イン・ジ・アース(2021)
- ラーチャえだまめ
- 2023年9月18日
- 読了時間: 4分

【原題】In the Earth
【監督】ベン・ウィートリー
【出演】ジョエル・フライ エローラ・トーチア ヘイリー・スクワイアーズほか
【あらすじ】
土壌の研究を専門とする科学者が、行方不明になった同僚探すために入った森の中で知ることとなる、思いもよらぬ大自然の暗部。そしてその先には、おぞましい体験が待ち受けていた…。(ネットフリックス公式サイトより)
【感想(ネタバレなし)】

『穴の中に何が見える?』
どーもどーもすき焼きでは肉よりエノキ派ですラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました
【イン・ジ・アース】…!!!いやーコレコレちょうど日本で観れないかなーなんて思っていたら天下のネトフリが拾ってくれましたよ!?先日配信開始されたコチラの映画、現在公開中「MEG ザ・モンスターズ2」のバカゲーならぬ“バカ映”からオレ様ロキ様のシャレ乙人生逆転ゲーム「ハイ・ライズ」まで“振り幅のある”ベン・ウィートリー監督が?2020年のロックダウン中にわずか15日で完成させたナショナルジオグラフィックも度肝を抜く“ネイチャー・ホラー”??制作費はそこまで高くない俗に言う“インディーズ”の部類に入るものの監督のほか脚本、制作、そして編集とまるで根っこの如く手広くやってのけたウィートリー監督の趣味・趣向が?ある意味ダイレクトに反映されているんじゃないかと思ったのですが____

ぶっ飛びすぎてぐーるぐる
深刻な感染症(“コロナ”と単語さえ出ないものの)パンデミックによって世界が停滞しつつある近未来の世界線……というリアル設定を巧みに作中に落とし込んで撮影に挑んだ本作。劇中防護服を来たり演者たちがしきりに消毒をしたりしても作品的に違和感はありませんが、それからまだ数年しか経っていないというのに当時の“爪痕”が早くも痛々しく目に映ってしまいます。出演者は極力数名、そして舞台は山小屋と広大な森林の中のみという“隔離された”空間で一体何を描こうと言うのか。科学者のマーティンは山小屋にたどり着く。彼は研究仲間のオリヴィア博士がこの先にある森の中で研究を行っており、その様子を見に行きたいらしい。森のガイドのアルマと共に2人は深い森の中に足を踏み入れる……

本作はまさしく先にも述べた大自然の脅威!!これが人類が踏み込んではならぬネイチャー・ホラーだぁー!!と昭和ポスターさながらのB級的な謳い文句を言うのは簡単なものの、なんとも「森」というお題だけでこんなにも“摩訶不思議アドベンチャー映画”を生み出してしまうとは……いやーこれは変態だ、実にヘンタイですねぇ〜!!!でも好きよ私、万人なんてクソ喰らえな監督の趣味趣向がドエロい程伝わってくる、これぞ“インディーズ”ってところがねッ!!かなり人を選ぶ映画ですが“部類”で言うと、それそこアリ・アスターの「ミッドサマー」だったり、アレックス・ガーランドの「アナイアレイション」……中でもネトフリの「ザ・リチュアル」っていう映画が一番雰囲気的にも世界観的にも似ているかも。しかしあれはモンスターMOVIEとしても楽しめるよう充分“エンタメ”してたところを、本作はそのエンタメ要素を“削げるだけ削いだ”ような?地味です。かなり地味です。そしてだいぶ“意味わからん”ですよコレがまた……。意味わからん度と“視覚効果”で言うと「アルカディア」のジャステイン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド監督っぽさもある……おいおいさっきから似たような映画こそ述べまくって肝心の内容を全然伝えていないではないか…!!!いやーもうなんて言うんでしょうねスピルバーグもビックリな

“森”との遭遇
映画なんですね?住友林業もビックリな科学者が研究を進めるうちに、どうやら古代より伝わる森の妖精さんが実在するのではないか??の考えに至り“森との交信”に取り憑かれてしまうソンゲバソナな展開!?伝承から“パーナグ・フェグ”という造語が出てくるんですが、パーナグとは“音”、そしてフェグとは“祈り”という意味だそうで??故に「音と光をもって森と交信する」システムが登場してしまうんですねー。これがなかなか面白い試みと言うか、要は“ソレ”の存在を音と光だけで表現してしまおうという映画なのです??こりゃ確かに安上がりd……これがとってもポリゴンショックで神秘的、ちょっとやそっとどころではない異様な世界観を構築しているのです。真ん中に穴の空いたパワーストーン的な石碑が音を奏でる?森さんのオナラですか?胞子みたいに吹き出る“霧”によって辺りが埋め尽くされ……大自然が人類に“牙を剥く”。これぞネイチャー・ホラー。てか白癬(はくせん)って病気この映画ではじめて知りましたわ(カビが皮膚の表面などに感染する病気)

あと“森マン”ね
なんか見かけによらず“結構グロい”足を怪我して糸で縫うシーンなんて「よしよし上手く縫えたぞ」「あら上手いじゃない」……いや全然上手くないわ!!てか糸太すぎだろ!!ちょっぴり笑いのスパイスまでも散りばめた、、、、、駄目だオラさ病院へ行こう
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