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パーフェクト キル 完全犯罪計画(2023)


【原題】Kill

【監督】ロジャー・グリフィス

【出演】ポール・ヒギンズ ブライアン・バーネル ダニエル・ポートマンほか

【あらすじ】

暴力的な男ダンの息子ヘンリー、ジョン、ヴィンスは、母の命を奪った虐待の連鎖を断ち切るべく、父の殺害を企てる。狩猟中に父を殺害して森に埋めたものの、数日後、その遺体が消えていることが判明。3兄弟の心に恐怖と互いへの疑念が生まれるなか、隠されていた真実が次々と明らかになり、彼らの運命は予測不能な結末へと突き進んでいく。(映画.COMより)







 
【感想(ネタバレなし)】

『未体験ポイントその④ スカイウォーカー家より闇深すぎ』

 




どーもどーも山手線大崎行きに乗った時の誰も望んでいない定期……未体験ゾーン!!本日はそんな望んでない展開(個人的に)にしてやられてしまったコチラ



【パーフェクトキル 完全犯罪計画】!!!いや最近PSBを晩酌で……てちがーう!!コレね、ちょっと今年の未体験で剥げる、間違えた「バケる」んじゃないかって期待しちゃったんだよなー。親父を森の中に誘い込み殺害して埋葬した三兄弟。翌日ミスに気づいて親父の死体を掘り返したら「親父の死体が消えていた…!?」



江戸川コナンがアップをはじめましt、……OPで開始早々いきなり父親をライフルでズドンッ!!の衝撃。お、これはちょっと面白そうだぞ??突然始まった“完全犯罪”にはじめは“親殺し”なんてちょっとしたタブーをするに至った経緯が徐々に明かされていく所とか、無名ながら存在感のあるキャストたちの迫真の演技でなかなか見入ってしまうだけの“力”を感じました!しかもずっとこう、なんなら宣伝のチラシからもう薄々感づいていたっていうか、“オカルト臭”がするってオスメントくん、あ第六感がウズウズウズベキスタン……ちょっと変わった“訳アリ”なのが“未体験”じゃない!?んな単純な親子のサスペンスなんてゲテものにしてはあまりに平凡……ホラホラそんなこと言ってたら「ペット・セメタリー」に出てくる動物の墓場みたいなのデテキタヨー。アルヨーアルヨーコレハーーー……(そうだったら嬉しい)










ってないんかいッ





 




“ソッチ”じゃなかったかぁー!!普通にただのサスペンスだったぁー!!(泣)じゃああのシーンは何だったのだよとツッコミたくもなりますが、要はまさにこのように“カマかけてた”ってわけ。いや“話がどう転がるかわからない”のは逆に流石と言うべきか?いくつも伏線のようなものを入れて推理合戦させるワナだったとしたら……しかもこの映画終始“一定の緊迫感を持ち続ける”んですよね!!(なんならケツのケツまで)そこは演出が上手いのかなーと思いましたね。だってこの三バカ兄弟“危なっかしい”んだもん……色々ツメが甘々ちゃん過ぎてそもそも“未完全”犯罪っていうね!?いつ死亡フラグ立つのか冷や汗もんだったぜ……



で兄弟揃って親父を殺害した背景に親父の“壮絶なDV”が起因してるんだけど、この父親がちょっと線が細くていや長男坊ウルフアロンみたいなデカさなんだからお前一人でやっつけられないのか??流石に成人した兄弟3人でかかれば銃なんて使わなくても力ずくでボッコボコに出来そうな気もしてしまったり……まぁ幼い頃からずっと脅迫されて育ってきたから、兄弟にとって父親とは憎き肉親であり“この世で最も恐ろしい存在”なのだろう、単純に肉体的パワーの問題じゃない。



そんな先の読めない展開もクライマックスで“答え合わせ”のお時間がきてそれで終わり…かと思ったら、他にも兄弟間の“ある秘密”が明かされたり?最後もストーリーに若干の捻りを加えていて面白い。ツッコミどころはあって完全犯罪は失敗していても“肉親との完全なる決別”この着眼点は悪くないと感じましたね。しかも祖父の代から実はそのパワハラが血脈のように受け継がれていて、それは三兄弟にも……だからそれを完全に断つ難しさ。ある意味「目には目を」じゃないけど父親の暴力に暴力で返すみたいな感じなのよね。それが悲しくもあり、でもそうするしか道はなかったようにも思えてしまったり……



いやー面白そうなネタを抱えたまま結局全部捨てるみたいな非常に勿体ないことしてるよなー。






 
【感想(ネタバレ)】









ババンババンバンバンパイアならどんなに面白かったか…(泣)





絶対そっちの方が面白いよな……(まだ言うか)コメカミにズドンと一発お見舞いしてれば生き返ることも無かったのにね……殺すつもりなかった(それも無理あるがな!)階段から母親を突き飛ばした三男坊が、今度は殺意込めまくりで父親を同じく階段から突き飛ばして終わらせる。おいおい二度目はちゃんとコメカミに撃ったんだろうな!?三男坊だけじゃない息子たちは皆父親にマインドコントロールされていた、母親を突き放したのも全ては父親のため。ただそれは間違いだった。父親は完全なる「人でなし」だと目が覚めた三男坊による復讐。彼が一番最後まで父親の愛を信じたかった(三男坊だけ溺愛されていたからね)祖父の代から受け継がれた“椅子”を燃やしてそれを眺めて終わるラストショットがとっても印象的でしたね〜。

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