top of page

CHASE チェイス 猛追(2022)


【原題】Last Seen Alive

【監督】ブライアン・グッドマン

【出演】ジェラルド・バトラー ジェイミー・アレクサンダー ラッセル・ホーンズビーほか

【あらすじ】

成功したビジネスマンのウィルは妻リサを実家へ送る途中、立ち寄ったガソリンスタンドで彼女の姿を突然見失う。誘拐だと直感したウィルは警察に通報するが、粗暴な態度のせいで逆にDVを疑われてしまう。防犯カメラでリサに話しかける男の存在を見たウィルは、たった1人でリサの行方を追うが……。(映画.COMより)





 
【感想(ネタバレなし)】

『※本能に従った結果』

 




どーもどーも電車で座席に座る自分の横にいるカップルの女と吊革に立つ男がシルク・ド・ソレイユの綱渡りみたいに顔を近づける行為を繰り返すのが目障りで仕方がない皆さんコンニチワー。本日はそんな怒りの沸点が元から低い男に降り掛かった悲劇?爆裂に愛する妻が突然失踪したからと「己の本能」を120%過信し、とにかく猪突猛進しまくるアドレナリンを愛し、、、アドレナリンに愛された男ーーーーー!!!





ジェラルドおおおおーーー!!!!ボシュゥッ!!!バァああー!!ボシュゥッ!!!トぉおおー!!!ボシュゥッ!!!!ラぁあああー!!!!
















イエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!!!






【CHASE/チェイス 猛追】!!を拝見させて頂いたのですが……ハァハァハァ。いやーある者は彼をスパルタンとそしてまたある者はオペラ座の怪人とそしてそしてまたある者はその太い二の腕でラリアットを食らいたい「狂人」だと……去年も体育祭もできねぇ「炎のデスポリス」でニコっと笑いながら暴力に勤しむ姿を披露した名優ジェラルド・バトラーの最新作が淀川のクジラと時を同じく「何故か」ココ未体験ゾーンに迷い込んだらしく?気になって拝見させて頂いたのでありますが……言ってしまえば未体験ゾーンなどと「低」予算映画の晩餐会でもあるこの企画に馳せ参じてる時点でそれはもう誰が出ていようが「低」予算映画であることは言うまでもなく、したがって「爆発のVFXがエラくショボい。」アクションもそこまでありませんし……



しかし、しかしですよ。流石ハリウッドスターはやっぱり違った














ジェラルド・バトラーの顔面でご飯5杯はいける





 




晴天の下高速を走る一台の車。車内では何やら上手く噛み合っていなさそうな雰囲気が早くも見てとれるウィルとリサ夫婦。ガソリンスタンドで小休憩がてら売店で水を買うと言い車を降りるリサ。しかし待てど待てども売店から戻って来ない。不穏な気配に苛立ちと不安を覚えるウィル___。
















































もう警察はいりません!!!「本能」には叶いません皆さん!!??いやーもう早い話がジェラルド・バトラーの「バニシング-勝手に暴走-」なんでありまして、いや同名タイトルの別映画には出てましたよ??リメイク版だってジャック・バウアーでちょっと危険だったけど……行方不明の妻に対して不安と苛立ちが交差していく様を見事に演じ、さらに失踪が「事件」だとわかった瞬間、今度は目の色を変え誘拐犯を追い詰めていく。断言しよう「彼を“怒らせたら相当にヤバい。”」え、アナタただの経営者ですよね?ちょっとガタイのいいビジネスMENがまるで副業で殺しのビジネスでもやってたんかってくらい誘拐犯相手にボッコボコのボコ。なんかワンパンがめちゃくちゃ「重」そう……こりゃ相手も1発で怯むわけだ



いやーそんなバトラーの演技でこの映画、かなり「救われている」。低予算の壁を見事にボッコボコに破壊している。やっぱハリウッドスターはいるだけでサマになるなっていうのがよくわかる1本ですね。



またバトラーの顔が終始ずっと怖くてDVっぽい性格が災いし「もしかして妻はこの顔面に耐えきれず実は逃げ出したんじゃ…?」だとしたら逆に「逃げろ妻!!」と雲隠れした妻が出てこないことを祈ってしまうという不思議……ちなみに妻役は「マイティ・ソー」シリーズのシフことジェイミー・アレクサンダー。思いの外シンプルなストーリー展開で難しく考えずに観るのが吉な(逆にそれ以上考えても何も出てきません)サスペンス映画、意外と面白かったですねぇー。






 

【感想(ネタバレ)】













「妻を探しに行ったら偶然麻薬カルテルを撲滅しちゃった」じゃねーよ!!!!






いくら“元ゲーマー”だからって、んな拳銃でバンバン撃ち合ってノーミスで拠点をボカン…は流石に運が良すぎる気もしないでもありませんが___はじめ刑事と売店の男が妙に親しそうだったり、妻の両親も何か裏で絡んでいる…??それこそ、序盤〜中盤までは「妻がしつこい夫から逃げるために全員グルにして夫を騙していた」的なオチを期待してしまいましたね。結局ただの「身代金」目的の誘拐というシンプルなオチでしたが。配給元のボルテージ・ピクチャーズってドB級専門映画スタジオかと思っていたら、まさかここまでネームバリューのあるスターを起用するとは……否つい先日借金返済できたニコラス・ケイジじゃあるまいしバトラー側も流石にそこまで仕事に困ってはいないであろう?



ラストも今回は“本能がいい方向”に向いてくれたからいいものの、これで妻は“どんなに離れても夫からは逃れられない”という烙印を押されたも同然??刑事も国民栄誉賞クラスの称賛で数々の罪(強盗・器物損害・偽証・誘拐・殺人)をすべて帳消しにするアリババ……



もう〜これだからB級ったらヤダ!!



0件のコメント

関連記事

すべて表示
bottom of page