロンが母親の様子がおかしいと訴えてくる。隣家の様子が変だと思ったベンは、窓から監視を始めるが、父親と母親はいつも通り生活していた。しかし、隣家で暮らしていたはずのディロンの姿がある日突然消えてしまう。(Yahoo!映画より)





 
【感想(ネタバレなし)】

『「う゛お゛ぉぉっ!!?ちょ、なにしてんすかセンパーイ」』

 




どーもどーも先日ダイソーで買ったハンドソープとか入れるボトルを買ったその日に壊しましたラーチャえだまめです。AAAAA〜!!!なぁ〜つやすみぃ〜!!!なのに今年の夏もコロナで海に行けないと嘆いていたのはそこの貴方!!…だけではどうやらなかったんですね〜



【ウィッチサマー】!!!!魔女だって夏休みが欲しいのぉー!!!と思ったらそうでもないコチラも今年の「未体験ゾーン」で私、体験出来なかった1本、あのストレンジ大先生の最新作で“アメコミホラー”の新しいトビラを開いてしまうかもしれない??ホラー界の大御所サム・ライミ監督が「最高に面白い!」と太鼓判を押した……おいおいそんなこと言っちゃって大丈夫かぁー!!ちゃんと許可取ってあるんだろうなぁー!!!と早くも“誰か”に乗っ取られた発言なのではないか……なんて擬人暗記になったそこの貴方はたぶん大丈夫です





















「ボディ・スナッチャーズ」in魔女!?







何千年もの間“人間の皮”を被り言葉巧みに赤子や幼いキッズたちを主食として生きながらえてきた魔女VS夏休みの期間中父親の仕事の手伝いにやってきた青年、という!?思春期真っ逆さま(?)な青春ホラー映画「ウィッチサマー」!!!なーんだ随分と王道なホラー映画じゃないか、これの一体どこにそんな唸る程の要素があるというのか……私もはじめはそう思いましたよ


















今でも思います








 





ここはアメリカのどこぞのブレアウィッチ。開始早々勝手に人ん家でベシーシッターが相手するキッズをムシャムシャと豪快に食べる魔女……?“ウィッチ”と聞いてモキュメンタリーフィルムを連想した方、アニャ嬢の出世作「ザ・ウィッチ」の、あの寒々しい景色と共に決して姿を現すことなく精神的に一家を破滅の渦に陥れるタイプのヤツか、それとも不老不死のドミニクがイライジャウッドにイライラしながら魔女と戦うラストう◯ちはn……などを思い浮かべるかもしれませんが本作の魔女は「化ける」タイプでした〜!!主食である子どもの母親に化けてしまえば?糸も容易く子どもを食うことができる……。しかし子どもを甘く見てはいけません。「母ちゃんじゃない」たとえ姿形は同じでも?どこか自分の母親ではない「何かが違う」と違和感に敏感なのは「グッドナイトマミー」でも立証されております。






















正体隠して尻隠さず








いや化けるの下手かよ!!なんか性格とか服の趣味があからさまに「どちら様ですか?」レベルに豹変する突然ロックに目覚める「ヒドュン」並の違和感に家族ならわかるはず!?あ、いや旦那さんは全然気づかずに魔女と夜の営みまでやる始末


















何も知らない旦那が一番幸せそうなんだよなー







それもそのはず!?魔女にはほかにも襲った子どもの存在を家族の記憶から抹消する術を編み出すチート級にゴイスーな能力まで兼ね備えていたんですねー。



そんなバイヤーな魔女が付近に住んでるとも知らずに単身離れて働く父の元に仕事の手伝いでやってきたどことなくアンセル・エルゴートっぽい好青年。おいおい腕はどうしたんだいギブスくんせっかくの夏休みに父の職場のボート乗り場のスタッフとして働く日々。なんてサマーだッ!!でも乗り場にはエロい姉ちゃんとか可愛いスタッフもいて結局はサイコーな夏休みじゃねえかよぉー!!!そんな中お隣さんの様子がどうもおかしくて……面白いのが青年と魔女、直接的な繋がりはないんですよね。たまたま隣の一家が魔女に襲われその一家の長男が「あれは母ちゃんじゃない」とか言い出して青年に助けを求めるわけです。事情を聞いた青年はかくしてお隣さんを双眼鏡で観察し始めるように……



ヒッチコックやデパルマを彷彿とさせる“覗き見”的青年の好奇心。どうしてティーンとホラーはこんなに相性がいいのだろうか!?隣人が魔女の手に落ちていく様を目撃し、でも家族や大人たちに「隣の一家が魔女に占領されてます!!」なんて言っても結果は見え見えだし。だからなんとか自分だけで魔女から子どもたちを助けなければ…!!もう王道中の王道。真新しいものはありません。え魔女にも盛り塩って効果的なの?



しかしホラーだけではなく青春ものとして、思春期の悩みや親との確執、その他適度なコメディ要素にラブロマンス要素も満遍なく引き詰め全体的にバランスがいい作品に仕上がっているんですよねー。クライマックスでちょっとしたオッタマゲぇ〜な展開があったのも面白かった。ラストの解釈も考察しがいがあり最後まで楽しめましたね。あまり有名な俳優さんは出ていませんが、幅広い年齢層に向けて作られたホラー映画、なんじゃないかなとも思いましたねー。ちなみに素顔の魔女の特殊メイクもなかなか良かったですよ?




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