どーもどーも仕事納めの29日最後の社内会話は「脱糞」で締めましたラーチャえだまめです。2023年皆さまにとってどんな1年だったでしょうか。私事ですが新作映画、今年は去年よりは?若干多い通算86本……まだまだ年間100本への道は長いですね。そんな中でまたしても私事ですが今年の「年間TOP10」を決めたいなと思いまして、いやー今年も、もう皆さんおわかりかと思いますが「とにかく“良作”が多い」今年イチ“バカバカしい”もの、“記憶”に残るもの、“考えさせられた”もの、“熱き心がたぎった”もの、そして“涙線崩壊”したもの……様々な感情に浸らせてくれた至極の10本を総集編としてお送りいたします。題して
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まず10位は“韓国映画かと思ったらバリバリ邦画だった”「赦し」!!!のっけから超絶重い“法廷サスペンス”を……いやー当時はじめてお邪魔ムシした劇場で拝見した、という思い出もありますが加害者・被害者、双方が「正解という名の“見えない解”にずっと苦しめられる」非常に息が詰まる、しかし勇気だして劇場で見てよかったな、そう思えた1本でした。被害者遺族役のMEGUMIと加害者役の松浦りょうの演技も迫力がありましたね。続いて9位に選んだのが今年の「未体験ゾーンの映画たち2023」よりランクインの「ベニー・ラブズ・ユー」。「キミはしょうもないくらいドイヒーな「ト◯・ス◯ーリー」を見る覚悟はあるか?」…言うなコレ以上は何も言うなああああああ!!!!……これだから“未体験”は止められない止まらない??来年も待ってますよ未体験さん!?
8位は内容うんぬんよりもはや「アンドレア・ライズボローの大勝利」賞とも言うべき「To Leslie トゥ・レスリー」。私の大好きな女優さんであります“狂気”を演じさせたらとんでもクライシスな怪演を見せる数少ない女優だと思っております「オブリビオン」「マンディ」のアンドレア・ライズボローの最新作をランクイン。今度は彼女の“アル中ダメ人間”役が板につきすぎて“御本人”にしか見えない&ダメ人間の再生物語としてもたっぷり見ごたえがある、そして「人は皆、誰かの世話になって生きている」___忘れることなかれな大切なテーマが本作には込められていて、内向きな背中をポンと前に押してくれる、そんな1本だと思いました。
そして7位は「テリファー 終わらない惨劇」!!!ペニーワイズも嫉妬するレベルの“この世で一番恐ろしいピエロ”と豪語しても差し控えない“なんちゃってパントマイム職人のサイコパスピエロ”アート・ザ・クラウンさんが大暴れする大人気(?)大量虐殺血みどろ出血大サービスシリーズ第二弾!?が何の因果か日本で“劇場公開”されてしまうという!?今年イチ脳がバグったシネマファンを揺るがせた“大事件”……ちょっと2時間は長いかなーと思いつつも今回も「無駄にグロい」のは当然のこと、「いやカノジョが一体何したんだよ!笑」とツッコミ必須の“暴力の味変3回”……ひつまぶしかよ!!全くドイヒーが過ぎる、いやしかし“ここまでやってくれる毎度“グロ”の期待値は超えてくる凄さには脱糞、いや脱帽せざるを得ない……ちなみに全米で来年ハロウィンシーズンに“第3弾”の公開が発表されたばかり。日本でも徐々に知名度を上げてきたこの勢いで次回作も日本で公開されますよぉーに!!初詣のお願いはコレで決まりですね??
6位は“甘酸っぱくて綺麗な「世にも奇妙な物語」”映画「ファルコン・レイク」を選ばせて頂きました。少年のキラキラしたひと夏の思い出「ぼく夏」物語……そこへ“現実”というダークな影を落とし込み、衝撃なラストへと我々観客を誘う__。幼なじみの年上の憧れのお姉さんフェチにはもう終始鼻血が止まらなくなるそのまま地獄に落ちやがれ畜生ー!!?
そして5位の“5”は“ゴジラ”のゴ……はたまたまです「ゴジラ-1.0」!!いやーこれは今年のランキングに入れざるを得ないでしょう!?未だロングランヒット中&色味までマイナスされた引き算が過ぎる「マイナスカラー」Verも新たに公開され日本では全く衰える気配のないG細胞の如く来年まで長生きしそうなしぶとさを見せる……しかもヤバいのはそれ以上に“国外の評価”もグングン今上げてきていて、ロッテントマト評価は脅威の98%、IMDBのレビューでも8.5マーク、そして何より米国の“実写邦画歴代1位”を記録……!?邦画SF映画でこれは“歴史的快挙”その瞬間に立ち会えるとは……ゴジラはニッポンの宝ですッ!!
