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テリファー0(2013)


【原題】All Hallows' Eve

【監督】ダミアン・レオーネ

【出演】ケイティ・マグワイアー キャサリン・A・キャラハン マイク・ジャンネッリほか

【あらすじ】

そのビデオは、絶対に見てはならなかった ハロウィンの夜。ベビーシッターのサラは2人の兄妹の子守りをしていたがハロウィンのお菓子の袋の中に見覚えのない古びたビデオテープを発見する。ビデオテープを見たいという子供たちの好奇心に押され渋々再生するサラだったが、その中にはあまりにも残虐な3つの物語が映し出されて――。ビデオを見終わった頃、家の中では奇妙な出来事が起き始め、全てはもう手遅れだった……。(Amazonプライムより)




 
【感想(ネタバレなし)】

『“10月31日大推奨映画”』

 




どーもどーもラーチャえだまめですッ!!えーっとえーっと……今日は取り急ぎの更新となりましてあばばばばばばば……とりあえずハッピーハロウィーン!!!本日は10月31日のハロウィンの日、その前日の昨日ですよ昨日!?いやー天下のアマプラがハロウィン戦略ギリギリでとある1本の「ハロウィン映画」を滑り込ましてきやがったのですが!?それが「もうこの目で拝めないと思い諦めていた」一部ファンには2ヶ月早いクリスマスプレゼントになってしまうかもしれない



【テリファー0】!?全く関係ないタイトルに勝手にナンバリングした「シリーズ詐欺映画」でも「後付け前日譚」でもありません正真正銘あの「テリファー」シリーズの前日譚、というか1作目の前に作られていた1本!?コレよコレ。吾輩はコレをずっと見たかったのである!?全米が嘔吐したとトンデモすぎる宣伝文句の全国津々浦々のホラー映画ファンの皆さまはご周知の通り今シネマ界に新たな「18禁伝説」を生み出し続けている「テリファー」!!1作目は劇場未公開、まだ配信がお盛んではなかった時代に某T◯UTA◯A(もう言ってしまってますやん)では取り扱いNG(後に取り扱い可となるが)GEOや一部レンタルショップでのみ借りることが許された問題作。それがそのあまりの過激さが口コミで話題となり一部残虐劇場ファンの声が届いてサブスクに入るまでに成長、そして続編「テリファー2」で配給会社が何をとち狂ったか満を持して日本でも規制なしの「そのまま劇場公開」してしまうという暴挙に出たわけですが??今年待望の「第三弾」が同じく全世界に賛否両論巻き起こしている「ジョーカー」との同業者対決で北米の興行収入をあっさり抜き初登場1位を記録する大勝利をおさめ名実共に我らが“アート・ザ・クラウン”が名実ともに「ピエロの頂点」に君臨してしまうなど誰が想像出来ただろう!?



その「テリファー 聖夜の夜」のタイトルでまたしても日本時間11月29日に劇場公開されてしまう最新作を控えている中でのこのタイミング!否今や完全に老いチンゲールなマイケル・マイヤーズは完全に「世代交代」されてしまったと言っても過言ではない!?そんなわけで“ハロウィンの顔”となったクラウンの記念すべき商業デビュー作が「テリファー0」こと「All Hallows' Eve」!!長らく日本では視聴不可だった本作がついに日本で、しかもハロウィンにサブスク解禁になるとはボジョレーの比ではない



……前置きが長くなりました(汗)その内容ですが20XX年アメリカ、とある兄妹とベビーシッターが退屈そうなハロウィンの夜を過ごしている渦中、兄妹が強奪してきたお菓子の袋の中に?“見知らぬ1本のVHSテープ”がシレット・レト入っていることに気づく。どこぞの不審者が忍び込ませたアダルトビデオの可能性も捨てきれぬと視聴を禁止するベビーシッターですがせっかくのハロウィンだし“ドギツいのはSNSで体験済みだから平気”の兄妹の謎理論に負け3人は謎のテープを再生することにするのですが…?



なななんと今作はショートホラー3本立ての“オムニバス”映画でクラウンは闇タモリばりの“ストーリーテラー”の如く(一言も喋らんが)世にも残酷なVHSの“顔”としてOPを飾ったりところどころチラ見せするに留まっている。しかしそれでもその異様な存在感は既にこの時点で確立し若干メイクが今とは違いますが(パイロット版?)影からひょっこりはんする不気味さ、一切声を発することなくラッパでパフパフする不審者っぷりはもう健全で、今作も当然のことながら映倫を敵に回す“容赦ないゴア描写”を堪能することが出来る(予算の都合上マネキン感アリストテレスだが)監督はシリーズ生みの親で特殊メイクも兼業するダミアン・レオーネとあって“グロ”はもうお墨付き。ちなみに新作含めたシリーズ3作でクラウンを演じているデヴィッド・ハワード・ソーントンは2作目の「テリファー」からの参加でこの時は別の俳優が演じている。



3話あるショートホラーそれ自体は“どうってことはない”悪魔系やらSF系、夜のハイウェイ系とこの手のホラーオムニバスと見比べても特筆すべき点がないくらい無難で、特に2話目がシャマランもブチギレるレベルで“単純に酷い出来”であr……ここメインで楽しむには少し腕が必要かもしれないが??1話目から「屋敷女」ばりの妊婦さん拒否案件炸裂なゴア描写なのにまるまる最後まで兄妹に視聴させるベビーシッターの容赦無さも恐ろしいが、その結果まんまと怖気づてしまった妹がベビーシッターに「吸血鬼や狼男と違いクラウンは人が仮装したものだから“フィクション”と割り切れん」的なセリフが妙に説得力があって。そうこのシリーズはこの時から「フィクションと現実の境目」を曖昧にする??をテーマにしているのです。オバケや宇宙人のような“いる・いない”の二択で線引できるものではなく、例えばクラウンの仮装、それ自体は現実世界でも可能だしハロウィンなら一人くらい見かけるかもしれない。殺人鬼これも現在進行系で現実世界に存在するかもしれない。この現実に存在する両者がかけ合わさっても決しておかしくはないのだ。そんな“すぐ身近にいるかもしれない”これがアート・ザ・クラウン持ち前の「リアルな怖さ」で、おどろおどろしいメイク以上に彼の存在感を確固たるものにしている所以ではないだろうか。



そして現実とVHSのホラー映画との“境目が徐々に曖昧”になっていき、気がついたら「あちら側の被害者」に取り込まれる怖さ。ラストの演出は貞子か「ショッカー」のパ◯リのような気もしなくはないが??それでも本作を特徴づける一番の恐怖シーンであり、大画面のプロジェクターで見たらなかなか、「ウソ」だとわかっていてもビビリましたねぇー。でもあのベビーシッター達も同じ「ウソ」だとわかっていたのに……?



繁華街で騒ぎ立てることなく今日は自宅で静かにホラーMOVIE……さてナニを観ようかお考え中のそんなアナタに「今日イチでオヌヌメしたい」きっと“忘れられないハロウィン”になること間違いなし!?の現在Amazonプライム・UNEXTで観放題配信中、この機会に是非!



……そしてそして11月8日からはTOHO新宿・梅田にて今作を含んだシリーズ3作の劇場公開が決定だとぉ!?

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