【原題】頭七 The Funeral
【監督】シェン・ダングイ
【出演】セリーナ・レン チェン・イーウェン ナードウほか
【あらすじ】
祖父の葬儀のため、長らく疎遠にしていた実家に帰ってきたシングルマザーのチュンファとその娘チンシェン。冷たく無礼な父と嫌味ばかりの姉、おどおどした義兄、どこかよそよそしい母という、冷え切った家族との関係に失望するチュンファだったが、叔父の助けもあり、大好きだった祖父のために初七日まで留まることを決める。しかしチュンファは不気味な悪夢を見たり奇妙な物音を聞いたりと、屋敷にはびこる怪異に悩まされるように。やがて彼女は娘チンシェンとともに、さらなる恐怖に飲み込まれていく。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】
『純粋に足がくせぇ。』
どーもどーもラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました
“アジアンホラー”をタギラせた今最もエキセントリック・ブヒブヒいわしめている心霊都市伝説ゲーム原作殺人ウイルスそして“史実”なんでもござれな「台湾ホラー」より!?今年またしてもとんでもクライシスなホラーが輸入されてしまいました!?しかもまるでこれからはじまるサマーバケーションの帰郷ラッシュに合わせるかの如く?ホントはエンガチョした両親のいる実家なんて帰りたくないけど旦那と子どもがうるさいからイヤイヤ帰らざるを得ないそこのアナタにとって“史上最悪の「帰郷」MOVIE”になることこの上なしの!?(喜んでいいのそれ?)これまたなんちゅうトラウマ植え付けてくれるんだ〜!!!
【呪葬】ぉーー!!!「呪詛」「哭悲」の次に来るのはコレだぁ!!とばかりに過剰宣伝されているコチラ、本国台湾でまたまた大ヒットしたらしい日本でいう所の“お彼岸”ってヤツ?(それを言うなら四十九日)死後7日間に死者の魂が戻って来るとかなんとか「初七日」という台湾の風習からインスパイアされたらしい。主人公はコンビニのお、おばちゃん!?いやー序盤の被害者Aかと思いきやまさかごくごく普通の(普通とは)おばc……台湾の人気アイドルグループのセリーナ・レンという方だったんですね大変失礼しました
んなことたぁーどーでもいいんですよ!?とにかくこのお……病弱な娘の入院費用をなんとか稼ごうと日夜働き詰めの“お母さん”の“チュンファ”は?こっちは寝る間も惜しんで内職してるってのに何の因果か娘共々既に“霊的な何か”に取り憑かれたかと思えば叔父から“祖父が亡くなった”と突然の訃報を受けて?娘が爆誕してからまだ一度も帰郷はおろか“親に娘を会わせたことすらない”何やら相当な秘密を隠し続けてるっぽいがじいちゃん子だったチュンファにとって祖父の葬儀には出席するしかない、ということで娘を連れて実家に帰郷することに……
葬儀場でお久ブリーフに家族と面会するも娘と会った親父の第一声が「お前の顔など見たくもない」……ああーこれは相当嫌われてますなんて毒親なんでしょう、いやチュンファの方に問題が?とにかくこの家族は親父をはじめ母親、姉、義理の兄の家族4人全員がチュンファを毛嫌いしている模様。そしてチュンファも「別にアナタたちに会いに来たわけじゃないから!」とよりを戻す気もなく?7日間、7日間だけ家族と顔を合わせず葬式だけ済ませてとっととハム太郎帰ろうとするのですが……
実家=屋敷で起こる怪奇現象。と思ったらなんだよ夢オチかよ!と思ったら幻ぃ〜!!いやもうそれ怪奇現象じゃなくて病院いってお薬貰った方がいいんじゃ……娘役の子役の顔アップでキャァ〜!!!……演出はホラー映画あるある連発で量は少ないのにお腹おっぱいなのは何故?脅かし方がワンパターン過ぎて飽きる×無駄にもったいぶって長い、という悪循環。故に劇中何度も眠くなってしまいました。そうこの映画で一番恐ろしいのは何より「テンポの悪さ」って何だよ!?ホラー描写はあまり期待しない方がマル。ええ、じゃあクッソつまらんホラー映画じゃないですか?…よくぞ聞いてくださいました案ずるな受験生
「クライマックスで180度“みかた”が変わる」ほほぉ……今年も「胸騒ぎ」にはじまり凍りつくほどの後味最悪な「ひとでなし」映画大国の北欧ホラーと比較して?台湾ホラーは毎回見て思うのがそれとは実に対照的と言いますか儚くも永遠にカナシ的「ひとであり」映画っていうか、家族や恋人うんぬんの「愛」がテーマなの多くないですか?ホラーだけど人情味があって最後は「後味ホッコリ」みたいな……今作も「家族」と「愛」がテーマになっていてラストはちょっぴり切ない&感動を呼ぶ!?なんだかいい映画見たな〜、そんな気分に浸れるかもしれません
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