『“眉間にしわ寄せ映画”って何?』
【サクッとレビュー】
どーもどーも大学受験で両親に日本映画学校に行きたいと言ったら死ぬほど反対されましたラーチャえだまめです。早速ですが本日はそんな子どもの将来を案ずるどころか人生に過剰な“重荷”を背負わせ「呪縛」で苦しめる、、、ソンゲバソナなその狂った人の名は
【オンマ 呪縛】……!!??韓国語はこれと「オムニィー!」くらいしかわからないラーチャえだまめですハムニダ。……「オンマ」とは韓国語で「お母さん」という意味。いやーずっとスルーしていた1本。アメリカ映画だけど韓国産?主演はカナダ出身だけど韓国人移民の親を持つサンドラ・オー、というアジア人女優ということで、いやーポスターがなかなか怖そうで気になっていたんですけどね
「ポスターは怖いんだけどなぁ」っていう
過去のトラウマから電気属性が弱点のヒステリックハチミツオンマこと“アマンダ”は、これまでハチミツ農家を営みながら女手一つで一人娘を育ててきたわけですが、ある時からアマンダの“オンマ”の幻影を見るようになり??親戚を名乗る知らないオッサンから「数ヶ月前に亡くなったオンマの遺灰」を突然渡されてしまう。渋々遺灰を受け取るしかなかったアマンダだったが、その後さらにオンマの幻影に苦しめられるように……。
アメリカの田舎に移住した韓国移民がそこでなんとか生きていこうとするホラー版「ミナリ」的な話かと勝手に想像してしまったのですが??畑にポツンと大きな一軒家にもうすぐ成人間近の娘と二人暮らしで一見のんびりファーム体験……というわけでもなく??自宅はアマンダの“病気”の為にスマホもPCもTVも禁止というでんこちゃんも出る幕ない「NO電気」生活を余儀なくされており、自宅を照らすものはランタンとロウソクの火くらいしかない。さらに娘は今まで学校に通っておらず長年オンマと二人三脚でハチミツ作りに身を投じるしか「選択肢がない」という!?愛しき娘には全身で愛を注いでるものの、知らず知らずのうちにかなりの“負担”をかけていることにもなかなか気づけないアマンダ。そんな中「腹痛めて産んだべさ、だからその分を一生償え」みたいなギブ&テイクを生前から要求する死んだアマンダのオンマ
二人ともただの「毒親」じゃねえか!!
この映画では“オンマ”=“毒親”という拡大解釈でお送りします??いやー83分という短尺に惹かれて見たんだけども、なんだか“パッとしないまま気づいたら終わっていた”マボロシぃ〜!?度々起こる怪奇現象はあれど、そのどれも特段ビックリはしても“怖い”というほどのものではなく?ちょっと前に見た“里帰りして家族に嫌われる”台湾の「呪葬」の方がまだ愛があったというかドラマがあったというか、いくら毒親でもホントに終始「ただのク◯親」で終わるオンマの霊ってどうなの……アンタそれでも肉親かよ大事な娘にそりゃないぜベイベー?ハチミツ作りも何かの伏線かと思ったらそうでもないし…(毒繋がり?)
今作のテーマというか「先祖の霊は代々大事に供養せなあかんよ」な風刺?的な映画ではあるのですが、いかんせんポスター以上のインパクトに欠け、全体的に“弱い”という印象を持ってしまうかもしれません。終始主役の人の眉を下げた“困り顔”だけがとっても印象に残る映画でした_!?
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