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アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年(2018)



【原題】The Dark

【監督】ジャスティン・P・ラング

【出演】ナディア・アレクサンダー トビー・ニコルズ カール・マルコビクスほか

【あらすじ】

母親が連れ込む男にひどい暴行を受けたミーナは森に捨てられるが、姿を変えて生き延び、人間の肉を食べるようになる。彼女が潜む森に入った者が生還しなかったため一帯はデビルズ・デン(悪魔の巣)と呼ばれ、誰も寄り付かなくなる。あるとき、森に凶悪な指名手配犯が逃げ込む。犯人はミーナの餌食となるが、人質として盲目の少年を連れていた。(Yahoo!映画より)



 

【感想】






『“美少年と野獣”の儚くも永久のカナシ…?』








「野獣」となった孤独な少女を救ったのは、盲目の少年でした。。。。。。。




なんたるジュンジュワァ〜!!!大爆発なコレぞまさに平成最後に(滑り込んだ)「純・愛in2019」。どーもどーも光り物の魚が苦手ですラーチャえだまめでございます。



「未体験ゾーーーーン!!!」毎度おなじみ「ゲテとの遭遇」よりウィーーーーーン!!!なオーストリアからエマ・ワトソンもバケモノメイクに絶句するとんでもクライシスな“美女と野獣”ならぬ「美少年と野獣」映画が凱旋して参りました【アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年】!!!



いやー「不死身の少女と盲目の少年」なんですかヒッジョーに一筋縄ではいかない(特に少女の方が笑)タイトルまでついたこちらの作品、全体的にイングリッシュなんですけどあれオーストリアってドイツ語じゃなかったっ……(THE世界基準)



やたらベラベラ喋るビニコンの店員はよせんかい!!つべこべ言わんとはよお会計せ…バキューン。まあそうなるわな(´・ω・`)苛立ちを隠せない逃走犯が雲隠れに選んだ場所、デデーン!!「デビルズ・デン(悪魔の巣。なんかスンマセン…)」ここは人知れず奥地で誰からも「愛」されずそもそも「愛」を知らずに育った故なんの因果かケダモノ(というよりゾンビ)の呪いをかけられてしまった“野獣”…が潜む森・・・・。



恐る恐る森の中を進む逃走犯。すると森の中から古い“屋敷”を発見。どうやら誰も住んでいなさそうなこの屋敷に入り身を隠す事を決めた次の瞬間、黒い影をした“野獣”が逃走犯に牙を向いた!!逃走犯の車に向かう野獣。後部座席からうごめく人影。見るとそこにはひとりの“少年”アレックスの姿が。すかさず息の根を止めようとするがしかし明らかに“誰か”によってまぶたを焼かれ“目が見えなくなっていた”その少年を見た“少女”の手がふと止まった。そして目の見えない少年は少女に近づきこう訪ねたのである












「ジョセフは?…ジョセフはどこにいるの?」
























「※スタッフ(野獣)が前もって美味しく頂きました」









ココまで来れば歌って踊って口うるさいロウソク立てやらファンタジーの世界に迷い込んでしまいそうな所ではございますがしかしココはオーストリア舐めてはなりません!!ちび散る血しぶき!!溢れる食欲!?“人間=食料”になっただけでこうも世界残虐劇場に早変わりしてしまった、幼いナリして斧片手に道に迷い込んだ人間を“狩って”は肉をむさぼり食う生活を送る少女ミーナ。なかなかインパクトのある顔面でございます一体“何が”か弱き少女をこんなバケモノに変えてしまったのか・・・?演じるのはナディア・アレクサンダー

という女優さんなんでございますが!!アラヤダなんだよ!!今ちょうど見てるネトフリの海外ドラマ「ザ・シニスター」でジェシカ・ビールの妹役やってた人じゃないですか!!いやー全然気が付きませんでした。いやあんなメイクされたらわかんねえよ!!笑



もおーなんですかこの少年少女の甘酸っぱい“ピュアな純愛”ったら??互いに大人に“虐待”された過去を持つニーナとアレックスは、どこか“似た者同士”であると気づき惹かれ合っていく。そしてアレックスと心を通わせていくうちにそれまで人=食料!!だったニーナの心にも、徐々に人としての“本来の感情”が呼び覚まされていく、、、、、という「大人への“逃避行”」とも見える、しかし哀しきかな2人が歩むところ“血が流れる”光景に、ニーナはアレックスにある決断を下す。。。。。



少年少女の残酷な天使のテーゼにBGMのかからない静かなタッチ、「ぼくのエリ」とどこかシンパシーを感じずにはいられない作風。但しアチラは完全に“バッドエンド”に対して、コチラはラストにまだ“救い”の兆しが見える点では、まだ見やすいかもしれませんね!まぁちょっと全体的にスローテンポ過ぎて興味のない方には途中から“おねむーモード”に突入してしまうかもしれませんが、見た目とは裏腹に“美しい”物語であります・・・。



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