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サクッとレビューその34「スネーク・フライト」


『新年1発目は“干支”を観よう(PART4)』

 
【サクッとレビュー(ネタバレなし)】




どーもどーも今年の初日の出は会社の屋上で拝みましたラーチャえだまめです!!いやーそんなわけでですね、やはり今年も新年1発目の映画はやはり……と言いたいところだったのですが、“今年も”記事の編集上劇場公開作と順番を前後して公開



というのはウソで今さっき見終わったので今更新しているもはや新年1発目でもなんでもな……でもよくあるじゃないですか





「家族と初詣に行ったあとに、恋人友人と“初詣”に行ったことはないかい?」




……つまりそういうことです(どういうことだよ)ということで今年も何も変わっていない恒例「干支映画」を観ようPART4!!いやー正月休みに暇すぎて始めた始めた企画もついに第4弾ですか。今年の干支は「蛇」。今住んでる場所から少し行ったところに“蛇窪神社”という蛇を祀っている神社があって、今年は連日参拝客が押し寄せてとんでもないことになっているらしい。そんな干支のご利益を親しみやすい“映画で何か感じられないか、ということで早速探してみたものの



これがメジャーどころはナンテコンダまさしくジェニファー・ロペスの「アナコンダ」くらいしかヒットしない!?スネーク映画って意外と少ないのかもしれない(アルバトロス系を除いて)故に思った以上にタイトル探しに難航していた所、あるじゃないですかもう1本メジャーどころのタイトルが



【スネーク・フライト】!!!うわーちょっと懐かしいぞコレは。2006年日本劇場公開作。当時のTVCM見て子どもながら「なんだバカ映画か。」と理解した記憶。“ヘビがジャンボをジャックする”のリリックでもおなじみ上空を飛行中のジャンボ機内で無数の毒ヘビと4000キロのジェットストリーーーーーーーーム!?いかにもアメリカ映画なジェットフライト型B級モンスターパニックものでありながら、当時既にトップスターの我らがサミュエル……XS・S・M・Lジャクソンが主演という!?



物語はハワイで偶然ギャングの殺人現場を目撃してしまったレッドブル愛好家の青年が、ギャングのボスに口封じの為に命を狙われるところから始まる。自宅を襲撃され間一髪のところをこの頃はまだ司令官になる前のFBI捜査官サミュエルに救出される。サミュエルは殺人現場に落ちていたレッドブルの空き缶についたDNAで青年を特定したのだそう。ちょっと一言いいですか?言いたいなぁー言いたいなぁー



レッドブル証拠を授ける〜♪……おふぅ。彼が登場した時の抜群の安心感。ただそれは“対人戦”での話。彼の対アニマルスキルは決して高くはない。むしろ「ディープ・ブルー」や「髑髏島の巨神」で“最後までセリフを言わせてもらえない”ほどにアニマルにはむしろめっぽう弱いではないか!?ただ今作のサミュエルは違う。このあと青年を殺人の重要参考人としてハワイからLAへ護衛する最中にジャンボ機内で毒ヘビと戦うことになろうともスタンガン片手に誰よりも冷静でいてそして……いや













今回も“頼りがい”はない(むしろ危険)





 




映画で搭乗シーンがキャラ紹介なのは鉄板ですよね??サミュエルや青年のほかチワワをバッグに入れて乗るのはセーフらしい不届き美女に大物歌手っぽいけど通り名は5Gじゃなく“3G”の電波的には小物ほか新婚さんにキッズ、赤子を抱いた母親などなど……あ、ちなみに植毛に人権ありません。



職員も先輩後輩キャビンアテンダントに引退間近な伝説超えてもはや「インシディアス」なアテンダント、ナルシスト男性アテンダントにセクハラパイロット、とにかく登場人物が多いのが嬉しいですね。さぁ〜てこのあと「何人生き残る」か当てゲ〜ム!!なんて数人でワイワイ見てもいいかもしれない。このあとタロン・エガートンもブチ切れる何故か荷物チェックを全クリアした毒ヘビ入りの荷物が船内に運ばれ開放されてしまうのだから……



そんな中お前たちまでアルツハイマー病に効くから脳が肥大して賢くなったのか??アニマルパニックの「マニュアル」に沿ったご活躍をする多種多様のヘビちゃん達が人間よりある意味「一番空気を読んでいた」と言っても過言ではない!?時間ピッタシに船内に放たれるとまずはトイレでイチャつく無名のバカップルを優先して襲い、その後も確実に襲う順番を見極めながら期待通りの働きを見してくれて、まさに「演技の良さ」がピカイチなんですよね〜。ちなみに出番実に数秒の無名バカップルの一人が後のトランプとチキンブリトーが大好きなテイラー・キッシュだとは驚き。実写とCGを駆使して表現された毒ヘビですが、一昔前のCGとは言えヘビ特有のしなやかな動き、横に這うように前身する独特な動きまでよく精巧に再現されており、個人的には映像の古さはあまり感じなかったことが地味に凄い。



上空約3万フィートを飛行中のジャンボ機内という逃げ場のない“箱”の中に閉じ込められ毒ヘビの大群に襲われればヘビ恐怖症じゃなくてもパニックの嵐。シチュエーションスリラーとしてはベストな慌てふためきっぷりを見せてくれる人間たち。監督は「デッドコースター」で「ファイナル・ディスティネーション」をシリーズ化させた立役者デヴィッド・エリス。どうりで毒ヘビだけじゃない逃げ惑う最中で起きる“死のオノマトペ”も登場するわけですね。ケツを噛まれた巨漢が噛まれた子どもから毒を吸い取る人妻を見て「俺も吸われてぇ」って言っちゃうような生き物ですからね。ちなみにその人妻がエルサ・パタキーという俺様神様の嫁さんまで登場する本作は










「神様プレステ様」映画だった…??




終盤突然アタマがマザーフ◯ッカーしてヤケクソになるサミュエル・ジャクソンの暴走とエンドロールに流れる「そこは劇中登場した黒人歌手だろ!」とツッコミたくなる“ク◯ダサい「ヘビの歌」”のドイヒーさがバツグンの“ドB級”感を臭わせる、嫌いじゃない。嫌いじゃないぞこのいい加減さ!?年明け早々仕事で疲弊した脳みそをカラッポにして楽しめる、この単純さが逆にいいのかもしれません!?






ヘビってレンチンで爆発するんだ……

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