【原題】Meg 2: The Trench
【監督】ベン・ウィートリー
【出演】ジェイソン・ステイサム ウー・ジン ソフィア・ツァイほか
【あらすじ】
潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラーは、海洋調査チームとともに地球でもっとも深いとされるマリアナ海溝へと潜り、人類未踏の約10キロの深海へと向かう。そこで彼らは謎の生命反応を探知し、触れてはならない恐怖を目覚めさせてしまう。それは見たこともない大きさとどう猛さで生態系の頂点に君臨する巨大ザメ＝MEG（メグ）の群れと、さらなる巨大生物たちだった。それらはやがて深海からビーチにまで襲来し、テイラーたちは絶体絶命の危機に陥る。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】
『チョコっと“MEGザップ”しとく？』
この頃仕事が忙しい、上手くいかずに悩み悩ませ脳内疲労骨折寸前のそこのアナタ、そんな時こそ
バk……サメ映画を観よう！！！！
アタマん中空っぽにしたいそこのア・ナ・タ！！忘れさせてやるよオイラがよおおおおー！！！！とアリエネー大きさの巨大サメその名も「MEGたん」(推定200万才)が日頃の悩みを丸ごとガブッと丸呑み大救出の第二弾【MEG ザ・モンスターズ2】！！！！
いやー前作が予想を超える反響だったようで「おかわり」されたんですねぇー。「どう考えてもいねーよ」と言いたい所ですが、しかしホントに古代に実在したと言いますか、うーみぃーはひろいぃーな広大な海ならそう安々と“フィクション”と断言出来ない可能性も……
モンスターズの“ズ”はステイサムの“ス”
元水泳せぇーーーーーんしゅのぉおおー！！！！から俳優に転身し罪人御用達のウーバー運転手を経て今や食物連鎖の頂点の一人我らがジェイソン・ステイサム兄貴が前作に引き続きまたしてもそのアリエネー人並み外れた身体能力と“運”を行使しサメとの闘いに興じてしまう刃牙も嫉妬する“元水泳選手VSサメ”の異種格闘技戦。サメ映画と言えば名作「ジョーズ」にはじまり「シャークネード」(笑)なんていうバカゲーならぬ“バカ映”まで既に回遊しておりますが、ここは天下のワーナー・ブラザースですよ？巨額資産を思う存分ブチ込んで
そんな変わんないっていう
パート“2”の本作はもう、わかりやすいくらい前作から「全てが2倍増し」サマーキャンペーン祭りと言いますか！？まずステイサム兄のアクションが「2倍増し」されている……だとぉ！？えまだサメいないじゃん！？OPから無駄に“戦わされる”アクション俳優っぷりを披露。あーこれはもう監督がただ貪欲に彼のアクションが見たかっただけですかね…？ステイサムが悪党を海に蹴り飛ばしたあとタイミングよくサメが来てパクリ……フェイタリティー演出しかり
いやソンゲバソナ
とツッコミ続出のアリエネーアクションが連発。いやーこれぞ“バカ映”。素晴らしい。何“リアル思考”しちゃってんのよ。これ“サメ映画”だよ？
“ノットリアル思考”と言えば前作同様バリバリの“中国産サメ映画”としても健全、前作から世界トップクラスの海洋研究所や最先端技術を独占しまくりの“チーム中国”でしたが、中華臭も“2倍増し”と言うことで前作以上に潜水艇やアーマードスーツ(？)等SFチックなガジェットが登場。さらに前作にはなかった“海底”シーンがプラスされ千葉の某アトラクションより鮮明で綺羅びやかな海底世界をスクリーンで堪能することが出来ます！！自分はお金がないので2Dで拝見しましたが、IMAXだともっと美しかったんだろうなー！！
で海洋研究所を引き継いだ前澤社長みたいな命知らずの胡散臭い社長がね、モンスター映画で“責任者が助かる確率”って限りなく低いというか、私はハモンド博士くらいしか知りませんが死亡フラグ立ちまくりなのに主人公補正200%上乗せでこれがなかなか「しぶとい」。フラグ立ちながら涼しい顔して難なくリスク回避する、いや別にサメに喰われるを期待しているわけじゃないけど(そう聞こえるが)致し方ないこととは言えハリウッドに中国が絡むと“あからさま過ぎる演出”が少々鼻につくと言うか……「どうだい中国凄えだろテイッ！！」ってグイグイくる圧がね……
前作でリー・ビンビンの小さな娘が出てたでしょ？(ポスターにも写ってた)その子役が成長して今作にも登場。ステイサム兄とは苦楽を共にした仲で今やすっかり“親子”関係にまで発展です。ほか前作で生き残った名バイプレーヤー、クリフ・カーティスや数名のキャストの続投もありましたね。あ、可愛すぎて餌にならなかったヨークシャーテリアもいました。意外と前作との繋がりは多し(まぁ前作知らなくても全く問題ありませんが)
そして副題の“The Trench(溝)”にあるように今回は出てくる量も“2倍増し”海底の溝からMEG“だけじゃない”多種多様な凶暴な巨大生物たちが地上世界に上陸してしまう！？こりゃ絶対“レジェンダリー”案件かと思ったのですが配給会社違いましたね。予告である程度予測はつくかとは思いますが何が出るかは……お楽しみ
どこぞのB級監督かと思ったら「フェノミナン」「ナショナルトレジャー」等バリバリのA級ジョン・タートルトーブだった前作繋がりなのか、今作はトムヒカイジの人生逆転ゲーム「ハイ・ライズ」のベン・ウィートリー監督？？確かに「フリー・ファイヤー」でファイヤー！！してたけどこれまた過去のフィルモグラフィー見ても、こんな脳内バカ映画を撮るような感じは……そんな誰のココロも童心に戻されるサメ映画。総じて
“バカらしい程「脳筋」2倍増し”
まさに頭空っぽにしてバカになって楽しんじゃいましょうよ！？約2時間弱の間にこれでもかと詰め込まれた「脳筋」節、全く飽きさせる暇も与えないアクションの連続で満足度は高いと思いますねー。ぜひ劇場で体験してみてはいかがでしょーか？？
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