【原題】Terrifier 2
【監督】デイミアン・レオーネ
【出演】ジェナ・カネル ローレン・ラヴェラ デヴィッド・ハワード・ソーントンほか
【あらすじ】
マイルズ・カウンティーの惨劇から1年後のハロウィン。絶命したかにみえた連続殺人鬼のアート・ザ・クラウンが死体安置所で息を吹き返し、ふたたび街に現れた。残虐性と冷酷さを増したクラウンは、父親を亡くしたシエナとジョナサンの姉弟を標的にし、ハロウィンでにぎわう街で一人また一人と犠牲者を生み出していく。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】
『映倫なんてク◯喰らえ』
どーもどーもドラマで主題歌を歌うアーティストが劇中カメオ出演したらその回は絶対に最終話ですラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました
ついにこの日が来たらアカンのですよ
これは夢か幻か……【テリファー 終わらない惨劇】____いやーついに出ちゃいましたか2023年“「はらわたをブチまけろ」大問題作”。3年前に当ブログでもご紹介した作品。元は短編ホラー映画から爆誕しその“話題性”から2016年に単独映画「テリファー」が公開、アメリカの某サイト(名前忘れた)にて“最恐ホラー映画ベスト10”なる記事で選出されるもその中で唯一“日本劇場未公開”&“未発売”という?当時サブスクもまだない時代ゆえ日本でお目にかかる機会こそ恵まれず……それが後に怖いもの見たさの変態の口コミとサブスクに参入という形で日本でもその存在を知られるようになりましたが「どんな映画」かと問われても、とても形容しがたい“「グリーンインフェルノ」が可愛いレベル”&“これ以上かける制限が見当たらないのでギリギリ「18禁」で無理やり抑え込み大作戦”とでも言おうか?そしてまたしても日本スルーかと思われた去年アメリカで公開されるなり“嘔吐・失神者が続出”したという吉報が伝令(ネット記事)より既に日本にも届いていた「Terrifier 2」
1階がスタバの劇場でやる映画じゃないよねえええええー!?
否ありがとうございますありがとうございます!?なんと日本でも劇場公開されてしまうという暴挙に打って出た配給会社並びに劇場関係者の皆さまよ心から「道化してるぜ!!」
…と言うわけで思わずウキウキランランでポップコーン片手に入場してしまいました、個人的にはもうすっかり馴染み顔になりましたが前作見た時は衝撃走ったよなー
私はこれより“怖いピエロ”を見たことがない。
まず特筆すべきは看板娘……なんと言ってもピエロの仮装史上「最も恐ろしい?」最恐コスプレ野郎「アート・ザ・クラウン」のこの凶器の顔面、これですよね〜。一度見たら忘れられない夢に出てくる率100%間違ってもキッズに見せちゃアウトすぎる18禁フェイス……メイクアップの真髄、いやホントによく作ったよ。「考えてた人すごいわ」ー。
また「フィクションか否か」ハロウィンの日、アタマのおかしいヤツが黒いゴミ袋片手にピエロのコスプレで街を練り歩き、出会い頭に無差別殺人を繰り広げる“実態のある殺人鬼”でありながら本業はパントマイムなのか「エイリアン」に目がないのと同じように口はあるのに「一言も発しない」これだけでなんとも気持ちの悪い“違和感”を感じさせる。やっぱり恐怖の対象は喋らない方が怖いんですよ!!ふと振り返ると彼が強烈な“顔芸”をしたままじっとしている光景とか伊藤潤二的な怖ささえある。でもって前作のラストでどうやら「“ただの人”ではなかった」ことが判明して一層エルム街のフレディパイセンやブギーマンパイセンの後釜を狙っているかの如くまさに現実と悪夢の間の世界の住人……のような摩訶不思議な存在、それがアート・ザ・クラウンの魅力と言いますか
そしてPART2の本作では「コインランドリーで衣装を洗濯する」衝撃的なシーンが!?あれそういえば前作のラストで死んだよね?そんなヤツがコインランドリーで裸になって一張羅の衣装洗濯……しかも肌白っ!!その様子を眺める不気味なNEWヒロインですか?
この子(子役)の将来が心配
いや本人は案外ノリノリで演じていたかもしれないじゃないかッ!?クラウンの良き相棒?のっけから下剤を飲みまくってお腹ブリブリ座右衛門の謎のゴスロリゾンビ娘が登場。彼女もまた一言も喋らず……てクラウンにしか見えてない?これは一体……
物語は前作の惨劇後、街ではクラウンの「消えた死体」が行方が噂される中、とある姉弟にクラウンが急接近「何故命を狙われるのか」とかそういう類の「WHY」はこの際無視して下さい。さもないと
まさかPART2でワンダーウーマンと闘うことになるとは
の世界観についてこれなくなる故……この辺はもう前作に引き続きメガホンを撮ったデイミアン・レオーネ監督が主演女優に際どいコスプレさせたかっただけの“ただの趣味”全開なだけだと思いますが??ほかにもNHKもぶっ壊したくなる「みんな大好きテリファーのうた」と題した悪魔ソングに前作よりさらにレベルアップした「ハウス・ジャック・ビルト」のマッド・ディロンもびっくり昨今のシネマ界の「配慮」など微塵もする気がない女・子ども関係ない「残虐非道」な行為の数々……はもう“趣味”の次元を超越したレオーネ監督の性癖か?なんの因果お金持ちボンボンのJKを切り裂いて切り裂いて腕もいで脚もいで髪の毛もいで……モギモギフルーツかよッ!!!“いたぶってまだ殺さない”リアル「...シテ...コロシテ」状態に目を背けたくなるやもしれません。いやしかし私のような異常者には「よくぞここまで無意味に痛めつけてくれた」映倫にう◯こ投げつけるかの如くたとえフィクションの世界でも道徳感が許さない“出来ないことをやってくれた”それだけでも120点満点ですよ!?
また80年代ホラーのオマージュともとれるシンセなBGMもいいんですよね〜。今では逆にナウくてシャレ乙な演出。同じく80年代っぽいポスターも部屋に飾りたいくらいカッコいい。そのほか前作に登場した“悲劇の主人公”が再登場(特殊メイクでもはや同俳優が演じてるかも不明)意外と前作との繋がりが濃くて“次回作”を匂わせる展開もあり、まだまだ“終わらない惨劇”といった所でしょうか??その“エンドロール後”のシーンもそうなんですけど
“138分惨劇コース”は流石にキツいわぁ〜!!!(泣)
色々詰め込みたかったんだろうけど世の中にはテンポというものが存在してですね……特にこじんまりしたB級ホラー映画ですと人間の集中力の限界である90分代に収めることは出来なかったのでしょうか……??いえいえ何をおっしゃいますか“138分惨劇コース”ここまでやってくれればグロファンも流石にお腹いっぱいで大満足で劇場を後にできること間違いなしの??この上ないサービス……かもしれません??
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