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アビゲイル(2024)


【原題】Abigail

【監督】スティーヴン・シールズ ガイ・ビューシック

【出演】メリッサ・バレラ ダン・スティーヴンス アリーシャ・ウィアーほか

【あらすじ】

元刑事フランク、巨漢の用心棒ピーター、凄腕ハッカーのサミー、元狙撃兵リックルズ、逃走車ドライバーのディーン、医師ジョーイの互いに面識のない6人の男女。指示役ランバートによって集められた彼らは、富豪の娘であるバレリーナの少女アビゲイルを誘拐する。計画は順調に進み、あとは郊外の屋敷で少女をひと晩監視するだけで多額の報酬が手に入るはずだった。しかしその少女の正体は、恐ろしい吸血鬼だった。少女を監禁するはずが逆に屋敷に閉じ込められてしまった6人は、どうにか生きて脱出するべく悪戦苦闘するが……。(映画.COMより)


 
【感想(ネタバレなし)】

『ホーム“ヴァンパイア”アローン?』

 





どーもどーもラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きましたー



【アビゲイル】!!!いやーコレコレ「舐めてた12歳のバレリーナがヴァンパイアだった」という、もはや似た作品が多すぎて何も驚かない「舐めたらアカンシリーズ」第◯◯番“B級ホラー”!?…なんでありますが、巨匠ウェス・クレイヴンから手綱を引き継いだ「新生スクリーム」からゼクシィも度肝を抜く“マリッジブルー”映画で世の女性の未婚率増加を促進させた確信犯的「結婚したらそこで人生終了ですよ」映画「レディ・オア・ノット」のマット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレット監督の最新作、ということで少し気になっておりました!!ネトフリの「ザ・ベビーシッター」のこの世で一番ドエロいベビーシッター役を好演したサマラ・ウィーヴィング目当てで見たとはいえ「スクリーム」で見せた予測不能なストーリー+“ブライダルブラックジョーク”なるネタが個人的に刺さりその年の年間ベストにも入れさせて頂いた「レディ・オア・ノット」(気になった方は是非)の監督コンビ、、、、、とかいう前にですよ











キャストが無駄に豪華って何?




「スクリーム」に続きマット&タイラー監督とタッグを組むメリッサ・バレラを筆頭に?「アントマン&ワスプ」でMCUデビューも果たした「名探偵ピカチュウ」「ザ・スイッチ」のキャスリン・ニュートンに?「猿の惑星キングダム」でボスザルを演じた“ミスターワンダフルデイズ”芸人ケヴィン・デュランドが「ストレイン」に続き再びヴァンパイア退治に巻き込まれたかと思えば「ゴジラxコング 新たなる帝国」が記憶に新しい“野獣パイセン”ダン・スティーヴンスがフ◯ックファ◯ク叫びまくったかと思えばヒット作出まくりドル箱俳優ジャンカルロ・エスポジートまで出てんじゃねえかあー!?こんな売れっ子俳優達を“ホーム・アローンの強盗役にしてしまう”なんたるムダ遣い、否景気のいい使い方!?という理由で拝見させて頂きたのですが……













この監督は「何かと人を爆発させたがる」癖でもあるんですか?






 




“白鳥の湖”をカンペキにマスターするバレエダンサーの“アビゲイル”を誘拐する黒ずくめの寄せ集めグループ。互いの名前さえも知らない彼らはなぜ“か弱い”少女を誘拐するのか、その目的すらわからぬまま依頼人からの莫大な報酬欲しさに計画を遂行していくのですが……



とある屋敷で“夜明けまでアビゲイルを監禁しろ”と最後の任務を遂行中、突然メンバーの一人の生首が……??R15のゴア描写も炸裂しながら、それより本作は「汚い・きちゃない・きっちゃない」の3本柱の方が印象が強いかもしれない??前半はそこまでではないものの中盤〜終盤にかけてゲロゲロシーンに吹き飛ぶ肉片、「レディ・オア・ノット」でも見せたもうなんでもアリストテレスな血糊のバケツをひっくり返したような“やり過ぎ演出”はもはや清々しさすら覚える。個人的には天使顔のキャスリン・ニュートンを












汚物まみれにした功績は大きい




今作のためにバレエを習得したというアビゲイル役の子役アリーシャ・ウィアーのアクションもなかなかすごくて、身体柔らかすぎ!白鳥の衣装で色々舞すぎ!?大人も驚く豹変し過ぎー!?12歳(推定)の少女が踊り狂いながら楽しそうにガチビビリする大人たちを追い詰めていく光景は「ミーガン」×「ホーム・アローン」を彷彿とさせる痛快さと児童誘拐犯へのアンチテーゼか!?冷静さを失いニンニクや杭や十字架……とりあえず思いつく迷信に飛びつく大人のなんたるコメディ要素も多く思わずクスッと笑えるシーンも。



誰が生き残るのか、キャスティングから大体展開の予想は出来るものの、中盤からダラダラし始めて着地点を見失ったかと思えば、「スクリーム」でも見せた終盤で予想を裏切る展開続出でなかなかのぶっ壊れ仕様。もうヤケクソかよ!!(でも嫌いじゃない)エンドクレジットの最初に去年25歳の若さで亡くなった「ユーフォリア/EUPHORIA」のアンガス・クラウドの追悼メッセージが。どうやら本作が遺作となってしまったようですね…。



今作は皮肉ったブラックジョークは少なめですが、キャスト陣目当てで楽しめるし脳みそを空っぽにして楽しみたい方にはオヌヌメできる映画だと思いますねー。

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