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2022年総括

更新日:2023年1月1日






朝から「孤独のグルメ」の再放送に夢中で大掃除が捗らない皆様コンニチワー。ラーチャえだまめです。年内最後の投稿です。皆様今年も本当にありがとうございました。2022年はですね個人的な感覚といたしましては、とても“良い映画”に恵まれた1年だったかなと。特に快挙だったのが「リヴート」「続編」映画の当たり年!!いやーネタ切れ必須のシネマ界もようやく“やる意義”を感じられた、そんなリブート&うん十年ぶりの続編映画が多かったかな。もちろんオリジナル作品だって負けてない躍進劇……とりわけ今年は「A24スタジオ無双」がえげつなかったと言いますか、日本でも知名度が上がったから沢山輸入されたっていうのもあるのですが、今年はA24スタジオサマサマな年だったなと、、、、我々シネマファンを心底楽しませてくれました。



そんな2022年の「えだまめ的BEST10」を今年も勝手に開催したいと思いますハイ。今年観た新作映画はのべ通算73本!!うわー全然100も行ってねぇ……(泣)その73本のうちフィルマークスで☆5満点評価した作品から、個人的にBESTな10本をランキングしてみたのですが……(各ランキングを押すと記事に飛べるよ♫)































いやー今年は個人的に1位はほぼ同率。接戦。否どれも素晴らしすぎて優劣がつけれないレベルでしたぁー(汗)まずは10位の「MEN 同じ顔の男たち」。5位の「グリーン・ナイト」と並び先に言ったA24スタジオの作品が2本ランクインです。いやほかにもジンギスカン…「LAMB ラム」 とかスタジオ初“シリーズ化”も決定済の若者たちが続々と紅に染まる「X エックス」などなど……良い作品があったんですけどねぇ。鬼才アレックス・ガーランド監督の新作という話題性×意味不ワールド炸裂な予告で期待値をグンと上げて挑んだものの、それを凌駕するクセの強いオトコ祭りじゃワッショイワッショイ映画という……難解ながらも鑑賞後に口から溢れたのはガーランド監督は“やっぱり面白い”という安定感。素晴らしい。



9位にランクインしたのはココでサブスク映画の登場「プレデター ザ・プレイ」 であります!いやー本記事にも書かせて頂きましたが、前作「ザ・プレデター」の反省を活かした“仕切り直し”作品として爆誕したのは、シリーズイチ苦戦を強いる「古代VS最先端テクノロジー」という“絶対に勝ち目のない”闘いで見せたコマンチ族の“やっちゃえ”底力。日本代表がスペインに勝った時と同じ歓喜に包まれると言っても過言ではない??そうだよそうだよ我々はこんな“ジャイアントキリング”が見たいのだよを叶えてくれる、それでいてシュワ版シリーズ1作目の継承も垣間見れる、早くも続編が決定したまだまだ宇宙最強のハンターの座は変わりそうにありませんね…。



8位は「ゴーストバスターズ/アフターライフ」 いやー“30年ぶりの続編をやる「意味」”が強く感じられた、30年寝かせたから描くことの出来たドラマ……これがもう素晴らしかったですねぇ。ネタバレは出来ないけど「ゴースト」で「家族」というテーマを描く。最後は涙線ダム崩壊寸前まで持ってかれてしまいましたよ!?あ、ちなみに記事にはあげませんでしたが「トップガン」も拝見しましたよ。アレも最高でしたねー(記事書けば良かった…)



7位&6位は今年やった「東京シッチェス映画祭」から選ばせて頂きました!7位は「ゾンビ・サステナブル」!!「SZGs」(持続可能なゾンビ目標)もうこれだけです!!(笑)「ゾンビマックス 怒りのデス・ゾンビ」からまさかマギカのメガ進化を遂げたバカゲーならぬ「バカ映」がランクイン。そして6位は「呪われた息子の母 ローラ」 いやーアメリカ映画ながら“Jホラー”に精通するガチ王ならぬ「ガチホラー」がランクイン。悪魔崇拝のカルト教団から脱走した妊婦。数年後身元を偽り最愛の息子と二人っきりで第二の人生を謳歌中、ある晩息子の体に“異変”が。母親はそれが既に消滅したカルト教団の仕業だと確信し、彼らから息子を守ろうと奮闘する。母の愛は強し映画でありながら、我々はこの母親の視点で物語が進むことに次第に違和感を覚える。果たして息子の原因不明の不調は本当にカルト教団によるものなのか?面白いのが劇中“カルト教団が一切出てこない”という所なんですよね。カルト教団が出た途端に“胡散臭くなる”映画ってあるじゃないですか?それを避けた結果、妙なリアリティに次第にイカれていく母親に恐怖乱舞する。上映期間も短くかなりマイナーな作品ながら知る人ぞ知る傑作映画だと思いました!



