ナイト・オブ・アルカディアン(2024)
- ラーチャえだまめ
- 1月19日
- 読了時間: 6分

【原題】Arcadian
【監督】ベンジャミン・ブリューワー
【出演】ニコラス・ケイジ ジェイデン・マーテル マックスウェル・ジェンキンスほか
【あらすじ】
ポールと双子の息子トーマス&ジョセフは、夜になると現れる恐ろしい怪物から身を守りながら暮らしていた。ある日、日没になってもトーマスが帰らず、ポールは危険を承知で外へ捜しに向かうが、重傷を負ってしまう。トーマスとジョセフは父を守るため、サバイバル技術を駆使して恐怖の夜を乗り越えようとするが……。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】

『未体験ポイントその③E〜〜〜T〜〜〜〜』
どーもどーもラーチャえだまめです。未体験ゾーン!!!今宵もやって参りましたクリーチャーファン待望の“「未体験」クリーチャー部門”より!?今年はあの大物ハリウッドスターが大参戦してしまったらしい
【ナイト・オブ・アルカディアン】!!!!今年初詣ならぬ“初クリーチャー”と“初ニコケイ”がまさかこの「未体験」で同時に体験出来てしまうとは…!!(泣)そんなわけで「豚映画」でやっとこさ“脱借金”を成し遂げもう“ヤッツケ出演”する必要がなくなった我らがニコラス・ケイジ(61)が夢の中からコンバンミぃ〜した後にやってきたのが“B級クリーチャー・ホラー”……とか言いながらやっぱりB級好きなんちゃう??最近日本人と結婚して幸せいっぱい&2月に控える「ロングレックス」で“過去イチ”サイコな役どころを見せ「まだまだ売れる気やぁ〜!!」by◯◯◯……衰え知らずのニコニコ・ニコケイが今回「選んで出演した」……まあ間違いないでしょうコレは!?

もうやめて!ニコケイのライフはゼロよ!?
いやーこれは全然期待していなかった(ないんかい)のですが“なんか暗くてよく見えなかったけど面白かった”ゾーーーン!?OPでいきなりニコケイの背中についていく“長回し”で既に“臨場感”を演出。物語は崩壊した近未来、ニコケイ演じる孤独な男“ポール”が避難中に偶然発見した双子の赤子を15年間我が子のように育て上げ今や立派に成長した“トーマス”と“ジョセフ”に日夜生きる術を教えながら森の中でご隠居中

舞台は自宅とちょっと離れた小さな里間のみという、低コストでミニマムな規模ながらちゃんと世界がディストピアってるのがわかる世界観はよく演出出来ているし、序盤〜中盤まで“サバイバル日常”を見せるだけの地味な画が続くのだが、手持ちカメラメインの映像でそこでも臨場感を出しているおかげで、中盤でも退屈にならずに鑑賞することが出来ました(私は)男手一人で息子たちを育てるニコケイに若干の新鮮味も感じたり、その息子達がどっかで見たことあるな〜、と思ったら「イット」の負け犬クラブの一人ジェイデン・マーテルにネトフリ版「ロスト・イン・スペース」でロボットと戯れてたマックスウェル・ジェンキンス!?若い頃のヴァル・キルマーっぽい顔立ちにイケメン化してビックリ。森を抜けた先にある里の娘といい感じになってポッキーゲームならぬ“10秒終末ゲーム”でこぉ〜いぃ〜しちゃったんだ、たぶん気づいてなぁ〜いでしょう〜♫なんて浮かれてたらあらヤダ
“日が暮れちゃった”ぜ?んでもって逃げるように自宅に戻って戸締まり厳重にして何やらピリピリした雰囲気に……「◯◯してはいけない」の“クワイエット流派”を組む本作はズバリ「夜外出してはいけない」……これだけだとただの門限あるご家庭じゃないか否出てくるんですよ日が暮れるとどこからともなく現れる凶暴な“ナニカ”が……

だ、ダチョウですか?いやーこれまたなんとも“異質”なモロー博士もビックリのナニコレ珍百景なDNAから生まれたバケモノで、しかも見た目以上に“トンチキな動き”をするんですね。何その威嚇?何カラダから出してんのよ……指がビヨーンって伸びたりえ前世ヒトですか?とにかく面白い生態の全てを謎にして終わるのだが他のクリーチャーとの差別化?素晴らしいグレイトです!!なかなか姿を見せてくれない恥ずかしがり屋さんですがクライマックスにかけて「エイリアン2」並に地面からボコボコ出てきたり集団で連結してなんか塊魂みたいに転がってこれがホントのダチョウ倶楽……ヒロインが“手慣れすぎた銃器使い”なのもクリーチャーあるなるネタをしっかりと踏んだファンサも忘れていない。暗がりのシーンが多いけど見どころ野村萬斎でこれはクリーチャーファンに2025年度オヌヌメできるクリーチャー映画かと!!!でも一番謎なのは去年アメリカで公開された時に流れた写真

デザイン全然ちげーじゃねえか!!!!(ソニック・ザ・ムービー修正?)
そんなバケモノのいる世界で芽生える“兄弟のキヅナ”と“巣立っていく”若者たちの全て映画といいますか??最初はティーン故に自分勝手で分からず屋で「何をしてるんだチミは…」とガッカリさせられるも、最終的に間違いを認め協調性もつけて親のチカラを借りずに自分たちだけで危機を脱しようとする姿に逞しく成長してるじゃん!そんな親目線なのは言うまでもない、それを影で見守るニコケイ(単に出番が終わって暇してるわけではない)本作のメインは実はニコケイより双子の息子たち。次世代を担う若手俳優に活躍の場を提供して、なおかつ自身もちゃんと“おいしい役”を残している、そういう意味では本作の製作も務めているニコケイのやりたかった役なんだろうな〜と感じましたね。お主やっぱりB級好きじゃん!!
欲を言うと守らないといけないのは外出禁止だけなの?当然居場所を悟られないように音を立てないとか会話は小言で済ませるとか(それこそ本家と一緒か)やった方が安全なのに普通に大声出して喧嘩したり音楽?流してたり警戒心がユルユルとか、ニコケイがずっとメインでハッスルする勇姿を拝みたい人にはちょっと期待外れかもしれませんが、去年の「未体験」では肩抜かしを喰らったクリーチャー部門、今年はなかなか良いのが発掘されたのではないでしょうか!?
【感想(ネタバレ)】
いやーちょっとクリーチャー造形が素晴らしすぎてココで改めて写真付きでクリーチャーの生態を紐解きたい。


わかりますこれ?下向くとエイみたいに目と口に見えるというなんちゅう生態!?でもコイツら地底から出てくるじゃないですか、“擬態する必要”あんの…??全身毛が生えているから体はチンパンジーのようですね。あと体を部分的に伸縮可能?口を大きく開けてパカパカパカ……あんな動きをする生物は見たことがありませんがきっと興奮状態のサインなのでしょう。ほかにも里を襲うシーンで恋人の母親が胸から飛び出た“花びら”で侵されるシーン。

卵でも産み付けられてんの?わからない。写真で見ても全くわからない……(汗)そして最大のギモン“どこから来て何を目的にしているのか”。今言った人間を媒介にして個体を増やすのが目的なのか、元から地底で眠っていた?劇中ニコケイの話では“人間が地球を汚染したからヤツらが来た”みたいなこと言ってますが。

ドンキーコング?
Kommentare