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マイナス21℃(2017)


【原題】6 Below: Miracle on the Mountain 【監督】スコット・ウォー

【出演】ジョシュ・ハートネット ミラ・ソルヴィノ セーラ・デュモントほか

【あらすじ】

元アイスホッケー選手のエリック・ルマルク(ジョシュ・ハートネット)は、シエラネバダ山脈でスノーボードを楽しんでいたが、道に迷って遭難する。水や食糧、山岳装備もなく、日が沈むと氷点下になる環境で、凍傷や空腹、野生オオカミなど次々に試練が降りかかる。一方、連絡が取れず心配した母のスーザン(ミラ・ソルヴィノ)が捜索を依頼するが、彼は気力、体力共に限界に達しようとしていた。(Yahoo!映画より)




 
【感想(ネタバレなし)】

『“あの人は今俳優”、凍る』

 


どーもどーもー、一発ギャグやりまーす






一富士二鷹三,四飛ばして五木ひろし


……キンッッッキンに冷えてやがる場が凍りついたところからコンバンワラーチャえだまめです。今日はこんな映画を観させて頂きました、とあるスノーボーダーが体験したみんな大好き“実話”を元にした映画【マイナス21°】 以前新宿のミニシアターでやっていたのは知っていたのですがなんかB級っぽくてスルーしておりました、まぁその雪山に遭難しちゃうのが人気絶頂期のミレニアム時代から徐々に映像世界への露出が縮小し世界のGACKT様とよくわかんねえSF映画に出たり30日間ゾンビと闘う映画に出たりしながらも表舞台から行方をくらまし今では「時の人」呼ばわりされてもおかしくはない??いやー日本でもファンはきっと多かったはず、なのに一体どうしちゃったんだ??まさかクスリか何かでもやって“お騒がせセレブ”の仲間入りでも果たしたのか?なんて勝手に思ってましたが違ったんですね









遭難してたんですね

ジョシュ・ハートネット。代表作に「パラサイト」、「ブラックホークダウン」、「パールハーバー」……ヒット作を連発していた超人気俳優。お久しブリーフにお顔を拝見したかもしれません、しかし今ではその名もほとんど聞かなくなりました。その理由として「プライベート」を優先した……よかったー、何かやらかした訳ではなかったんですね、ウエンツみたいな事か。そんな「あの人は今」の彼が近年またTVドラマや映画といった映像作品に解凍…“カムバック”しているらしいんですねー。でもずっと氷漬けにされていたでしょうか御年41歳とは思えぬ鮮度は衰えず事を知らず“若者”エリックを演じております。

まぁその若造というのが元将来有望なホッケー選手だったのが「団体行動が出来ない」事を理由に引退し半年間ニートやった末に麻薬に手を染めその結果自動車事故起こして訴訟事件起こして出廷前ギリギリまでのんきに雪山でスノボするような絵に描いたようなポ◯コツ人間なんですけどね? 遭難当日もキャンプ施設の扉ぶち壊すわ親切心で車に乗せてくれた他人の飼い犬に勝手にエサやるわ悪天候の中“立ち入り禁止”の表札無視してクスリ吸いながらスノボやってんだもん






で、こうなったわけ

とにかくエリックという男は遭難するまでとことん「人生のチョイスミス」を連発していたダメ人間だったんですねー。…まぁそこは、そりゃ世の中完璧な人間などそうそういないですし、自己中なのもクスリに逃げたのも自動車事故起こしたのも百歩譲って“仕方がなかった”としましょう、しかしエリックはロクに装備もしてないカラダで携帯の電波も届かないような雪山にたった一人迷い込んだまさに「孤立無縁」の絶体絶命の状況下で不覚にもこれまでの「人生」を振り返り、自分はなんて愚かだったんだ、これまで大事にしてこなかった母親、友人、関係者の皆さまに対して俺はなんてバカだったんだ……と悔い改める、遭難中ふとそんな“自己分析をする時間”にもなっていたんですね。そしてなんとか助かりたいその一心で生き延びようとする話なんですねー。

しかし当然大自然の脅威がエリックにキバを向きます。ホワイトウルフの群れ、底無しの湖、そして凍傷……まるでこれまでの行いの“罰当たり”のような数々の洗礼を受けるエリック。それを完全復活したジョシュが「たい当たり」で演じているのですが、氷の湖に落ちるシーンでは本当に彼が落ちております氷点下の雪山での素っ裸も本当にやっております……これが俗に言う“役者魂”というやつか…!?(旬の過ぎた芸人がやらされるやつじゃない事を祈る)カッチコチになった傷口をソックスから“剥がす”絆創膏を思いっきり剥がすのを想像してみてください……アレ最悪だわ。実際に広大な雪山で撮影された映像は見応え十分でジョシュの一人演技状態でも思った程飽きがこないのは良かったですね。 そんな“ジョシュの頑張り”には、観ていて応援したくもなるかも知れません、しかし私個人的にはジョシュ演じるエリックよりも    





母親がマジ聖人過ぎる件

しばらく息子に口すら聞いてもらえなかったというのに、帰りが遅い事からと息子の“異変”に気づき、息子の為にめちゃくちゃ奮闘するオカンの姿にバカ息子より応援したくなるんですよね。その母親役のミラ・ソルヴィノと息子ジョシュが実際そこまで歳離れてないっていうのがまたスゴいのですが


正直なところ後半になるにつれ“いかにも”な感動路線に誘導されますが、それでも結局早い話がただの「自己中男の自業自得映画」以外の何物でもないですからね?元になった人物には最後まで同情する気にはなれませんでしたが、演じたジョシュの頑張りには充分評価したい、、、、そんな映画でございます。



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