5位は「グリーン・ナイト」 すっごく難しい映画なのだけれども、その根底にあるは「なんちゃって王の血を引く主人公が“本当の王”になる物語」という少年マンガ的“超王道ファンタジー”という所が、実は万人向けするんじゃないかと思う1本。そこには誰もが感じる大人への“責任”であったりプレッシャーだったり重い重圧がのしかかるのですが、そんな息苦しい、でも王位継承するからには逃れることの出来ない代々伝わる“伝統”の意義、果たして王になれるのか、それとも……非常に人間臭いファンタジー、独特な世界観にも引き込まれる映画です!



4位は「夜を越える旅」。邦画インディーズ部門の“ダークホース”的作品だと勝手に解釈しました。今年は個人的にインディーズ邦画に沢山出会えた1年でもありまして、中でもこの「夜を越える旅」という、タイトルも監督もキャストも一切無名の布陣で作り上げたとは思えない、そんじょそこらのあるぅ〜日、森の中〜♫映画のなん十分のイチの予算で撮られたとんでもクライシスな世界観。いやー個人的「“低予算”でも面白い映画は作れる」部門がまたしても更新されてしまいました。詳しくはあまり語りませんが、これれは是非とも騙されたと思って是非手に取ってほしい、そんな1本です。



3位〜1位は……非常に迷いました。公開前は「シン・ゴジを期待したら痛い目を見る」とばかり思っていた「シン・ウルトラマン」。いや観客は入ると思ってたよ?だって「シン」シリーズでしょ?「オタクからも一般人からも支持される」庵野秀明作品でしょ?……いや監督違うから!!庵野さん脚本とか一応参加してるけど今回はあまり撮影に参加してない(彼が好きなのは「帰ってきたウルトラマン」の方)っていうし?平成ガメラシリーズでは大変お世話になりましたよ、この人は「特撮」だけに特化すれば最高の制作者、でも「監督」になった途端にお口アングリラな「ローレライ」「日本沈没」「隠し砦の三悪人」「進撃の巨人」の樋口監督でしょうー?これは過度な期待はとっても危険……かと思いきや、いざ蓋を開けてみたら「庵野秀明の弟子・樋口真嗣」として?可能な限り自分の中に庵野秀明を憑依させ、庵野秀明ならどうしただろう、庵野秀明ならどう撮るか……樋口監督だけど「庵野節」が強すぎる「擬似・庵野秀明作品」として予想以上に楽しめたと言うか…。しかも庵野秀明を目指す上で「オタクにも一般人にもウケる」という大変難しいこともやってのけた。いやむしろ「シンゴジ」より万人向けときた。これってすげぇ難しいことだよ?相反する2つの層から支持されたからこそ大ヒットに繋がったのだと思いますねー。



そして2位にしてゴメンナサイ「THE BATMAN ザ・バットマン」 。Cノーランへの挑戦状ともとれる“チームマッド・リーヴス”組の“「ダークナイト」を超えてやろう”この熱意がヒシヒシと伝わってくる。だがそれでいい。ティム・バートン版のファンタジー路線より「バットマンビギンズ」でハマったリアリティ・シリアス調なバットマンの方が断然好きな私としてももう今作もどストライク。ノーランのバットマン新作が見れなくなった今、また新たなシリアス調のバットマンを生み出してくれたことに感謝ですねー。そしてノーランでさえ“比較”されることを恐れ続編で全く正反対のパワーファイター「ベイン」を登場させた故ヒース・レジャーが生み出した「ジョーカー」という怪物を、そのジョーカーとは全く同じではありませんが「頭脳派」「民衆を味方につける」そして「残忍さ」と色々と類似的の多い「リドラー」という新たな怪物を生み出した功績は大きかった。有名な登場人物も多いが誰一人浮いたキャラは出てこず、今回あまりスポットが当たらなかったキャラも今後「ドラマ」で掘り下げてくれるという、今作はまだはじまりに過ぎない、さらなる「ザ・バットマン」ワールドの拡大に期待しましょう!!
















次元が違いすぎる。






映画界の「“何か”が変わった瞬間」に、またしても立ち会えてしまう興奮。今後“3D映画の再ブーム”も来るんではなかろうか??ジェームズ・キャメロンはやっぱり凄かった。もう圧倒しすぎてため息ばかりの3時間半。まだ遅くはありません。未見の方は是非とも“その時歴史は動いた”の生き証人となって下さいまし…!!!






……ふぅ。なんだか長ったらしく書いてしまいました(汗)来年はうさぎ年ですか?(うさぎ映画がアップをはじめました)来年も皆さまにとって「良い映画年」になりますように、、、、

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