ここからは“ほぼ同率”と言うか順位が非常につけずらかったです。今年は“ニール・ブロムカンプとギャレス・エドワーズの新作が劇場で拝める”SFファンとしてなんて幸せな年だったことでしょう!?そして両者の共通点が「メッチャ日本好きやねん」というのがまた最高すぎやありません??4位はそのギャレス・エドワーズ監督の最新作「ザ・クリエイター 創造者」であります。「低予算でも“壮大なSF”は作れる」デビューからずっとこの精神で撮ってきたのかは定かではありませんが「ローグ・ワン」というドル箱映画を撮った後も自身のクリエイティブ能力を発展させ“映画を作る工程を逆”にすることで、オリジナルのSF映画で避けては通れぬ“コスト”問題を見事に解決、“低コストかつ広大な世界観”という相反する両者いいとこ取りに成功し近代SF史に革命をもたらしただけでなく?昭和SFオタに突き刺さる“NOT近代的”メカニックデザインに脳汁がもう追いつかない……技術力も含めた“今年度最優秀SF映画”であります!!!
…では同じくSF畑出身のニール・ブロムカンプ監督はどうだったのかと言えば今年最も“熱い男たちによるカーレース”映画を世に生み出してしまった「グランツーリスモ」!!!
ゲーム原作だからと侮るなかれ……は本作を見た方ならばもうおわかりのはず。「ゲーム実写映画で一番成功したのでは?」とも言いたくなる、プレステの大人気シュミレーションゲーム「グランツーリスモ」のゲーマーが本物のレーサーになる……ウソみたいな“実話”を描いたサクセスストーリーを第3位に選ばせて頂きましたッ!!迫力あるレースシーンもさることながら“人間ドラマ”でもう私涙腺崩壊しました、これまで観客の“情に訴えてきた”ニールカンプ監督の最大の見せ場は実は本作だったか?いやだって“デヴィッド・ハーバー&ジャイモン・フンスー”のイケオジが何度も泣かせてくるんだの!?ゲーマーな息子を「お前は大した息子だ」とハグをする父親&ハラスメント鬼コーチとの“ウォークマンのキセキ”ってかああああー!?(泣)とにかく見る前と後ではイメージが180度変わるかもしれないSFファンのみならず“全ての層”にオヌヌメできる今年を代表する1本だと思います。
「シャンパンは何かに勝利した時だけ飲め」……今年のクリスマスも我慢しましたよコーチ!?
そして2位は……今年の第95回アカデミー主演男優賞に輝いた元ミイラ探検隊ブレンダン・フレイザーの「ザ・ホエール」。いやーやっぱり強かった。凄まじかった……ブレンダン・フレイザーの“もう全てが手遅れな男”の、それでも何かを成し遂げたいと願う姿が「見ていて辛い」。そして彼の心の「痛み」を彼と“繋がり”のある人物たちは“共有”していってしまう。それは観ている我々観客もそう。だからどうにかして彼を各々のやり方で救おうとするんだけど、頑固で言うことを聞かない彼にもどかしさや苛立ちを覚える。だけど彼を見過ごせない、放ってはおけない、そこに彼の“人間としての魅力”みたいなものがあるというか、いや人間としてじゃなくそう、動物に例えるなら……「クジラ」。当時劇場で観たあと深夜に近くの某海の見える公園で一人海を見ながら黄昏れちゃったもんな〜。不思議な魅力に包まれる1本。けど最後に残る感想は意外にも「人って素晴らしい」だったりして…。
そしてそして、今年のNo1映画はコチラ「aftersun アフターサン」。
もう何も言うことはあるまい。
エンディングで「あれ?」不思議と涙がポロポロ……
父と子の思い出。
世の中に“生きづらさ”を抱える全ての人へ。
間違いなく“今年一番の「衝撃作」”これ以上は言いません。
……もっとコンパクトにまとめるはずが随分と長丁場になってしまいました、皆さまにとって今年の映画ライフはどうでしたか?満足だったという方も、今年は忙しくて来年こそは、という方も今年も1年ありがとうございました。当ブログは来年の“干支映画”からはじめる予定です。また機会がありましたらどうぞよろしくお願いします。それでは良いお年を_。
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