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アンノウン・ボディーズ(2017)


【原題】Het Tweede Gelaat

【監督】ヤン・フェルヘイエン

【出演】ケーン・デ・ボーウ ウェルナー・デスメット マルセル・ヘンセマほか

【あらすじ】

首のない全裸の女性6人の死体が同時に発見され、ベテラン刑事のフレディとその上司のフィンケが捜査を担当することになる。遺体はいずれも血が抜かれ指紋は焼かれていたが、それぞれの身元を特定することに成功。しかし、彼女たちが失踪した時期と場所、職業や容姿に共通点が全くなく捜査は行き詰まる。(Yahoo!映画より)




 

【感想】







『“踊らされちゃった”大捜査線inベルギー!?』








室井さぁ〜ん、どうして首なし死体が6体も土から出てくるんだぁ〜!!!どーもどーもラーチャえだまめでございます。未体験ゾーーーーーーン!!!お久ブリーフでございますヒューマントラスト渋谷さんで開催中“Z級映画の祭典”「未体験ゾーンの映画たち2019」から1週間限定上映(今週の金曜まで)本日ご紹介する映画は_?



最近やったハリウッド版「タトゥー」は大ゴケしたらしい「ミレニアム」シリーズや探偵学園イッテ、「特捜部Q」シリーズ等数々の超大作を生み出してきたベルギー産「ミステリー」枠から、またまた新シリーズですか?大ヒット小説が原作らしい【アンノウン・ボディーズ】!!



ポスターにあった「同時に発見された6人の首なし死体」という超絶パワーワードに釣られ観て参りました。土の中から発見された“首なし死体”!!すごいですねー切断された首の方じゃなくて“下半身”にボカシが入るなんて一体なんちゅう世界だよ!!1体だけでも大捜査なのに警察犬の“ここ掘れワンワン”の大合唱という、なんと同じ土地に合計“6体”の首なし死体が同時に発見されるという、こーれは右京さんも黙ってはいられませんねぇ!しかしここは紅茶と相性抜群のワッフルが有名なベルギーであります事件を担当するのは堅物の刑事と今度やる映画はこの人が出りゃいいんじゃないか“実写版「ライオンキング」のシンバさん”と勝手に呼ばせて頂きますこの2人が一応主役っぽいですね。ただこの2人の凸凹コンビがずっとメイン…



というわけでもなくて、結構脇を固める捜査官たちの活躍も描かれます。とりあえず事件に関与していそうなメンツを何人かピックアップし始めるのですが、これがなかなかほんとにどうして結構捜査が「全然進展しない笑」メチャクチャ空振りするんですよねー。あーでもないこーでもない、アメリカ大使館まで敵に回しちゃってもうメンツ丸つぶれです。まあ観ているコッチとしては「あーお前がどうせ犯人なんでしょ?」的な、日頃から名探偵コナンを見ていれば大体察しがついてしまうかもしれません。



こうなったら「誰が犯人」ではなく、「どうやって事件を?」の方に考え方をシフトさせましょう。でもこれがなかなか読めない。そもそも6体の首なし死体の意味は?ジャンレノとヴァンサン・カッセル「クリムゾンリバー」みたいなヒジョーにオカルト臭さえし始める。てゆーか地味にこの映画人殺し過ぎじゃね?これはなかなか面白くなって来たぞ〜なんて思ったら、今度は金田一耕助もビックリ棒に突き刺さった“6体の首”まで出てきちゃって…(犬神家ですか?)しかも捜査は難解してるっちゅうのにシンバさんは犯人より被害者のやたら“レア・セドゥ”感漂う美女を“狩る”のに夢中で手を出しちゃうとかどーしようもないタテガミさんだよ!!笑



しかも堅物とシンバのコンビっぽさも徐々に影を薄めていき……てゆーか実際この2人が一緒に捜査するシーンが実は全然無かったりする本当は仲が良くない織田裕二と柳葉敏郎を配慮して2人揃ったシーンは殆ど無いコンビもの的な?(まあそんな事はないんだろうがw)それでもラストにはオッサン同士の「コンビ愛」が伝わる内容にはなっております…。



なんだか結局「犯人の動機」とかそーいうのがまさかマギカの“最後までわからない”という、これは一体どーいう意図、、、、、なのでしょうかまさか尺が足りなくて全部すっぽかしたとかそ、そんなんじゃないですよ……ね?レインボーブリッジならぬ“大通り封鎖”して撮影されたんだろうなぁ〜と思わせる空撮等、決してショボい演出は一つもありませんでしたが



元からシリーズの続きものなのでしょうか、堅物とシンバの“過去のシリーズ”があったらちょっと観てみたい、そんな映画ではございました



(…なんて思っていたらアラやだ「ザ・ヒットマン(2003)」「HITMAN X. 復讐の掟(2009)」に続くシリーズ3作目だったことが判明…笑)

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